直前答練も終わったころでしょうか?
いよいよ残り一ヶ月半です。
この最後の追い上げでいくらでもひっくり返ります。
これまで良かった人は油断せず。
これまでイマイチだった人もあきらめず。
当ブログでは一番最初の時点で理解の重要性について取り上げてきました。
これは計算でも理論でも同じ事です。
税理士試験=暗記というイメージがあるかもしれませんが、暗記は理解をした上でやらないとなんの意味もありません。
特に最近の本試験では、単に丸暗記しているだけで合格できるほど甘い問題は出題されません。
これからの時期、解く問題は総合問題が中心になるかと思います。
基礎答練については正解を暗記してしまう程度には回しておきたいところです。
誰しもが解ける問題を落とさない、というのは税理士試験の鉄則です。
応用答練は解くべき問題とそれほど執着しなくてもよい問題が混在しています。
どれが繰り返し解くべき問題かですが、一番間違いがないのは講師に確認することです。
直前答練や全答練ですが、相当に癖の強い問題が出題されることがあります。
専門学校が作成する問題は綺麗すぎるとよく言われます。
問題用紙も解答用紙も実に理路整然と作られているのです。
それに比べ、本試験を作成する人たちは試験問題を作るのに慣れていないと言われています。
つまり、問題の質からすると悪問に分類されます。
直前や全答は悪問に慣れるための問題であることもしばしば。
もちろん時間があるなら回しておきたいところですが、それ以上に問題の癖を掴むようにした方が良いかと思います。
問題を繰り返し解いていく中で「これ、なんでこうなるんだっけ?」というポイントがいくつも出てくるかと思います。
そういう疑問点は放ったらかしにせず、必ずメモをしましょう。
私はA4の裏紙に片っ端からメモしていました。
そしてそのメモが一杯になったら講師室まで質問にいきました。
内容を確認し、その答えをすべてメモして理解が及んでいない点を確認していきました。
これは理論問題でも同じです。
なぜこの設問でこの理論を書かねばならないのか?
これについて徹底的に理解をしなければなりません。
くれぐれも理解をおきざりにして暗記に走りませぬようご注意下さい。