息子の引退試合 | ジュンちゃんのひとりごと

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今日は息子の中学校野球部最後の大会でした。

 
息子とは小さな頃からキャッチボールで遊んでやっていましたが
マラソン大会ではいつもドベだったポッチャリ体型の息子
そんな息子が中学校に入学し、野球部に入ると聞いた時
 
こんなハードなスポーツが息子に続けられるのか?
 
と、親としてはとても不安でした。
しかし、そんな心配はどこ吹く風
人数が少ないため試合に出られる事が楽しかったようで、野球部の仲間もでき、内向的だった性格も明るくなり、生き生きと行動するようになりました。
あんなに運動神経が悪く、どんくさかった息子が、一生懸命に白球を追い、グランドを全力疾走する姿に、僕は何度も勇気をもらいました。
 
しかし、他のチームはスポーツ少年団で野球経験のある選手ばかり。
 
うちの地区の場合、小学校のスポーツ少年団はサッカーであるため、野球部員は中学校から野球を始める子ばかりで、最初から実力に大きな差がありました。
さらに、入った当初、顧問の先生はサッカーしか知らない野球未経験の先生でした。
 
選手も先生もルールを知らない状況に、一応高校で野球経験のある僕たち親は、いてもたってもいられず練習を手伝いに行き、土曜日の練習には生徒の父兄や地元のOB、親が頼み込んで連れてきた監督経験のあるコーチなど、誰かが毎週手伝いに行っていました。
 
野球を始めるには圧倒的不利な状況ですが、これだけ地域住民に支えられている野球部はあまり例が無いと思います。
 
 
試合をやれば毎回コールド負け
他中学校との合同で勝利したことは1度ありますが、入部して以来、単独チームとしては練習試合を含め約30連敗。
それでも、毎回試合には関係している大勢が集い、野球部を応援してきました。
最近まで46対0で負け試合をしていたチームは、今年から頑張って練習試合も回数を重ね、試合慣れはしてきていましたが、勝利とまでは至りませんでした。
 
 
そして無情にも、1勝もすることなく
今日、息子の野球部最後の引退試合となりました。
全試合を見ていた僕でしたが
 
ここまで来たら、もう、勝敗なんて気にするな!
敵は相手じゃない、弱い自分だ!
絶対に悔いを残すなよ!
 
監督でもコーチでもないただの親ですが
みんなで支えてきたチーム
最後にひと言くらい良いのではと思い、そう選手達に伝えました。
 
そして
 
試合開始
 
いつになく大きな声を張り上げる応援席
「神様、最後に1度で良いから、この子達に1勝させてあげてください」
と祈る保護者とその他のみんな
 
 
 
 
その祈りが
 
 
 
 
 
 
 
天に届きました
 
 
 
今日は
 
 
この2年間で一番嬉しい日になりました。
 
 
 
 
野球部
 
 
 
初勝利‼️‼️‼️
 
しかも
 
 
15対1の
コールド勝ち

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初めての勝利が、最後の大会でコールド勝ち

誰も予想していませんでした。

大勝利に歓喜する大勢の人、そして選手の目からは

今までず~~~っと我慢してきた涙が溢れました。

 

全員が救われた、素晴らしい引退試合

 

お前との楽しかった時間が終わってしまうのは、とても寂しいけど

 

息子よ・・・感動をありがとう

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