治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ

衆議院議員おがた林太郎(福岡9区)が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。


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【要旨】

予算委分科会で「日展改革フォローアップ」について取り上げる。不正審査事案後、改革は一定程度進んでいるものの、未だに過去の良からぬ慣行が、規則を脱法的に解釈することで続いているので、それを是正すべきとの質疑。

 

【本文】

 先日、予算委員会第四分科会で質疑に立った際、公益社団法人日展について取り上げました。かねてから取り上げているものでして、国会で2回取り上げています。これまでの私のブログについては、ここである程度纏まっています。

 

 経緯としては、内閣府と文化庁作成のこのクロノロジーが詳しいです。平成25年10月に朝日新聞が不正疑惑を取り上げて、大問題になりました。日展五科の書、特に篆刻の分野の選考において、日本芸術院会員を務める日展顧問が差配をしていた、その際に金銭のやり取りがあった、そういう慣行が篆刻のみならず、書全体にもあったということでした。これらについては、日展が設置した第一次第三者委員会において、そのような事実があったことは否定できないとの結果が出ています。その後、公益法人法に基づく内閣府からの報告要求等と相俟って、日展の改革が進められました。平成26年は文化庁後援は付かなかったものの、平成27年以降は改組新日展に文化庁後援、文部科学大臣賞、内閣総理大臣賞が許可された、概ねこんな感じです。

 

 客観的に見て、改組新日展において改革が少しずつ効果を出しているようではあります。これまで入選を出せなかった社中からも入選が出るようになっていますし、審査体制が一定程度は改革されているという事は私も理解しています。しかし、その一方で既存の慣行が残っていて、改革に逆行する動きがあったり、改革が貫徹されていないのではないかと疑わせるような話があるのも事実です。

 

 私が本件を国会で取り上げているため、よく情報提供があります。その中でも私が注目しているのが、①日展目的でお金のやり取り(謝礼金)をするのは規則で禁じられたが、事実上脱法的に別目的での金銭のやり取りがある、②事前の下見会は規則で禁じられたにもかかわらず、時期をずらすことで事実上脱法的に下見会を維持している、という2点です。

 

 この2点について、前回は昨年4月末に内閣委で質問しています(ココ)。当時もそれなりに厳しく聞いたのですが、その後、フォローアップとして内閣府からこういうペーパーが来ました(直ちに人物、団体が特定されないよう一部、私が黒塗りにしています。)。これを読んでみると分かりますが、当事者の方々は、日展規則では審査員正式委嘱後は当該審査員による金銭の授受や事前指導・下見会は禁じられているが、審査員になる前であれば特に何の問題もないという認識のようです。

 

 しかし、これは脱法的な要素が強いです。改革で金銭の授受や事前指導・下見会を禁じたところ、審査員委嘱前にそれをやる分にはお咎め無しというのは抜け道だらけです。それはダメだろうと思い、予算委員会第四分科会で再度質疑に立ちました(ココ)。

 

 実は昨年4月末の質問後も情報提供があり、審査員委嘱後ですら審査員に対する金銭の授受の事例がある事を示す文書を入手しました。また、ある会では、事前指導・下見会はかつては日展目的で9月に行っていたものが、日展目的でない名目を付けて、会のトップが審査員に委嘱される直前(7月下旬)に行うように変えただけである事を示す文書も入手しました。正に脱法行為の最たるものではないかと思いました。

 

 その証拠となる文書を事前に渡して、内閣府に質問しました。残念ながら、答弁者である公益認定等委員会事務局長は殆ど中身のある答弁をしませんでした。きちんと調べて報告してほしいという依頼すら、真正面から答えませんでした。しかも、私の質疑の最中に(理由は分かりませんが、普通に考えれば小バカにしたような)笑みを浮かべてこちらを見ていました。爾後、少し内閣府に苦言を呈したら課長が説明に来られましたので、きちんと事実関係を調べ切った上で、内閣府としての判断も含めて報告に来てもらう事にしました。

 

 質疑を通じて、問題意識はすべて提示しました。改革された日展規則が脱法的に運用されることなく、しっかりと改革が貫徹する事を望むだけです。その後は政治が出る余地はありません。芸術家の方々に頑張っていただくだけです。

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