girls' talk 2
テーマ:ピュアなままにV
レン、今頃どうしているだろう?
あたしのせいで、いつもごめんなさい…。
ますます暗い表情になっていくあたしに、ルナは珍しく元気づけるように優しく言った。
「まあ、今は謹慎が続いているけど、また元通りに何事もなかったように会える日が来るわよ。
レン閣下は女王陛下やリンダ姫のお気に入りだしね。意外とその日が近いかもよ。
ねえ、音々。物事を悪い方向にばかり考えると、不思議と実際にそうなる率が高いんだから、極力考えないようにするのよ」
ルナは、あたしの顔を下から覗き込んで、深緑の目を大きく見開かせてにんまりと微笑む。
あたしもつられて笑顔になる。
こういう時のルナは優しい。
やっぱり、友達っていいなあ。
としみじみ思っていると、ルナはおもむろに考えてから、興味深そうな目つきで艶っぽい唇を開いた。
「話題も変えて、明るくしないとね。
ーねえ、そろそろ聞こうかと思っていたんだけど。
あんた、レン閣下に抱いてもらった?」
話題の変え方が強引というか、ストレート過ぎる問いかけに、あたしは、さっきの彼女に与えてもらったほのぼのした気分がぶっ飛んで、慌てて首を激しく横に振った。
まあ、彼女らしいといえば彼女らしいけど。
すると、今度はルナが信じられないという表情で首を振る。
「あれだけ長い期間、二人で一緒にいたのに、何もなかったの?
あんたたち付き合ってるんでしょ?」
「いや、その…」
あたしは、彼女に前のめりの姿勢で問い詰められて、口ごもった。
何もなかった、というわけではない。
きわどいところまでは何回もあったけど、邪魔が何度も入ったりで一線は越えてないのよねえ。
ルナははっとしたように、きらりと緑の瞳を鋭くして、低い声音で恨めしそうに言った。
「あんた、まさか、あたしの知らない間に、レン閣下からリセ大佐に乗り換えたんじゃないでしょうね?」
あるわけないでしょっ!
もし、そんなことがあろうものなら、あたしはルナとこうやって普通に喋ってないわよ、制裁が恐ろし過ぎて。
すると、ルナは、うーんと唸った。
「じゃあ、どうして何もないわけ? あんた、『初めて』の武器を出し惜しみし過ぎたとか?
最初は良くても、それを武器にと何度も断っていると男は次第にどうでも良くなっていくのよ。
あんた、その典型っぽいし」
「ち、違うわよっ!」
あたしは否定しつつも、彼といい雰囲気になる度に周囲に妨害され続けてきたので、そういう意味ではルナの推理もあながち間違ってもないなあと思ってしまったのだった。
☆girls' talkはまだまだ続きます…


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