九十九里浜シーサイドオートキャンプ場という名称が長いのでタイトルは勝手にSSACと省略。

17時にはテントの設営、望遠鏡の組み立てなどすべて完了しました。


17時半ごろ海を眺めに散歩しました。戻ってくると入り口のところでオニグモがてきぱきと動き回りながら円網を張っています(動画も撮ってみましたがアップは大変なのでパス^^;)。


クモが夕方網を張ると翌朝まで晴れるというのを聞いたことがあるので天気については保証されたような気がしました。そして実際翌朝まで好天でした。

※いま少しオニグモのことを調べてみたら、朝には網を畳むらしいです。畳んだ網は食べるようです。夜間だけ張るのであれば雨など天気が悪くなりそうなときは張らないほうがいいので少し納得です。

夕方は水星を見て、19時には土星を導入し、LVW3.5mmアイピースで強拡大すると大きな輪と本体のシマ模様までよく見えます。
近所になったキャンパー2家族に土星を見てもらいます。両家族ともちょうどお食事中だったので申し訳なかったのですが、土星が沈んでしまっては見てもらえないのであえて声をかけました^^;。
1家族は3兄弟、もう1家族は姉弟のお子さんたちがいます。
20時くらいになったらアンドロメダ銀河なども見えてくるので、その頃またということでいったん解散しました。

20時ころアンドロメダ銀河を見せようと再び声をかけます。お姉さん(小学3年生)の好奇心の発揮ぶりがすごく、夏の大三角、アルビレオ(サファイヤ色とトパーズ色)、リング星雲、ヘルクレス座大球状星団、ガーネットスター、織姫星(ベガ)、彦星(アルタイル)、すばる、など次々と見せてあげます。
※一番喜んで見てくれたのは織姫星でした。七夕の話などを知っているのでそれも手伝ったのかも知れません。わざとピンボケにしてみたり、接眼レンズから50cmくらい目を離してみたり、いろんな試行錯誤で天体望遠鏡と遊んでいるのが、こっちには斬新でした。



ご両親含めて22時ぐらいまでいろいろとおつきあいさせてしまいました。
お姉さんから、なん時頃になると星が一番きれいに見えるのかと聞かれたので、太陽が真裏にくる深夜12時頃から、と教えてあげると、いったん寝て12時に起こしてくれと両親を説得しています。
私は、天気がよければ朝まで観望してるので、起きられたらいつでもどうぞと返事はしましたが、睡眠を中断できるお子さんは今までみたことないので、朝まで自分の時間だとは思っていました^^。

23時にもなると天の川がはっきりわかります。カシオペアからペルセウス、すばるにかけてのあたり。


今回撮るべき被写体リストの筆頭はバーナード星です。
恒星の動きを観測するため、キャンプに行っては必ず狙っており、実は乙女高原でも撮影しています。


次は、NGC147/185銀河。
カシオペア座のシェダル(Shedir)とアンドロメダ大銀河のちょうど中間くらいにあって、いつも通過だけして撮影されない銀河ペアです。
場所はこのへん。


全体。


説明。


NGC147だけをクロップ。


NGC185だけをクロップ。


リストには無いけど、おまけで撮った天体たち。
ヘルクレス座大球状星団M13


すばる(M45)。25%に縮小。


アルキオーネだけをクロップ。

キャンプ場の蚊が私のくるぶしに作った「すばる」。くるぶしで靴下が少しだけ薄くなったところを狙い撃ちされました。写真は左足内側のくるぶしだけですので、右も外側も同様なのでこの4倍は刺されています(かゆい~~(>_<))


さんかく座銀河(M33


ダブルクラスター(h-χ)


次回は撮る予定だったDSO(DeepSkyObject)になります。
つづく。