第146回 大原美術館 ギャラリーコンサート

河野克典 バリトン・リサイタル
〜シューベルト「冬の旅」〜

日時: 2017.2.18(土) 18:30開演  ※18:00開場(開門)

プログラム:
シューベルト/ ヴィルヘルム・ミュラーの詩による連作歌曲集「冬の旅」作品89  D911  全24曲

ピアノ: 三ツ石潤司

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倉敷の美観地区にある大原美術館で開催された、河野克典さんのバリトンリサイタルを聴きに行ってきました。ブルー音符

コンサートの開演が18:30なので、少し早めに行って、17:00の閉館時間まで美術鑑賞をしました。

 
大原美術館は、子どもの頃から何度も訪れている大好きな美術館。ハート

事業家 大原孫三郎の同意のもと、「広く社会に意義あること、日本の芸術界のため」に 児島虎次郎がヨーロッパで当時の最高の美術品を収集しました。
児島虎次郎の死の翌年、昭和5年に、虎次郎を記念して設立されたのが大原美術館です。

所蔵品は、モネやルノワール、ピカソ、マティス、エル・グレコなど。
質が非常に高いです。カナヘイきらきら
基本的には常設のみですが、いつ訪れてもお気に入りの絵に会えるという安心感があります。


いくつか、絵葉書を購入したので、ご紹介します。

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クロード・モネ「積みわら」1885年

この作品は、もともと松方コレクションだったもの。
現在、国立西洋美術館に所蔵されている松方コレクションを収集した松方幸次郎は、児島虎次郎とほぼ同じ時期にヨーロッパで活躍していました。
しかし、膨大な松方コレクションは散逸。
この「積みわら」は収集家の間を転々としたのち、大原美術館の所蔵になりました。

陽の光に輝く、色彩感豊かな積みわら、
それに寄りかかって休む女性の様子に、暖かな幸せを感じます。



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エル・グレコ「受胎告知」1603年頃

大原美術館の一番重要な所蔵品、エル・グレコ。
躍動感溢れる劇的な宗教画。
やはり、いつ観ても素晴らしいです。



ミュージアム・ショップで絵葉書を購入した後、
一旦、美術館を出ました。
カフェ・ エル・グレコで開場までお茶をする予定でしたが、残念ながら17:00閉店でした。
下矢印
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時間まで、美観地区を散策することに。あしあと

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白壁の裏通りを少し散策して、
カフェで休憩。
喫茶かめやまでフレンチトーストをいただきました。
初めて入るカフェでしたが、
卵液にたっぷり浸して焼いたふわふわのフレンチトーストが優しいお味で、とても美味しかったです。

すっかり満足して、再び大原美術館に向かいました。
 

右側の明るいお店が、喫茶かめやま。
路地の先が美術館のある水路の通り。
下矢印
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ライトアップされた大原美術館。

リサイタルは、この建物の2階の展示室で開催されます。下矢印
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2階の展示室に上がると、奥に舞台が設置され、
その上にピアノが置かれていました。
ピアノは、ベヒシュタイン

全席自由席。
良席に座りたければ早めに並んでおく必要がありますが、空いていれば後ろの席でも構わないので、開場して10分くらい後に行きました。
すでに席は結構埋まっていました。

コンサートは、休憩なしで、一気に24曲を歌われます。

声楽のことはあまり詳しくないのですが、
すごいと思ったのは、歌詞を一切見ずに暗譜で24曲歌われたこと!!!
プログラムには河野さんの対訳による全曲の歌詞が配られていましたので、時折、歌詞を確認しながら拝聴いたしました。

暗譜で歌唱されるので、オペラのような説得力がありました。

失恋した若者が死を求めて彷徨う、壮大な冒険物語。

素朴な疑問なのだけど、この若者は女性に振られたのか、あるいは相思相愛なのに引き裂かれたのか・・。

ほとんどがmollの曲なのだけど、時折、幻想として現れるdurの曲が美しいです。

21曲めの宿屋では、涙が出そうになりました。
死を求めても、死ぬことができず、
結局、強く生きるしかないと悟るのです。
現代の若者も強く生きてほしいと願いながら聴きました。おねがい

声も表現力も素晴らしく、
感動しました。カナヘイきらきら


それと、
名画に囲まれて、音楽を聴く幸せ。カナヘイハート

2階の会場に展示されている作品のうち、
絵葉書を購入したものをいくつか紹介します。下矢印
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エドモン=フランソワ・アマン=ジャン「ヴェニスの祭」

ピアノの後ろ、客席から見て正面に飾られていた大作です。
美術館の名誉理事長様が、このアマン=ジャンの「ヴェニスの祭」に、今回の曲目のシューベルトの「冬の旅」のイメージを重ねてご紹介してくださいました。

左端の冬の重い上着を脱ぐ女性は春を表し、
右へ、夏〜秋へと進み、右端の床に就こうとする女性が冬。
右端の女性の衣服は、左端の女性が中に着ているものと同じ。
だから、この絵に描かれていない冬から春の間が、まさに、シューベルトの「冬の旅」なのだと・・。

イメージが膨らんで、とても興味深かったです。

名画と音楽のコラボ、素敵だと思いました。
芸術鑑賞の楽しみが広がります。


そのほか、

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アンリ・ル・シダネル「夕暮れの小卓」1921年


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藤田嗣治「舞踏会の前」1925年


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ポール・シニャック「オーヴェルシ―の運河」1906年

私の席のすぐ横にあったのは、このシニャック。

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ジョヴァンニ・セガンティーニ「アルプスの真昼」1892年

・・などなど、これらの名画のすぐ隣でリサイタルを聴くことができるなんて、なんという贅沢なひとときカナヘイきらきら


次回の大原美術館ギャラリーコンサートは、
4月15日(土) 18:30開演、
郷古廉さんのベートーヴェン・ヴァイオリンソナタ全曲演奏会の第1回目です。

これは、絶対に聴きに行きます。カナヘイきらきら

14日が、広響大阪定期(大阪シンフォニーホール)
16日が、広響4月定期(広島文化学園ホール)

ちょうど、中日は空いています。

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倉敷館 観光案内所もライトアップされていました。
夜の美観地区は静かで美しいです。カナヘイきらきら


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トルコ雑貨のお店。
ランプが綺麗なので、思わずふらふらと中へ入りたくなりましたが、
20:15に夕食を予約していたので、先を急ぎます。あしあと


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森田酒造の向かい側の、新粋へ行きました。日本酒

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美観地区にある縄のれんのお店です。
おでん左おでん真ん中おでん右
ここは、昔、倉敷出張の際、倉敷支社の方々に連れてきていただいて以来、たまに行かせていただいています。

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森田酒造の萬年雪『荒走り』お酒

(ちなみに、私は車なのでホットのウーロン茶で乾杯です。)

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全8品のコースを予約していました。

写真は、煮物。
なす、里芋、豚の角煮、がんも、こんにゃく・・。
とても美味しかったです。
ルンルン

倉敷の夜を満喫しました。カナヘイ花


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