「明日の15時~」

テーマ:

Ringがお世話になってるフジテレビの方が制作した

政治バラエティが明日15時~オンエアされます。
かなり際どいとこを攻めてます。


日本政治のカラクリがわかる、
無鉄砲なテレビマンが作った作品です。
興味がある方は特に、ない方はザッピングしながらの視聴でも、是非!


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第13回 「鬼あらわる 」

テーマ:

お久しぶりでございます。

今回は私の父「末春(すえはる)」のことを書きたいと思います。

 

短気で酒癖が悪く、

妻の名前を一度も呼ばず、「コラッ!」とだけ呼ぶ男。

だが、粗暴な一面だけではなく、

ホームレスの塩野さんを家に招き、酒で持てなす、

正義感に溢れる憎めない男でもある。

 

そんな鬼と仏を併せ持つ「末春」、

今回は「鬼」の一面ご紹介します。

身長も鼻も高く、中々のイケメンだった末春。

話もそこそこ面白く、盛り場では人気者だったようだ。

 

女性にモテると男はバカになるもので…、

昭和40年代、当時、旅館はあったが手軽なラブホテルなるものがなく、

夫婦以外でいたすとなると双方の家に行かざるおえなくなる。

中年真っ盛りの末春もオイタをしたくなったらしく、

その場所を探していたのだ。

そして、末春は彼女と「ある場所」を訪れた。

そこは川野家。つまりは我が家。

 

家族が居ない隙に…かと思いきや、

末春はそんな器の小さい男ではなかった。

末春は家族が食事中によその女と現れたのだ。

 

「コラッ、帰ったぞ!」

「おかえりなさい。こちらの方は…」

「綾子さんだ。(仮名)」

「えっ?どちらの?」

戸惑う家族、そして綾子さんも同様だった。

 

少し長くなったので、こちらもまた次回に。

ではでは。

 

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第12回 「私が天使だと?」

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短気で、行動が予測不能ながら、

なぜか正義感の強い「末春(すえはる)」。

その長男に生まれた私の中にも、

遺伝子レベルの小さな「末春」がいて、たまに悪ふざけすることがある。

 

その悪ふざけが私の人生を大きく狂わしていたと思っていたが、

実はそれが私の人生であり、ベストな道なのだと、

最近ようやく思えるようになった。

 

だが、そんな私を「天使」だと言ってくださる人が何人かいる。

「天使のような人」という例えではなく、

私そのものが「天使」だというのだ。

ここから先は不思議な話になるので、

お付き合いして頂ける方のみで大丈夫です。

お付き合いして頂ける方がいるだけで感謝です。

 

1人は以前にも登場した高尾在住の台湾の占いの先生。

シャーマンと呼ぶ方もいます。

そして、1人は中野在住で、40代の女性のこれまたシャーマン的存在。

 

私の背中に羽がある訳でもなく、その痕跡もない。

頭が禿げて、面白いこと言うのに、

トレンディエンジェルと名乗っている芸人さんもいるのだから、

私もそのたぐいかと思ったが、

 

そのシャーマンの方々は「現世にも“天使”と“悪魔”が居て、

あなたはその天使なのよ。」と言うのだ。

どうです?不思議な話でしょ。

少し長くなりそうなので、その話はまた次回に書きたいと思います。

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振り返ってみると、私はお付き合いした人を、

下の名前で読んだことがない。

 

例えば、彼女の下の名前が「よしこ」なら、

「よしこ!」と呼ぶのは、付き合っているなら普通だし、

呼ばれた彼女も男女のいい距離感に喜びを感じるはず…なのだが、

 

私は誰一人として付き合った彼女を、

下の名前で読んだことがないのだ。

これは誰の影響かと言うと、

毎度登場する我が父「末春(すえはる)」なのだ。

末春は妻、つまり私の母のことを「コラ!」と呼んだ。

母の名前は「ふじ江」で、川野コラでは決してない。

なのに、名前を呼ばずに「コラ!」と呼んだ。

 

「コラ!醤油」「コラ!たばこ」「コラ!パンツ」

 

私が物心ついた時から母は「コラ」だった。

「コラ」と呼ぶほうも呼ぶほうだが、「コラ」と呼ばれて「ハイ」と答える

母もいかがなものかと思っていた。

末春が母を「コラ」と呼ぶ理由を、直接父に聞いたことはない。

だが、息子の私がこれまでの彼女を下の名前で呼ばなかったのは、

恥ずかしさからだった。

つまりは「呼ばなかった」のではなく、

「呼べなかった」のだ。

 

名前を呼べずに「あの~」とか「あなたの…」とか言っていた。

 

5、6年付き合っていても、平気で下ネタは言えても、

下の名前だけは恥ずかしくて言えなかった。

父ほど乱暴ではないが、

愛する人の下の名前を呼べないのは、

川野家の血筋なのかもしれない。

第10回「末春、怒りの奇行 」

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短気だけど、正義感の強い、私の父の話の続きです。

兄姉が面倒を嫌がり、たらい回しにされた祖父を引き取り、

最期を看取った私の父「末春(すえはる)」。

通夜の席で、何気ない兄の嫌味に、

短気な末春が爆発したのだ。

 

「やってられるか!」

 

 

祖父の面倒も見ずにノコノコと通夜、葬式だけに顔を出して、

「山形は寒いだの。」「熱燗はないのだの。」

遠慮のない兄妹に末春はキレた。

末春はそれだけでは終わらない。

 

祖父の遺体の前に置かれた戒名を、

汲み取り式の便所に投げ捨てたのだ。

(ここはトイレではなく、あくまでも便所と言いたい。)

 

 

うんこに刺さった祖父の分身、

これほどの親不孝があるだろうか。

 

一同、唖然。

 

兄への怒りを何故、戒名にぶつけたのかは謎だが、

末春はこれ以上ない怒りを、

「うんこと戒名」という究極のミスマッチで表現した。

 

しかし、末春の奇怪な行動はこれで終わらないのだ。

遺体の前にあるはずの戒名を失っては、

翌日の葬儀で坊さんが不思議に思うはずだ。

そう思った末春は部屋の片隅に置いてあった、

銀色の菓子箱の蓋だけを取り出し、

ハサミで切り出したのだ。

 

 

四隅を丸くした長方形の蓋に、

末春は投げ捨てた戒名に書かれたあり難い文字を、

マジックで書き始めたのだ。

 

 

翌日の葬儀は菓子箱に手書きした、

末春特製オリジナル戒名でなんとか乗り切った。

あれから40年以上経つが、

私の実家の仏壇にはそのお手製戒名が飾られている。