毎年恒例の「国際新ラテンアメリカ映画祭
」がハバナで開催中(先週の木曜日=4日に開幕しました)。
オープニング作品は、アルゼンチン=スペイン合作の
Relatos salvajes(Wild tales)。
この作品については、アリババ女史のブログをご参照ください。http://aribaba39.asablo.jp/blog/2014/08/15/7414642
36回目を迎える今年の映画祭は、4月に亡くなったガルシア・
マルケスに捧げられています。
その理由はすでに皆様ご存じでしょうが、彼の功績を偲ぶ意味で、下のブログ記事を読み返していただければ幸いです。
マルケスとラテンアメリカ映画
http://ameblo.jp/rincon-del-cine-cubano/entry-11834734069.html
マルケスと国際映画テレビ学校
http://ameblo.jp/rincon-del-cine-cubano/entry-10030941697.html
さて、今年の映画祭の上映本数は全部で478本、うち長編フィクション部門のコンペ作品は21本で、キューバ映画が4本も入っています。
また、ベニチオ・デル・トロが「名誉賞」を授与されました!
「ここに来ると、まるで雲の中を歩いている気分」とコメントした
ベニチオ。変わらぬキューバへの愛と尊敬の念を強調しました。
映画祭では、彼がコロンビアの麻薬王を演じた映画『(仮)パブロ・エスコバル:失われた楽園』
のほか、別の出演作Guardianes de la Galaxia
も上映。
Marysol からもう一言
そういえば、ローラン・カンテ監督(仏)がキューバで撮ったRegreso a Itaka(イタカへの帰還)が上映されないのはなぜか?という批判の声がありました。
「キューバの失われた世代(50代~60代を指す?)」を主人公に、友人との別れや家族の離散をめぐる葛藤が描かれているそうで、キューバの人気作家、レオナルド・パドゥラが脚本を書いています。ベネチア映画祭出品作。