MARYSOL のキューバ映画修行

【キューバ映画】というジグソーパズルを完成させるための1ピースになれれば…そんな思いで綴ります。
★「アキラの恋人」上映希望の方、メッセージください。


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昨日に続き、きょうは黒澤監督の『椿三十郎』(1962年)を借りてきたDVDで見ました。
『用心棒』 (1961年)の続編だったんですね。
マリオ先生が10年前に書いたレポート(黒澤作品を通して日本の精神文化に迫る内容)に“Yojimbo(El Bravo)……Sanjuro”と併記されていたのを見て、てっきり『椿三十郎』のことだと思いましたが、両作品の主人公とも“三十郎”を名乗っていたんですね。しかも思いつきみたいにして。

こういう“インプロビゼーション”(即興性)もキューバ人に受ける理由かも…。

計画的に事を運ぶよりもゲリラ戦法が好きらしいです。


さて『椿三十郎』ですが、『用心棒』と肩を並べる面白さと映画的魅力満載。
日本人なら必見です!キューバ人と話すためにも。



『用心棒』が空っ風の吹きすさぶ荒涼とした風景(登場人物を含め)なのに対し、 『椿三十郎』は武家屋敷が舞台になるので、日本家屋の美にも触れられる上、たおやかな女性も登場するし、内容的にも東洋的な含蓄を含んでいるのが特徴では?
剛と情の『用心棒』に対し、柔と老獪さが加味された『椿三十郎』
“空っ風”“椿”

“乾(寒)”“潤(温)”


こうして観ると、両作品は“一対の屏風絵”のよう。


実は最近日本の美術展などを観ていて感じたのですが、日本文化の特徴(長所)のひとつに「補完の関係」があるのではないでしょうか?
単独で完結しようとせず、対照的なもの同士が補い合う関係。


『椿三十郎』で印象的だったシーンにも「補完関係」を感じされる箇所がありました。
“三十郎を疑うグループ”と“信じるグループ”に分かれたとき、三十郎の跡をつけることにするのですが、判断が偏らぬよう両グループから二名ずつ選んで尾行させるところ。


昨年暮れのキューバ滞在中、日本びいきのマリオ先生とキューバ好きの私の間で絶えず文化談義をしていたのですが、そのときも私は先生にそんなことを話してみました。
早速また報告してみよう。


最後にもうひとつ『椿三十郎』で印象に残ったシーンを。
それは三十郎が「あばよ」と言うシーン。
しかも今度は二回も!
「あばよ」というのは、三十郎のキメ台詞?
『用心棒』『椿三十郎』と見て、私もすっかり「あばよ!」の言い方をマスターしました。
もし今度ファン・パドロンに会うことがあったら、先に言ってみたい、「あばよ!」って

     Sanjuro

               

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