特許事務所での忍耐

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とある特定の案件で、仕事の効率が極めて低下している。

普通は修正するとしたら、文中に直接書き込まれたものを見て直すか、場合によっては口頭で説明を受けて直す。

このとある案件は、書くべき内容が始めに示されていない割りには、その内容で書くように言われ、何度も何度も追加で内容が変わって行っている。

こういう仕事をやると他の仕事も遅れて、致命的だ。

しかも、直す内容を事細かに、質問されながら確認の話をされるから、どれだけ時間があってもきりがない。

さすがに、1時間以上続けて修正の説明を聞いていると疲れる。

トータルすると2日分ぐらいは相談を含めて聴いているだろう。

これが重要なところや、特許性がある話ならばよいが、重要でなく、特許性もない部分の話が多い。

事業活動での重要性は、特許性が低い内容の方が大きくなるのは分かるが。

特許になりにくい広い発明の内容は、事業活動から見れば重要な位置付けにはなる。

特許にならない可能性は高いが。

20分以上でも、あまり意味がないと思ってしまっている話を聴いているのは極めてしんどい。

これが1時間以上となるとなおさらだ。

ものすごく説明好きなクライアントの場合には、通常の3、4倍の時間をかけて発明を説明される。

こちらは、聴いて書くことが仕事だから、聴くのを拒むことはできない。

だから、そこが一番の忍耐どころだ。

特許事務所では、部下の文章をチェックする人の説明がものすごく長いこともある。

日が浅いうちはこれをいかに辛抱強く聴けるかが成長の鍵となる。

チェックする人のやり方に合わせなければ、仕事の効率は一向に上がらず、無能呼ばわりされてしまうおそれもある。

無論、チェックする際に、本当に間違っているところが多い場合の修正は極めて難しいと思う。

文章を書くことは簡単なようで、多様性があるから実に難しい。
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