慢性じんましんを、どうケアしていくか? | 原因不明の体調不良からすっきり抜け出すコツ

原因不明の体調不良からすっきり抜け出すコツ

頭痛、胃痛、じんましん、更年期・・・検査しても原因がはっきりしない、でもツラい症状は、身体だけでなく心もしんどいですね。なぜこれらが起きるのか、どう対策したらいいのかを、東洋思想の陰陽五行説をもとに一緒に考えていきましょう。

● 慢性じんましんを、どうケアしていくか?

こんにちは。光藤 明美(みつふじあけみ)です。



私が、陰陽五行を知ったきっかけが、自身の慢性じんましんだったせいか、受講される方にも、慢性じんましんや、かゆみに悩んでおられる方が多いですね。

じんましんが続いて悩んでいるときに、先生のブログに出会い、講座を受けてみたいと思いました。

自分の体質や、性質にあてはめて、納得する事もあったり、そうなのかなぁと思う部分を考えたりして、これからの生活に活かせることもあり、参考になりました。

京都市・Fさん

Fさん、かゆみってツライですよね。

しかも、それが原因不明で慢性化してしまうと、どうしていいかわかりません。

慢性じんましんの場合は、セルフケアだけでは厳しい時もあります。

皮膚や顔が腫れてしまうこともあるので、そこはやはり皮膚科の先生や、アレルギー専門の先生、漢方薬などのチカラを借りることも必要です。

薬を使わないことにこしたことはありませんが、ガマンしすぎて睡眠不足になったり、ゆううつになって引きこもりになっては逆効果なのですね。

ツラい時には、チカラを借りていいと思うんです。

そして、回復してきたら、生活の中で改善法を見つける。

私は、それがいいように思います。

とはいえ「なんで慢性じんましんが起きるんだろう?」ということは知っておいた方がいいですね。

まず、いつじんましんが出るのか?を観察する必要があります。

・仕事を終え、家に帰り着いたとき
・強くストレスを感じたあと
・お風呂上り
・睡眠に入るとき
・朝起きてしばらくしたあと

こうしたタイミングででるなら、リラックスモードにスイッチが入ったときに出るタイプ。

私もそうです。

リラックスモードになると、カラダはたまっているストレス物質を排除しようとします。

血流がよくなり、かゆみの元ともいわれる「ヒスタミン」も出やすくなります。

ところが、もともと白血球の中の「リンパ球」が過剰気味の体質だと、いろんなものや出来事に反応しやすくなる。

かゆみ物質が、大量に産生しやすい体質と言ってもいいかもしれません。

どうしてそんな体質になるかといいますと…

・日頃からあまり体を動かさない、運動嫌い
・室内にいることが多い
・朝日を浴びることがない
・日光のもとで動くことがない
・深夜まで残業が多い、または夜勤がある仕事
・睡眠時間が不規則
・過食気味、または食欲の増減が激しい
・色白
・肥満気味
・胃腸が弱い
・緊張しやすい
・過呼吸を起こすことがよくある
・甘いもの、炭酸飲料が好き
・親が過保護
・逆に、親が厳しい、不仲

などが関係してきます。

実はこれ、自律神経の不調にもつながることなんですね。

つまり、慢性じんましんの原因のひとつに、自律神経も関わっていることが多いと思うんです。

自律神経については、こちらの記事をご参考に。

ということは、自律神経にいい生活を心がけていけば、結果、慢性じんましんの改善にもつながるのでは…と思うんですね。

私が最近、また慢性じんましんが再発したのですが、振り返ってみると、このところウォーキングを休みがちで、考え事ばかりをしていました。

お天気もいまひとつで、朝日を浴びることも少ない、という生活が1か月ほど続きましたね。

というわけで、また朝のウォーキングを真面目に再会しております。

あと、かゆみが出たときの、とっておきの対策法。

「深呼吸をゆっくり、深く」

できたら、カラダの中のストレス物質を、ふーっと吐いて出すイメージをもつといいです。

かゆみが少しずつ緩和してきますから、ぜひ試してみて!

緊張していることが多いと、呼吸が浅く、少なくなります。

特に自分に厳しい、完璧主義者、白黒はっきりつけたいなどの性質を持つと、いつもきりっとしていますから、無意識のうちに息を止めていたり、浅かったりする人が多いようです。

慢性じんましんは、治まるまでにとても時間がかかります。

ですが、自分のカラダに起きていることを知り、いまできることを手当てしていけば、改善できるものだと思います。

また、たとえ再発しても、不安がおきません。

冷静に自分をみることができるようになります。

まずは、呼吸と、無理のない運動。

ここから始めてみませんか?