冬は「水=腎」の季節ってどういうこと? | 原因不明の体調不良からすっきり抜け出すコツ

原因不明の体調不良からすっきり抜け出すコツ

頭痛、胃痛、じんましん、更年期・・・検査しても原因がはっきりしない、でもツラい症状は、身体だけでなく心もしんどいですね。なぜこれらが起きるのか、どう対策したらいいのかを、東洋思想の陰陽五行説をもとに一緒に考えていきましょう。

みつふじあけみ*陰陽五行&アロマカウンセラー*ココロとカラダの声を聞く*


長崎はまた雨になりそうです。
気温は少し上がりそうですね。

こんにちは。
博多・長崎で陰陽五行を元に、ココロとカラダのお話をしています、みつふじです。

この冬の季節は五行で言うと「水=腎」の季節になります。

これまでも、腎についていろいろ記事を書いています。

【参考記事】

腎臓と親子と膀胱炎?

夜明け頃にやってくる「アレ」。

腎も呼吸とつながっている。


私たちの腎臓はちょうど左右の腰のあたり、背中側にあります。

生まれたときには、親からもらった生命エネルギーを貯蔵しています。

生まれながらに持っているこの生命エネルギーを「先天の精(せんてんのせい)」といいます。

そのエネルギーがあるので、赤ちゃんはお乳だけでも、すくすくと育っていくんですね。

生まれるときに何らかの事情があって未熟児や難産で生まれてきたりすると、この先天の精が弱いため、子供の頃によく風邪をひいたりと病弱なことがあります。

実は私も難産で生れた子だったらしいです。

うーん。子供の頃から華奢で弱かったのはそのせいなのかしらん(^_^;)

そして、その先天の精は、だいたい6歳ごろに使いきるのだそうです。

そして、今度は食物を食べ、消化し、それをカラダのエネルギーとして蓄える。

これを「後天の精(こうてんのせい)」といいます。

腎臓は水分代謝以外にも、こうしたエネルギーの貯蔵の役割もあるんですね。

自然界においても同じで、植物達は春の芽吹きに備えて球根の中にエネルギーを蓄えていたり、固い芽の中で冬を越していたり、動物も冬眠にはいりエネルギーを温存しています。

なので、腎の季節は冬、なんですね。

関わる感情は「恐れ」。

ちょっとしたことで驚いたり、やたらと怖がる、こうしたとき、腎に負担がかかります。

実は腎臓は肺呼吸に合わせて、上下に動いているんですね。

驚いてはっ!!と息をのむと、肺もきゅっ!と息をのみ、その下にある腎臓も、きゅっ!と動いてしまう。

この運動が、生理的な動き以上に頻繁におこると、負担がかかってしまうんじゃないかと思います。

他にも腎については、いろいろあるんですが、今日はこのへんで。