#268 Mr.Dyson 第1410話 | りくつの多いねずみたち

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ビリヤード場で暮らす、ねずみたちの日常を描いております。

 

 

 

 

「このような狭い空間を計測したのは」

 

考えてみると、

 

彼は、自我に目覚める前、初めてのテストでビリヤードテーブルの掃除をしているのだが、このときはモード選択によるものであり、計測はしていない。

 

それ以前となると、まったく記憶にないか、あったとしても、機能テストくらいであり、自主的に計測をした可能性はとても低いと思われる。

 

そして、

 

アルフレッド号の船内に運ばれてからの彼は、当然のこととして自分がいる船内を計測したことだろう。

 

つまり、

 

「このような狭い空間を計測したのは」初めてなのである。

 

 

※続きは、また明日。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ある日の日曜日。

 

いつものように台の掃除をしていたライフだったが、前夜に行われた変電設備の点検に伴う計画停電の影響を受け、十分な充電が行われなかった充電式掃除機のバッテリーが底をつき、突然、止まってしまった。

 

このことを重く見たライフは、太陽電池による充電システムを搭載した、新しい掃除機を作ることを強く決意する。

 

そして、ソフトウェア兼システムエンジニアであるPCの協力を得て、人工知能による自律制御システムを備えたロボット掃除機が完成し、テストの当日を迎えることができた。

 

しかし!

 

まさか、そのロボット掃除機をめぐり、奇妙奇天烈、奇々怪々、奇想天外な物語が展開するとは、夢にも思わなかった。

 

 

--- あなたは、まだ、普通の掃除機をお使いですか? ---

 

 

『Mr.Dyson 第1話』は、こちらにあります↓

http://ameblo.jp/rikutsunoooinezumitachi/entry-11292657698.html

 

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