ポケモンを改造する⑪イベントの追加・改変Ⅰ
今回はイベントの追加方法を紹介していきたいと思います
TOPを見ていない方は改造のTOPページ からご覧ください
今回もバックアップを取ることをお勧めします
①今回もバイナリエディタを使います
バイナリエディタでROMを読み込んだら、前回と同様にダミーデータ(FFがたくさん並んでいるところ)を探しましょう
見つけたらその値をメモするなどしておきます
今回では「006C86D0」を使います
②まずはどのようなイベントを追加したいか考えます
今回は基本的なメッセージの表示をやってみましょう
スクリプトに関してはwiki を参考にしましょう
※以下、wikiの内容を参考にした部分があります
③では、以前使用したバイナリ入力支援ツールを開きます
出力された16進数をさっそくバイナリエディタを使ってダミーデータのところに書いておきましょう
④次に、wiki を参考にしながらスクリプトを書いていきます
メッセージを表示させるには、メッセージを読み込むスクリプトとメッセージを表示させるスクリプトの二つが必要です
・メッセージを読み込むスクリプト
「0F 00 ** ** ** 08」
・メッセージを表示させるスクリプト(今回は通常の表示法を選択)
「09 06」
メッセージを読み込むスクリプトの**にはメッセージを書いておいたアドレス「006C86D0」を入れるのですが、記入の仕方にポイントがあります
先頭の00を抜き、2個ずつに区切り逆順で入力します
つまり今回の場合メッセージを読み込むスクリプトは
「0F 00 D0 86 6C 08」
ということになります
2つあわせた
「0F 00 D0 86 6C 08 09 06」
そのアドレスもメモしておいてください(今回は006C86F0)
これで指定したアドレスにメッセージを表示するスクリプトが追加されました
⑤ではいよいよゲーム中で表示させるための作業に入ります
AdvanceMapを起動してください
注:
ここから先、メッセージを表示させる対象によって方法が異なります。場合に応じて使い分けてください。
⑥-Ⅰ
ここではあらかじめ用意された人物のセリフをまるごと変える方法を見ていきたいと思います
イベントの追加・改変を行いたいエリアを左から選びます
今回は「ALABASTIA (4,0)」を選びました
では「イベントの設定」タブを開き、対象となる人物を選択、右の欄に注目してください
そこのオフセットというところを、③の最後に書き込んだ場所「006C86F0」の先頭の00を抜いて$を付けたものに書き換えます
これだけです
⑥-Ⅱ
次に、人物などのオブジェクトを新規に作成し、メッセージを表示させてみましょう
今度はALBASTIA (3,0)にやってきました
右の欄の下の「イベントマネージャー」というところに注目してください
これは現在のそれぞれのオブジェクトの数を示しています
今回は人物を追加しようと思うので、「人の数」を一人増やし、4にして「設定」を押してください
するとなにやら画面が出ましたね?
これは、追加するに当たってその情報をどこに書き込むかを指定する画面です
「Search Bytes」ではダミーデータを検索して追加、「Specify offset」では追加するアドレスを指定できます
今回は後者を使ってあらかじめ探しておいたダミーデータに人物の情報を書き込んでみたいと思います
それでは「Offset」に新しいダミーデータのアドレスを⑥-Ⅰと同じ要領で書き込んでください
するとMAPの左上にPアイコンが表示されたと思います
これで人物の追加はできました
以前紹介した方法で人物の設定をしてください
☆ちなみに「設定」→「オブジェクトの表示」にチェックを入れることで目当ての画像Noをすぐに探し出すことができます
そして⑥-Ⅰと同じ要領でオフセットを指定すれば作業は完了です