7月21日(金)に四日市文化会館で行われた平成18年度巡業中央コースに行ってまいりました。
いつものごとくネタバレ気味です。これから行かれる方でダメな方はとばしてください。
一、ご挨拶
二、松本幸四郎 監修 『歌舞伎噺 -新しい歌舞伎への誘い-』 一幕
三、歌舞伎十八番の内 『勧進帳』 長唄囃子連中
まず、幸四郎さんのご挨拶。
チラシその他には“素顔でご挨拶”とわざわざ書いてあって(笑)、
「素顔に何の意味があるねん。」と思っていたのですが、スーツ姿での10分ほどのお話。
ご当地ネタで、名物や祭りの名前などをちりばめてお話されていました。
特に四日市市には“万古焼き”という焼き物が有名なのですが、それを歌舞伎の小道具にからめてお話。
それと三重県の東員町というところがお爺さんの7代目幸四郎さんの出身地で、
そこには7代目さんの銅像もあるとの事。
その東員町では今でも子供歌舞伎がさかんで、子供歌舞伎で勧進帳をやった子供たちを招待した時に、
「おじさんは皆みたいに上手くやれないかもしれないけどがんばるよ。」と言ったら、
「うん。」って元気よく言われて、このことが忘れられないとおっしゃってました。
『勧進帳』は何日にも渡った話でなく上演時間の70分間に起こったそのままの出来事ですので、
その事を頭に入れて観てみてくださいと締めてらっしゃいました。
続いて『歌舞伎噺 -新しい歌舞伎への誘い-』は、進行の錦弥さんが客席から登場。
歌舞伎の歴史や立役・女方の説明のために“出雲阿国”で翔太さん、“名古屋山三”で伊助さんが登場。
紹介と説明が終わったあともお2人は後ろでいちゃいちゃしていました(笑)。
残念ながらオペラ忘れたので遠目からでしたけど、翔太さんはすらっとしていてすんごくきれいでした。
続いて“奴”の信之さんが花道で踊り(たぶん・・・・)、舞台で簡単な立ち回り。
ストレッチとかしちゃったりして、とってもお茶目な奴さんでした。
舞台は助六の舞台にもなっている吉原の仲の町の場面。とっても華やか~~~。
御簾内、義太夫、ツケなどの説明。
お客さんの中からお2人に舞台の上に上がってもらって、
女の方には簡単な立ち回り、男の方には着物を羽織って女方の台詞。お土産付き(笑)。
男のお客さんが舞台を降りる時には錦弥さんがちゃんと靴べらを用意、さすが~~~。
最後は錦弥さんの口上で幕。豪華な歌舞伎鑑賞教室って感じで楽しかったです。
20分の休憩の後に『勧進帳』。
亀三郎さんの声は相変わらずいいねぇ~~。もっともっともっと聴きたんだけど・・・・・・・。
富樫が真ん中で決まるところは「ほ~~~~っ」と言葉が出るほど格好良い。
2階から見たので4人のフォーメーションがきれいなのが良くわかる。
富樫の「今は疑い晴れ候~。」の台詞の前にもうちょっとためがあるといいのになぁ~~と何となく思った。
にしてもこの富樫という役は格好良い役だなぁ~~。誰がやっても惚れてしまいそう![]()
いったん弁慶が花道を引っ込んだ後、幕が再び開きそこには染五郎さん。
幸四郎さんは花道を戻ってご挨拶。ゼ~ゼ~ゼ~・・・・・・(笑)。
染五郎さんは前に出てご挨拶するもお声は聞けず・・・・・・・・・・・・残念。
こんな感じでしたが、『歌舞伎噺』のコーナーもあったので、楽しそうな笑い声もたくさんあがっていましたよ。
近場で観る歌舞伎というのもいいものです。
役者の皆さんはこれが終わったらすぐ大阪に移動されて、大阪泊まりだったようです・・・・ご苦労様。
車
で歌舞伎を観に行くというのは初めてで、それくらいのところであった巡業なのですが、
近いというのは気合が入らないという事で・・・・・・・・・・・・・・・(笑)、
すごい大雨で出かけるのが時間ギリギリになるし、そのため会館に着いたときには駐車場がもういっぱい。
仕方ないから観劇後お惣菜を買う予定の(笑)百貨店の駐車場に車を停め、会館までダッシュ!!
・・・・さすがに今回は開演に遅れて「素顔でご挨拶」は見られないかも・・・・と諦めましたが、
何とか開演5分前に到着。息を整えながらの着席でした。
会館についたは良いものの、
2-3日前にギリギリで取ったチケットだったので2階席での観劇なのにオペラを忘れる、めがねを忘れる。
遠い駐車場に止めたのに、会場までは雨が小ぶりだったので車の中に傘
は忘れる、駐車券も忘れる。
あかん・・・・・やっぱり気合が足りん
もっと余裕を持って用意しないと。
この会館の2階は初めて座ったのですが、とても観やすかった。
前席にすんごい前ノメラーさんがいたのですがそれでも無問題。
亀三郎さんの声も聞けたし、翔太さんのきれいな阿国は観られたし、染五郎さんの富樫も格好良かったし、
今回も大満足でございました。


