10年ほど前に日本から自家用車をお持ちになったMM2Hの方が、今度はお帰りになるということで、その自家用車を日本へ移送することになりました。今回はそのお手伝い。
いつものように夜行バスで12日の深夜、KLに向けて発ち、13日は朝からプスパコム、JPJ、税関、保険会社を回り最後にケラン港。本当は、時間があればJPJに戻りたかったのですが、途中保険会社のオフィスを探すのに手間取ってしまい、JPJへは昨日(14日)に改めて行きました。
①プスパコム
輸出前の車検が必要で、検査日時の予約をしてから行くと比較的スムーズに行くようです。
今回は私、予約をして行かなかったので焦りましたが(前回は必要なかった気が・・・。)輸出前の車検は多くの車両が必要とする車検とはカテゴリーが違い、検査の場所も別なので、それほど待つことなく終了。助かりました。周りのオジサン達は皆、親切心からでしょう、「予約がなけりゃまず無理」とか「予約してないならあっち(セキュリティのほうを指す)行ってどうすればいいか訊いてごらん、中に偉い人いるから」とか、いろいろ教えてくれたんですが、結局はカテゴリー違いでした(笑)
②JPJ
Wangsa MajuのJPJはプスパコムの隣。車の所有者であるお客様に二度お越し頂くことにならないようにするために、JPJに寄って道路税の払い戻しや輸出のための登録抹消に必要な書類の確認。登録抹消には原則的にご本人の出頭が必要なため、ご本人確認をこの時にしてもらいました。
登録抹消に必要な書類は以下の通り。
見えますかね?拡大すれば見えると思いますが、一応書き出しましょうか。
・Borang permohonan JPJ K1C
・Surat pemohonan
・Kad pendaftaran asal
・Salinan Kad Pengenalan/Passport pemilik
・Cukai Jalan/LKM (jika masih berkuatkuasa)
・Laporan Puspakom B2
道路税の払い戻しに必要なのは次の書類。
・Borang JPJK6 yang diisi LENGKAP.
・Salinan VOC
・LESEN KENDERAANMOTOR (Roadtax) - Perlu DISERAHKAN semasa membuat permohonan.
・SALINAN Mykad Untuk Pemilik Berdaftar
・Salinana Mykad Penbawa Dokumen Permohonan
・Surat Kebenaran kepada Wakil yang HADIR untuk membuat permohonan BAYARAN BALIK LKM
・Penyata Bank/Buku Bank atas nama PERSENDIRIAN yang masih AKTIF mengikut kepada BORANG JPJK6 yang diisi.
・Resit Bayaran LESEN KENDERAAN MOTOR (Roadtax)
マレー語分からないので訳して下さいっていうご依頼はナシにして下さい。
ご自分で手続きをなさる方は翻訳もご自分でどうぞ。(笑)
以前は道路税のシールの台紙がないと道路税の余分に支払った分の払い戻しはできないと聞いたことがあったと思ったのですが、今回確認しましたら必要ないとのことでした。
払い戻しは一ヶ月単位なので、今月初めまでにお手続きができれば6ヶ月分が返って来たことになりますが、持ち主の方はお車が11日まで必要ということでしたので、やむなく13日からのお手続きとなったのでした。
この手続きでお手元に戻るのは今回の場合ですとRM183.00となります。日本円で4,500円程度ですが、ちょっと美味しいものを食べに行けそうなくらいの金額ですから払い戻ししてもらわない手はないですよね。
なお、上のチェックリストとは別に、道路税の払い戻しなしキャンセルという方法もあります。今ちょっと思いつかないですが、便宜上こちらのほうが良いという場合もあるのでしょうね。(その場合は下の書類を提出。)
③税関
JPJの後は先に済ませたほうが良い税関へ。
Syarat Kと呼ばれる、JPJでの登録抹消の際に先に税関で抹消をしてもらっておかないといけないものがあります。その依頼をしに行きました。
JPJで「今日すぐやってもらえます」と言うと「そんなに早くできないでしょ」と言われましたが、今までもすぐやってくれましたし、一昨日もすぐにやって下さいました。この部門のトップは中華系のお歳を召した感じのTuan Tohという方なのですが、私のことを覚えて下さっていていつも良くして下さいます。ありがたいことです。
ここでの依頼に必要といわれる書類はK1(輸入時の書類)、MOFからの免税許可書(輸入時の書類)、MOFからの輸出許可書(輸出のために新たに取得する必要のある書類)。これ以外にも仮承認レターは?とか訊かれますがあればなお良し、なくてもOKでした。もちろんパスポートの顔写真ページのコピーは必要です。
④保険会社
道路税が5ヶ月分戻ってくることからも分かりますが、保険料も半年近く分が返金されることになります(保険料の計算は1日単位のはずです)ので、特に大型車や新しい車の場合は額が大きそうですよね。これも、払い戻しを放棄しても良い(里帰りの手続きをする業者で払い戻しの手続きまで進んでやる業者はあまりいないと思います。特にその業者が取り扱った保険であればなおさら。だってもらったマージン、保険会社に返さなきゃいけなくなるでしょ?)んですが、せっかくちょっとの手間で戻ってくるのならと保険会社にご足労頂き、必要な書類にサインをして頂きました。サインをして頂いた書類は私が保管し、車が出港した日をキャンセル日とする予定です。でないと、港に保管してある時に何か起こって保険が必要な時に困るので。こちらは今回は概算でRM300からRM400戻ってくるのでは?と思います。
なお、今回は気の利く保険会社スタッフで、「日本でまたその車に乗るのなら、マレーシアでのNCDが使えるように書類を発行するわよ」と言ってくれました。この点は私も言われるまで気づきませんでした。今回からは手配して差し上げられそうです。
⑤ケラン港
道路税のシールを剥がした後は、そのままでは公道を走らせることはできません。なので、ここまで全て終わってから車をケラン港近くの通関業者に引き渡しに行きました。そこで道路税のシールを剥がし、私だけ昨日14日にJPJに道路税の払い戻し手続きと登録抹消手続きをしに戻りました。
登録抹消手続きは、係の方がいらっしゃれば昨日中にできたかもしれないんですが、あいにく会議中ということで、また何時まで待てば良いのかも見当がつかず、でも登録抹消後の書類が通関で必要なので、この受け取りだけは通関業者にお願いしてペナンに戻りました。
次回ご依頼頂くことがあるとすれば、手順を少し考え直す必要があるかもしれないと思っています。もっとスムーズに済ませるために。
でも、今回も特に躓くこともなく、お客様は満足して下さったようでした。昼食の時間がすっ飛んでしまったのが申し訳なかったですが・・・。しかも私までご馳走して頂いてしまいました・・・。
ご馳走して頂いたのはNU Sentralの中のDollyという飲茶(Dim Sum)屋さん。
日本でいう1階の、モノレールへ続く高架の下の出入り口から二軒目だったと思います。お隣りは確かCoffee Beanだったかと。
写真のものは全部美味しかったです。
そして、ブカプアサ(断食を終えてする夕方日没後の食事)用のメニューもありましたので、イスラム教徒も食べられるお料理のようです。(ビールを置いていましたが・・・汗)
ラマダンの間だけのランチメニューというのもありました。
ちょっと高めですが、また行ってみたいお店の一つとなりました。
お客様にはどうもご馳走様でした。
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