かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき

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デオドラント製品の主成分と効果メカニズム


というわけで前回の記事に引き続きデオドラントのお話です。

今日は多方面から指摘されているデオドラント剤のリスクや注意点についてまとめます!



◎皮膚障害の発生リスクが増加!!




まず第一にデオドラントの副作用で最も多いのは『皮膚障害』です。

かぶれや皮膚炎、アレルギーなどなど、、


効果的に汗と嫌な臭いの発生を抑制してくれるデオドラントは確かに便利ですが、

過剰な頻度で使用すると皮膚に異常が起こることがあります。


また肌に対して刺激の強い成分が主成分になっているものもあるので、
(清涼感のあるものはエタノールが高配合になっている)

そういうタイプを使用していきなり患部が痒くなったり腫れてしまうということもよくあるそうです。



さらにデオドラント剤の主成分に使われている塩化アルミニウムなどの「収れん剤」は、

これらの成分の化学反応生成物で汗腺を塞ぐことによって発汗を抑制しています。


この時の生成物の一部は皮膚のタンパク質と反応して別の物質となるのですが、

この時出来上がった変性タンパク質がアレルギーの原因となることがあります。


また汗腺を塞いだ化学物質が排出されないまま何度もデオドラントを塗布し続けると、

汗腺内部で汗が溜まり正常に発汗されないことで、

『汗疱』などの皮膚障害を発生することもあります。



皮膚障害については塗布量がどうしても多くなるロールオンタイプによく見られると言われています。

過剰な頻度での使用や肌の弱い人の使用には十分気をつけなければなりません。





◎制汗剤で『熱中症』になる!?


制汗剤の過剰使用による危険性で現在専門家が特に注意喚起しているのはこれです。


元々「発汗」というのは体温調節のための機能です。


体内の熱が増えた時に汗を放出し、

汗が気化する時のエネルギーの吸熱によって体温を下げる働きがあります。


「汗が出る=体温が上がっている」ということであり、

これは人間の健康を維持するための生理現象の一つです。



本来ワキや足の汗は部位的に気化しにくく、

体温調節の機能をあまり担っていないと言われています。


なのでワキや足のみの使用であればこのリスクはさほど高くないと言えます。


しかし最近ではデオドラント製品の使用法がかなり杜撰になってきており、

人によっては全身に噴霧したりする場合が増えています。


特にスプレータイプのデオドラントの場合

広範囲に簡易的に塗布できますし、


ものによってはひんやりとした清涼効果を持っているものがあります。
(エタノールベースのものなど)


こういった類の商品の場合不用意に全身に使用してしまい、

その直後に運動をするなどの条件が揃うと

全身の発汗機能が満足に機能出来ない状態となっているため、

短時間の運動などでも熱中症を引き起こしやすくなる

という問題が指摘されています。



実際に最近の夏場では中高生の熱中症の事件が増えていますが、

デオドラント剤の功罪を指摘する声もあります。




◎デオドラントの使いすぎで逆に臭くなる!?



ワキ臭の基本的な原因は菌類の繁殖によるものであると前回説明しました。


皮膚に生息している雑菌が汗の成分などを分解することで不快臭を発生します。

なのでこの雑菌の活動を抑制する『殺菌剤』がデオドラントの主成分に使用されています。



しかし殺菌成分というものには「見境(みさかい)」という概念がありません。


そこに菌がいれば全部の菌に効果を発揮してしまうのです。

これが非常に厄介です。



実は悪臭を発生させている菌というのは皮膚の上に存在する『皮膚常在菌』のうち限られた種類のものだけなのです。

なのに殺菌剤ではこの区別なく全ての菌を滅菌していきますので、

過剰な頻度で使用を繰り返すと


皮膚常在菌が根こそぎ全て殺されてしまうことになります。



もともと皮膚常在菌は皮膚表面の健康を維持するために非常に重要な役割を担っています。


皮脂を分解して弱酸性の脂肪酸を生成したり、

悪臭や皮膚障害を起こす雑菌の繁殖を抑えたり…


なのでこれを全て滅菌したとなれば、

皮脂の正常な分解が行われなくなり肌本来の殺菌システムが阻害され、


今度は常在菌以外の別の雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。


使い過ぎは禁物!「殺菌剤」の効能と注意点②


これを菌類の逆転現象などと呼ぶことがありますが、


デオドラントを多用するあまり元々の体臭よりもっと臭いが強くなってしまうということが稀に起こるそうです。


殺菌効果のデオドラント剤の使用はやはり色々と問題がありそうです。




◎その他にも様々な問題が…



制汗剤には沢山の『香料』が配合されいているのが一般的ですが、

この香料が悪さをして他人に悪影響を与えることも懸念されます。

→「香りブーム」に潜む危機!? ~香料の有毒性と「香害」について~



あと制汗剤の主成分である『アルミニウム塩』は、

体内蓄積することでアルツハイマー病のリスクを有意に高めるという研究結果もあります。


もちろん皮膚への塗布ではほとんど体内には浸透しないので

それほどの影響があるとは言えませんが、


スプレータイプの場合は空気中に霧散するので

それを吸入することで体内に摂取してしまうことも考えられます。



その他にもまだ重箱の隅を突けばいくつか出てきそうですが、

デオドラント剤を直接皮膚に塗布するということは

それだけ多くのリスクを背負うということでもあります。



またロールオンにはロールオンの、スプレーにはスプレーの、というように

どちらかが安全というわけではなくそれぞれにそれぞれのリスクが存在していることも伺えます。



もちろん『こんなリスクがあるから絶対使用しちゃダメ!』とまでは僕は申しません。

中にはデオドラントが無ければ生活が出来ない、という深刻な悩みを持つ方もいらっしゃいますからね。


ですがリスクは知っていても損になることはありません。



出来ればそういう方にもこの記事をきっかけに、

よりリスクの低いデオドラントとの付き合い方を考えて頂ければ幸いです。




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