かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき

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「収れん化粧水」


というものをご存知でしょうか。





スキンケア化粧品には様々なものがあるもので、


そのうちの一つとして、


ただの化粧水とは違った「収れん化粧水」なるものが存在します。




「毛穴ケア用の化粧水」



とかなんとか言われていますが、、



実際のところこの化粧水が何者なのか、


きちんとご存知の方は少ないでしょう。



今回はその「収れん化粧水」のメカニズムと、



実際にこれが必要なのかどうか・・・



というお話をしておきたいと思います!




◎そもそも「収れん」って何?




「収れん」


とは


「収斂」


と書きます。




辞典的な意味では、


1 縮むこと。引き締まること。また、縮めること。収縮。



ということになります。




つまり「収れん化粧水」とは、


「引き締め」


の効果を持つ化粧水ということになります。



収れん作用とは


お肌を引き締め、キメを整える作用のことですね。




◎「お肌が引き締まる」とは?



肌が引き締まる


とか

キメが整う


というのは一体どのような現象なのでしょうか?



そもそもそれが分からなければ話は始まりません。



肌の引き締めに関与する肌の生理現象は二つあります。


一つが「毛穴(及び汗腺)の収縮」です。


そしてもう一つが、


「角質層の収れん」
です。





◎毛穴の収縮について



毛穴や汗腺を収縮させるのは実は非常に簡単です。


ポイントは「冷やす」ことですね。



皮膚は汗を出すことで温度を調節しています。



暑いと感じれば

毛穴や汗腺から汗を出し、温度を下げます。


逆に冷たいと感じると

これらの孔を閉じで熱が逃げないようにします。



ですから「冷水で引き締め」というのは、





簡単に言えば毛穴や汗腺を閉じる為に行っているのですね。




ただこれは周囲の温度に応じて毛穴などが勝手に反応するので、


冷水で冷やしても冷たいのはその時だけです。



実のところはしばらくすれば元に戻ってしまうものなのです。




なので結局あんまり意味が無いのです(^_^;)




◎角質層の収れんについて


次は

「角質層の収れん」



という話です。



「角質層の・・・」


という言い方をしてしまっているので


角質細胞そのものが収れんするのか?という感じに聞こえますが、



それは違います。


角質細胞はもう剥がれるだけの死滅細胞です。



水分を得て膨張することはあっても、


薬剤に反応して縮むなんてことはありません。



「角質層が収れんする」


というのは簡単に言えば、


角質細胞間の「すき間」が縮むということです。




この「すき間」が縮めば、


肌はキメが整って見えます。



この為の方法はいくつかあります。



最も単純なのは先ほども言いましたが、

「角質を膨張させる」
という方法です。



角質細胞はケラチンが基本になっているので、

水分を保持することができます。



角質が水分を蓄えれば単純に角質が太り、

「すき間」が小さくなりますね。



なのでただの保湿剤でもある程度キメを整える効果はあるということです。





他の方法としては

「すき間」を埋めている物質を除去する


という方法があります。



ちなみにこの部分には主に

・水

・脂質(セラミドやリン脂質など)


が折り重なるように詰まっています。



この部分の物質を「間充物質」と名づけたとすれば、


間充物質を溶出させるのに適した物質であれば


角質の収れんが可能ということになりますね。



それが例えば

「エタノール」「プロピレングリコール(PG)」などの

アルコール性溶剤です。


アルコールは水と油の中間的な性質を持っていますので、

間充物質をある程度溶かすことができます。


もちろん全部溶かし出すほどの効果はありませんが、


皮膚表面の脂質を少し溶かすくらいの効果はあるでしょう。



この作用ですき間が縮むので収れん効果を得られます。




さらに角質の収れんにはもう一つ方法があります。



それは「皮下組織に刺激を与える」ことです。


皮下組織というのは↓の画像に示している部分です。




本当はもっと複雑なんですけどかなり簡略してます(^_^;)


皮下組織に刺激を与えると皮下組織が驚いて収縮します。


生き物の組織はびっくりすると反射的に小さくなろうとする性質があります。



そこで皮下組織が縮んでしまえば、


土台が縮む事で表皮の角質も同様に縮まざるを得なくなり、


結果的に収れん効果を得ることができます。



↓こんな感じですき間が縮みます。

(わかりにくいですよね・・・苦笑)



簡単に言えば「刺激のある成分」を肌に塗布することで


収れん効果を得ることが出来るということですね。


それが「ハマメリスエキス」「カキタンニン」


など「タンパク質変性作用」を持つエキス(収斂剤)などです。





という上記の方法が、

基本的に肌を引き締める為の方法ということになります。




まぁお気づきの方もいるかもしれませんが、


「水分を吸収させる」以外の方法は


お肌にとってはかなりの負担になることですよね。




◎収れん化粧水は刺激物!


そう、

収れん化粧水の成分を見ていると、


どれもこれも


「エタノール」や「PG」が大量に配合され、

さらにはタンパク質変性効果の強いエキス類が配合されています。




肌を美しく見せるために使うとされる


「収れん化粧水」


なんと刺激物の固まりということだったのです!




このような化粧水をもしも毎日でも使おうものであれば、


お肌にとっては相当の負担ですよね・・・。。



それでもみなさんのお肌には、


「収れん化粧水」は必要ですか?







◎「毛穴を縮めるため」に収れん化粧水は×



「毛穴が目立つから・・・」


ということで収れん化粧水に手を伸ばす人がいるかもしれません。



確かに収れん化粧水を使って

皮膚の細胞そのものが収れんすれば、


その時だけは毛穴が目立たなくなるかもしれません。



ですがこれは長い目で見れば毛穴の開きにとっては逆効果です。


なぜなら毛穴が開いてしまうのは角栓が過剰に作られるからです。


角栓は毛穴周りの角質細胞を崩して作られているので、


角質細胞を弱らせるような刺激的な行為は
(角栓パックやピーリングなども含みます)


全般的に毛穴の開きには逆効果になるのです。






スキンケア化粧品には収れん化粧水だけでなく、


「ふき取り化粧水」や「ピーリング」や「パック」

などなど様々なよくわからないものがありますね。



しかしこれは僕がこのブログを解説してからずっと言い続けていることです。


下手なスキンケアはやればやるだけ肌を疲弊させ、

その結果として肌の正常を壊してしまうのです。





化粧品というのは、実は化学薬品の固まりです。


それがどのような作用をもってどのようなメカニズムでどんな効果があるのか


それを理解せずに使うというのは非常に危険なことなのです。



「よくわからない化粧品」


にはくれもぐれも手を出さないようにしましょうね。






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