かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき

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もうすっかり季節も冬です…。

この季節はとにかく「乾燥」の季節ですね!



乾燥の季節のお肌のケアについて、

リクエストをいただきましたので本日は


「保湿化粧水」


についてのおはなしをさせてもらいますね。


スキンケア記事はまだまだあまり書いていないので、

これからどんどん増やしていきたいですね!



さて本題の前に、


みなさんは「化粧水」使ってますか?


ちなみに僕は使ってないです(^^;)


フォーレリアくんがいるので全く必要ないのですけど、


乾燥と言えばまずは「保湿化粧水」と考えるのが一般的かと思います。



保湿化粧水とは、

だいたい以下のような成分配合になっています。


水:70~80%
保湿剤:10~20%
有効成分:5%程度
界面活性剤:1%程度
防腐剤:1%程度


さてこのように眺めると、

どうやらその成分のほとんどが「お水」のようですね。。

化粧水一本10000円とかするものもありますから、

しっかり中身は選びたいですね。



ところでこの化粧品は「保湿化粧水」ですから、

一番ポイントになるのは

お水よりも「保湿剤」ですよね。


保湿剤というと、


・ヒアルロン酸

・トレハロース

・リピジュア

・コラーゲン

などがよく知られていますが、


実際のところ化粧水に含まれる保湿剤で、

これらのよく知られた保湿剤よりもたくさん使われる成分があります。


それは

「グリセリン」「BG」です。


これらはアルコールの一種で、

水との親和性が高く安価なので

ベースの保湿成分として化粧品類にはよく配合されています。


まぁまともな化粧水であればその成分表示が

水、BG、グリセリン、(その他の保湿剤~)

という感じになってくると思うのですが、


実は時たま以下のような成分表を見ることがあります。


「水、グリセリン、BG、エタノール…」

とか、

「水、エタノール、グリセリン、…」


などなど、


保湿成分として、

「エタノール」が高配合の化粧水を見ることがあるのです。


エタノールは有名なアルコールですから、

確かに水と混ざる性質があり、

水との親和性が高く、保湿力が無いとは言えません。


しかし

エタノールが高位に配合されている化粧水は

高確率でお肌を乾燥させてしまう危険性があるため、

できる限り選ばないようにしなければいけません!




◎「エタノール化粧水」はお肌を乾燥させる?



「エタノール」という成分について、

みなさんはどの程度ご存知でしょうか。


このエタノールが「お酒」に含まれる「アルコール」と全く同じものであることは

まぁ大体一般常識的に知っていて欲しいことです。


基本的にアルコールの性質として、

水に溶けやすいという性質があります。


グリセリンやBGもアルコールなので、

お水には溶けやすいです。


それはエタノールも同じで、グリセリンやBGと同様に水との親和性が高い物質です。


しかしエタノールにはグリセリンやBGとは異なった性質があります。


それは「揮発性」と呼ばれる性質ですね。



揮発性とはつまり、「気化しやすい」という性質です。



どんな液体物質でも、

沸騰しなくても時間がたてば空気中に気体となって蒸発していきます。


ちょっと水を床にこぼしても数時間もすればいつの間にか水は消えてしまいます。

これは誰か心優しい人が拭いてくれたわけではなく、

時間が経つうちに蒸発してしまったということです。


エタノールはこの性質が非常に強く、


水とは比べ物にならない速度で気化していきます。




実はエタノールはこの気化の際に、

周りの水分子も一緒に巻き込んで気化してしまうのです。



その為周囲にあった水がエタノールと一緒に蒸発してしまい、

結果的にしばらくするとお肌が乾燥していってしまうというわけです。



しかし、なぜこのような乾燥を招くような成分を高配合にする化粧品があるのでしょうか。


実はそれはエタノールの気化によって

化粧水の「浸透」を演出するためなのです。




◎エタノールで「浸透」を演出?



まず「浸透」を感じる為の条件を考えると、

化粧水が肌に吸い込まれる

というような現象を考えるのではないでしょうか。


肌に吸い込まれる…ということは、


しばらくしたら液体が無くっている…ということです。


もし浸透の速度が速いのであれば、

その液体が無くなるのも早くなければなりません。


実際には肌は吸収器官ではないのですから

化粧水の液体が肌に吸収されていくなんてことはありえませんが、
(表面を膨潤させる程度の力はありますが)


もしもここにエタノールを大量に配合していたならば、

その液体は水も含めてみるみる消えていくわけです。


なにも知らない人が見れば、

それは液体が肌に吸収されているように見えてもおかしくありませんね。


その為、

「浸透!」というのを全面に押し出している化粧水は

エタノールベースの場合が多いです。


また、

液体が気化する際には


周りの物質からエネルギーを吸収するので

ひんやりした感覚を感じることができます。


お肌がなんとなく液体を吸収しているような錯覚を覚えるため、

この作用も同様に浸透を演出する為の性質として利用されています。





よって、化粧水にエタノールが高位配合されることは望ましくありません。


エタノールは

液体基剤を飛ばして有効成分だけを残したい、

というような化粧品にならベース配合されても構いませんが、
(ヘア用アウトバストリートメントなど)


液体を出来るだけ保持したい、

という用途の化粧品にはベース配合されてはいけないものです。



実際には化粧品の保湿成分が肌に浸透するなどということはありえず、

せいぜい肌表面の角層にとどまる程度です。

しかもリキッドベースでは保水性が高くても蒸発して

しばらくすれば乾燥を感じてしまうでしょう。




本来人の肌は皮脂を分泌してお肌の水分が蒸発するのを防いでいます。

つまり皮脂が適当量分泌される正常な肌であれば、

特に自分で頑張って保湿する必要性などありません。




最近では強力な脱脂力の洗剤(石鹸含め)で顔を洗って、

根こそぎ皮脂を落としきってから、

お肌がカラッカラに乾燥した状態をわざわざ自分で作って、

大した保湿作用の無い化粧水を付けて、

美容液、乳液、パック、マスク、etc…

と、これまた大した作用の無い無駄な「スキンケア」を重ねるわけです。


乾燥する季節は

洗顔などでできる限り肌の脂質を取り過ぎないようにして、

リキッドベースではなく

ゲルベースの保湿剤乾燥を感じたそのときどき

かるく伸ばすと良いでしょう。


しかし一番重要なのは、

肌の皮脂を取り過ぎないことです。

保湿剤でのケアは、「気休め」程度のことだと割り切った方が良いでしょう。


どんなに高い化粧品でも、

お肌の内部に浸透して、美しい肌を作ることなど出来ないのですから。



それでは今日はこのあたりで。





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