かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき

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セッケンについて、

これまでいくつかその性質の特異性についてお話してきました。


石鹸は危険?~意外と知らないセッケンの化学~


界面活性剤のタンパク質変性作用 ~ラウリル硫酸より強いのは…~


その他いくつかアップ済みですので、

ブログ内検索で「セッケン」など調べてみてください!
(サイドバーの一番上にブログ内検索があります)




石鹸は今まで解説したように、

実は非常に扱いが難しい洗剤です。


健康的な人ならば皮脂が分泌されるボディ用としての使用については

そのアルカリ性が直ちに中和されて活性作用を失うので、

あまり問題になりませんが、


これが一度シャンプーとしての使用ともなると、

驚くほど扱いにくいものなのです!




◎石鹸シャンプーが髪に合わないのは





毛髪の構造は↑のようになっています。

コルテックスやメデュラという内部構造を、

「キューティクル」という魚の鱗のような外部皮膜物質が覆うような構造です。



石鹸シャンプーが髪に合わないのは、

この「キューティクル」という部分に原因があります。



http://www.fides.dti.ne.jp/~star/hair/hair1.htm
毛髪・頭皮の構造HP



キューティクル領域を模式的に表した図が↑です。


キューティクル領域の構造は簡単に言うと

「一枚の板を何枚も貼り合わせている」ような構造になるのですが、

そのキューティクルを綺麗に貼り合わせているのが

「CMC」=細胞膜複合体(Cell Membrance Complex)

という物質であり、


キューティクル同士を綺麗に貼り合わせてくれる接着剤の役割を担っています。


{3FFCC356-BC6A-49CE-AD2D-31E4274D939C:01}
左:CMCでキューティクルが綺麗に貼りあわされている毛髪
右:CMCが無くなり、キューティクルが剥がれている毛髪


↑右のような状態になるのは、

CMCが溶けだしてしまって、CMCが無くなってしまうからです。


このような状態を作ってしまう一つの原因が、

石鹸などが持つ「アルカリ性」なのです。



CMCは弱酸性物質であることから、

アルカリ性に溶解しやすく、


アルカリ性の石鹸などを使うとキューティクルが必要以上に剥離して、

摩擦が上昇してしまうのですね。



このため、石鹸シャンプーを使用し始めた当初は、

驚くほど髪がギシギシになってしまうのです!





◎石鹸シャンプーのメリット 「ギシギシ」が収まる?


石鹸シャンプーに切り替えても、


そのギシギシ感に苛まれ、

フケや石鹸カスに悩まされ、


一ヵ月もした頃にもう耐えられなくなって止めてしまった…

という話はよく聞きます。


しかし一方では、

そのような症状を乗り越えるとギシギシが収まり

驚くほど髪が「しなやかに、強靭に」なるという

話も聞かれています。


これは本当なのでしょうか?


途中断念してしまった人からすると

もはや信じられない話とも思うかもしれませんね。



実際のところ、それは真実だと思われます。
僕は実際に試したことがないので断言はしにくいですが(^^;)


なぜかといえば、それもまたセッケンの持つ特異性によります。


セッケンは

アルカリ性領域では強力な界面活性剤の性質を持ちますが、

酸性領域では「高級脂肪酸」という油性物質の性質を持ちます。



石鹸はそれだけを水に溶かすとアルカリ性になりますので、

そのまま使用したときは界面活性剤として汚れを落とし、

またアルカリ性によって毛髪のキューティクルに作用します。


しかし、

なんらかの方法でそれを弱酸性にしてしまえば、

界面活性剤としての性質はなくなり、


「高級脂肪酸」と呼ばれる油性物質として働くようになるのです。



この高級脂肪酸とは、

ツバキ油、アルガンオイル、オリーブオイル、アボカドオイル…

など一般に毛髪に対してコンディショニング効果のある「オイル」がありますが、


それらのコンディショニング成分の主要物質です。

特に髪馴染みの良い脂肪酸として「オレイン酸」や「リノール酸」、

「パルミトレイン酸」などが知られますが、


セッケンはこれらの脂肪酸を、その構造に持ち合わせることができます。
ex:オリーブオイル石鹸、馬油石鹸など


↑セッケンの構造式


上記の構造の左側の「長い炭素骨格を持った弱酸」こそが、

上記に示す「高級脂肪酸」のことであり、

※「高級」とは価格が高いという意味ではなく、「炭素骨格が長い」という意味です。


この高級脂肪酸は

毛髪のキューティクル領域の溶出したCMCの代わりに

毛髪の接着物質として働き、

キューティクルの剥離を抑える
だけでなく、


油性物質として毛髪をコーティングし、

毛髪にしなやかさを与えることができるのです。


高級脂肪酸はCMCに比べて比重が重いので、
吸着が続くと毛髪が太く、重たくなってくるようです。
そして油性成分ですから、当然サラサラよりはギットりした感触に近づきます。



つまり石鹸はなんとかうまく使いこなすことができれば、

意外と悪いものでもない、、、ということなのですね!



◎石鹸シャンプーを使いこなすには…


しかしやはり以前にも言いましたが、

石鹸をシャンプーとして用いるには上記のように

大きなデメリットがあります。


そのデメリットを容認してなお石鹸シャンプーを使いたい…


という方には今後、

石鹸シャンプーの正しい、ダメージしにくい、


使用法をまとめて行きたいと思います。





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