かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき

美容と健康、美髪と美肌にまつわるケミカル裏話を美容に詳しい「化学の先生」が分かりやすいコラム形式で徹底解説!
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じゃくさんせいの~♪




というキャッチコピー、

皆さんもよくご存知だと思います。


弱酸性と言えば誰もが知ってるあのボディソープ。



そう、ビ○レuですね(小声)


これは世間一般に大々的に知れ渡る

「弱酸性ボディソープ」です。



弱酸性に関するお話は以前こちらで紹介しています。

弱酸性がカラダを守るわけ



僕のこのコラムで言えば弱酸性はお肌を守ってくれる…

ということですから、

じゃあこのボディソープはお肌に優しいということになります。


ですが、
実は僕、

このボディソープは絶対に使えない体質なんです。


このボディソープでカラダを洗ったが最後、

体中が痒くて痒くて仕方がなくなります(泣)


あれ、

弱酸性のボディソープは

お肌の環境を乱さないのではないのでしょうか?


自分で言っておきながら、

尋常じゃなく乱されてしまっています。


これは一体なぜなのでしょうか。

この点に関して、今日は少し考えてみたいと思います。




◎ビオ○uはお肌に優しい?


結論から言えば、

このボディソープはお肌に全く優しくありません


赤ちゃんにも使える?

ええ、健常な赤ちゃんなら問題ありません。

…ですが敏感肌の子どもには使って欲しくないですね。


弱酸性なのにどうして??


と思うかもしれません。


しかし実際には、


「弱酸性」だからと言って必ずしもお肌に優しいわけではないのです。



そのあたりのメカニズムを少し解説しておきましょう。




まずは例のボディソープの成分表を見てみましょう。

水、アルキル(c11、13、15)リン酸K、ラウレス乳酸Na、デシルクルコシド、エタノール、カプリン酸グリセリル、ジステアリン酸グリコール、ラウラミドプロピルベタイン、ポリクオタニウム-39、ラウリン酸ポリグリセリル-10、コカミドMEA、PG、ラウリン酸、リンゴ酸、DPG、ラウレス-4、ヒドロキシプロピルセリルセルロース、PEG-65M、クエン酸、安息香酸Na、メチルパラベン、EDTA-3Na、BHT、香料


ベース洗剤はアルキルリン酸カリウムですね。

えー性質的にはラウリル硫酸ナトリウムと非常に似ています。
(なんとなく名前が似ているでしょう。笑)

この洗剤は大昔に「リン」による湖沼の富栄養化問題で注目された

環境汚染洗剤の一つなんですけどね(^_^;)

高い脱脂力と刺激性、及び残存性があります。


次のラウレス乳酸Naはデータが無いので花○さんのオリジナルでしょうか。


多分ポリオキシエチレンラウリルエーテルに乳酸をくっつけてイオン化させたんでしょうから、普通のラウレス硫酸よりは洗浄力がマイルドになっているでしょう…。

あとデシルグルコシドは食器用洗剤によく使われる洗浄力の高い洗剤です。



と、ここまででかなり高威力の洗浄剤が軒を連ねていますね。

本当に赤ちゃんも洗う気があるのか?と言わんばかりの洗剤郡です。


なぜここまで高洗浄力の洗剤が配合されているのかと言うと、


実は洗剤の多くは酸性条件では洗浄力が鈍ってしまう性質があります。


つまり、

弱酸性で十分な洗浄力を確保するには、

相当強力な洗浄剤を用いなければならない
ということになります。


その為弱酸性のボディソープの多くは、

皮膚に対して負担の大きい高洗浄力の洗剤を

配合しているケースがほとんであり、


弱酸性だからお肌に優しい

というロジックは全く通用しないのです!



また、弱酸性のボディソープが抱える問題はこれだけではありません。


その皮膚残留性も同様に問題となります。




◎弱酸性ボディソープの皮膚残留性


実はこれらの一般的な弱酸性洗浄料に用いられる洗剤は

「中性洗剤」と呼ばれる合成界面活性剤です。

本来から弱酸性なのではなく、

中性であり、弱酸性でもまぁ使えるよ という洗剤です。


合成界面活性剤は基本的に分解を受けにくく、


例えば石鹸などの生分解性の高い洗剤であれば

皮脂などと中和されたり微生物により分解され

すぐに洗剤としての機能を失活しますが、


合成洗剤の多くはそうではなく、

皮膚上でその洗剤機能をほとんど失いません。


安定性が高く変質しにくい、というのは

こういう場合には欠点になりますね。


つまり皮膚に対して刺激の強い洗剤が、

中々分解されずずっと皮膚上で悪さをし続ける


という結果を招くわけです。


そりゃあ僕みたいな敏感肌の持ち主には堪らないわけですね。




◎お医者さんが石鹸を勧めるのは


つまりこういう状況を加味すれば、

皮膚科医のほとんどが皮膚疾患のある患者に対して

「石鹸を使いなさい」という理由がわかるでしょう。


石鹸は生分解性が高いので、

洗浄力の高さやアルカリによる刺激はありますが、

さっと流せば皮膚上に残留しないのです。

残ってもすぐに皮脂によって中和され、
常在菌が分解してくれます。
(もちろん健常な肌の場合ですが)


対して市販のボディソープは

皮膚残留性が高く強力な刺激を持つ洗剤が

大量に配合されているものですから、


それは石鹸の方がマシと判断されるのも当然と言えるでしょう。





ちなみに皮膚科で高価なボディソープやシャンプーを販売しているところもありますが、

やはりそういうことをするのはあまり良い医院とは言えず、
(おおかたマルチや権威商法関連の粗悪品です)


まともな医者なら患者にお金をかけさせる訳にもいかないので、

安価な石鹸という選択肢しかないのでしょうね。





◎結局弱酸性はダメなの?



問題なのは中性洗剤のボディソープを

ただ単に液性を弱酸性にしただけだということです。


世の中には

「酸性石鹸」と呼ばれる

生分解性が石鹸並で、

弱酸性で十分に洗浄力を発揮する洗剤もありますし、


ノニオン界面活性剤という

アルカリ性とか酸性とかいう条件に関わらず

十分な洗浄力を発揮する洗剤もあります。
(そして比較的低刺激です)


メーカーはそんなこと当然知っていますが、

製造コストをできる限り抑えなければいけないので、


そういう高価な洗剤を原料には使わないのです。



つまり、


弱酸性がカラダを守るのは間違いではないですが、


捉え方を間違えれば思わぬ弊害を得てしまうかもしれません。


常に物事は、一側面では判断できないものなのですね!




あ、ちなみに弱酸性のボディソープで僕のオススメは

ココイルボディソープです。

1Lで4000円近い価格になります。

これくらい高価なのですが、効果は確かです…。




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