経営者の底力
テーマ:ブログスカイ・ブルー・パートナーズ代表の國分です。
立春を過ぎてもまだまだ寒さの続く毎日ですが、風邪も流行していますので、ぜひ皆様におかれましては手洗い・うがいの励行を心掛けてくださいませ。
ご存知のとおり、経営においてリスクコントロールは非常に重要です。
しかし中小零細企業の経営者は、自分自身のリスクコントロールには限界があります。その一番の理由は、大企業のサラリーマン社長と違い、経営者自身がとても大きなリスクを取ることをすべての絶対条件とされるからです。たとえば具体的には、金融機関からの資金調達の際に融資条件とされる経営者自身の連帯保証人などが挙げられるでしょう。皆様がすでによくご存知のとおりです。
借入れ金額にも拠りますが、各行合計で数千万円単位ともなれば、事業失敗の際には残額を法人に代わって経営者本人が全額返済しなければならない状況となります。さまざまの状況の進捗により、その総額が減額される可能性は高いですが、それでもベースとなる収入を失った経営者にとって完済するには並大抵の苦労では済みません。実際、その多くのケースが経営者自身も法的に自己破産する結果となる場合が非常に多いです。個人の自己破産は、その時点以降、経営者本人への返済要求も止まりますが、多くの場合、自宅など個人資産を大半失うことになり、それ以上に、現実として本人が再び表舞台に再起する可能性を非常に困難なものにさせます。
ゆえに、中小零細企業経営者の多くが事業運営と伴に、大きな個人的リスクを取ることになるのです。欧米などとは異なり、日本の場合、このリスクはより鮮明なものとなっているのが紛れもない現実です。しかし逆に、そのリスクを取ってもなお、起業して果敢に自らの信念に基づき事業運営を行う日本の中小零細企業経営者だからこそ、ほかにはない確かな覚悟があるのです。負けられない覚悟があるのです。
いまや国家の将来を託した政治家でさえ、このリスクもなく(責任を取ることもなく)日本の政治を行っているがために、ご存知のとおりの有り様です。一部には、10年以内に日本の財政破綻が現実となり、日本経済に未曾有の打撃を与える可能性も否定できないといわれているにもかかわらずです。ちなみに、この責任を取るとは、これまた政治の世界にあるような、職を辞すの類いではありません。経営者の皆様なら、よくご存知だと思います。辞めて済むなら、誰も苦労しないのです。これは、責任を取ったのではなく、まさに無責任と言うべきでしょう。
こんな不確実性の高い時代にあっても、日本の中小零細企業経営者の皆様には、ほかの誰にも真似することの出来ない、確かな底力があるのです。
だからこそ、いまこそ、その確かな底力を最大限に発揮して、経営に立ち塞がるあらゆる難局に果敢に立ち向かい、そして持ちうるかぎりの力を振り絞り、乗り越えていただきたいと願っています。日本の中小零細企業の経営者なら、たとえどんな困難があろうとも、必ず乗り越えられると信じています。いま踏ん張るときです。当社は心から応援しています。
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