【宙(そら)模様】

9月1日から2日にかけて(世界中の時差による)

日食(アフリカ、南太平洋、インド洋などでは金環日食)

を伴う新月がおこります。

 

月食は直観すなわち感性的知覚が鋭くなるので、

さほどは恐れられてはいないのですが、

いかにも満月というのは自分の内なる感情が増大化しやすいので、

興奮気味になったり、体の中の水分の増加によるムクミが

女性にとっては大敵となりますよね。

 

新月はそこいくとちょっとラク。

でも、今回の新月は日食であり、

しかも土星と火星はまだ近しい場所に位置しています。

水星は木星との合、金星とも近しい位置ありますが逆行中ですし、

この三つの天体のかたまりは他の天体とメジャー・アスペクトを取っていないので、

三天体のみで仲良く語らう(しかし、水星の逆行により、

過去のトラウマの浮上やニュースの誤認についての話題が

私たち個人の頭をいっぱいにしてしまう可能性もあります。注意です)

 

火星・土星の嫌な組み合わせはさらに海王星との凶角、

プラス日食となる太陽そして新月とも凶角を成しています。

 

ですので、地震・テロはこの前後には起きる可能性は大。

そして何よりも、経済面でのよいニュースは聞けませんよね。

世の中、どんより。

そんな感じですが、この天体の配置をプラスに生かす方法もあります!

 

まずは勉強・読書に励むこと。

特に勉強についてはおさらい・復習が功を成します。

あとは、楽しかった思い出を頭の中で探し出すこと。

トラウマになっている過去とはきちんと向き合うと、

ここで癒しておくことが可能です。

 

日食前後は気の合った仲間との会食がオススメ。

ただし、深い話は禁物です。

笑える、軽い話題が一番の安らぎとなります。

 

女性は過去に自分が好きだったジュエリーなどを取り出して着けてみましょう。

お守りがわりになってくれますよ。

断食はパワフルな効果をもたらしますが、

いかにも活力を失わないように気をつけつつ、おこなってください。

私は活力がないな〜と感じた時は、重湯またはギーをお湯に溶かして

ターメリックと生姜を入れたものを飲みます。

ただし、後者は飲みづらいので、お醤油を少し垂らし、息を止めて飲みます。

 

また、ひとり静かに好きなことをして過ごすのもよく、

木々、湖水などの自然の中に身を置くことは心に栄養を与えてくれます。

 

さて、今回は乙女座での日食ということですが、日食ですから、

必然的に月も太陽もノースノードに近いですね。

そして、ノースノードの反対に位置するサウスノードの近くに着目してみましょう。

海王星が位置しております。

これは海王星が「悪しき業」を含んで、日食に睨みを利かせている、という配置です。

 

マッサージを受けたりなどの癒しや心地のよい音楽を聴くなどにはよいのですが、

うまい話で人に騙されたり、決断がなかなかできなかったり、

また世間的には石油がらみでの金融界のスキャンダルや経済のダウン、

悪しき動きをする宗教がらみの攻撃、すなわちテロ、

信仰やスピリチュアル系にハマりすぎの散財などを後押ししやすくなります。

 

個人的にはイライラが募り、焦燥感にかられることもあるでしょう。

しばらく頭の中をからっぽにして、「答えは後々、自然にやってくる」

そんな、ゆったりとした気持ちを持ちましょう。

 

ここまで書くと負の要素が多いような印象になってしまいますが、

個人のホロスコープ、特に出生図にこの太陽&新月とよい角度を成す天体を

お持ちの方にはかなりパワフル=有益に働くはずです。

 

自分の中に怒りを溜めず、その怒りの根底にある要因を、

客観的に分析できる乙女座の日食パワーを利用して、

イライラや興奮を「活力」「モチベーション」に転化し、

神経過敏となった方に関しては、その不安感や恐れ、自信の喪失などを

「繊細で他者の感情の機微がわかる、感性のするどい自分」と認識し、

クリエイティヴな活動の源としてみてください。

 

新月の願いに関しては乙女座が得意とする「健康に関すること」を

「願い」というよりは「もうすでに自分はよくなっている」という現在過去形の

「完成したかたち」で書き出してみるとよいでしょう。

 

じきに、幸運の星、木星は「調和」と「美的センス抜群」の天秤座へと移行します。

世の中に平和の前にまずは「調和」が訪れるよう、祈りましょう。

心が美しい、心地よい、愛らしい、と感じることを優先して行動するのであれば、

木星はあなたの味方です。

 

悲観主義を手放す時です。

劣等感も捨て去りましょう。

 

今回の日食の私から皆さまへ捧げるアファーメーションの言葉は・・・

「私は勇敢である」です。

たとえ、そうではなくとも、勇敢であるかのように振る舞いましょう。

冷静沈着な勇敢さ。ラディカルではない勇敢さ。

自暴自棄にならない、自分を大切にする「真実の勇敢さ」を意識してください。

せめて、次の新月までは。

 

どうか、素晴らしい日食のバワーを授かってくださいませね。