制作の隙間で。
テーマ:表現する心一方でシルクのスカーフに染料で色を描いている。
墨の色で色を表現するのはかなりストイックに取り組むのに、
カラフルな染料で絵を描くのはとても楽しく、これから遊びの世界が増えそうだ。
さて、そろそろ墨が乾いた。
また仕事に戻ろう。
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「墨の連鎖」という空間作品があります。
2001年にシンガポールのアートフェアにメルボルンのギャラリーから参加した時
同じギャラリーの仲間として出会ったドイツ人のアーティストPeter Dittmar
彼の作品に魅せられてしまった私は彼のスタイルをヒントにボード作品を
作りました。そして生まれたのがこの「墨の連鎖」です。
大蔵オリエンタルアート さんがショールームで「墨の連鎖」をご紹介くださいました。
店主のMizueさんの空間コーディネートはとても人気があります。
これからいろいろな形でみなさまに作品をご覧いただけるますように。
最も好きな仕事の中に空間の仕事がある。
空間の中のアートワークの制作は、設計図、壁面や床 天井
レイアウトされた家具やファブリックの素材や色、
インテリアデザインをインプットした上で、
依頼された場所に依頼された大きさのものを制作する。
描きたいものを描きたいように描くのとは少し異なる苦しみと楽しみがある。
完成してしまえば、全てしあわせな時間だったと思ってしまえるのだが、
つい最近イメージするのに時間がかかり、とても苦しい制作をした。
それは2年後に出来上がる大きな複合施設のエントランスの作品2点。
作品自体は2m x 2mなのだが、それを含む空間というか
建物の大きさをイメージするのに時間がかかり
宙でそれを描いていく、そしてそれを模型にする。
イメージを小さい模型にするという作業は私にとってはとても難しい。
頭の中で作品を作るということが出来なかったのだ。
これまでは比較的大きなアートワークの場合もパネルを作ってもらい、
いきなりそこに描いていた。
それが、本当に空に筆を走らせるようなイメージで
描かない空間を頭の中で作り上げていく作業を長い時間積み重ね、
ようやく面白いものが出来た。
2年後にはそれをイメージどおりに完成させるという
どきどきする仕事が待っている。
きっと解決できない問題なんかが出てくるのだろうけど、
まずはホッと嬉しいこの頃である。
参宮橋のオリンピック記念青少年センターは、
「天才バカボン」のパパの声で有名な新劇の役者雨森雅司氏に
芝居の指導を受けた、私にとっては表現の始まりの場所です。
結純子という大好きな役者がいます。
ハンセン病患者であった藤本としさんの
「地面の底がぬけたんです」という自伝的聞き書き・随想集を
純子さん自身で長い時間をかけて脚本に起し、
ひとり芝居にし、今では全国随所で公演されています。
純子さんのもうひとつのライフワークである
素人の方たちを舞台に載せ自己解放させるという試み
「わっしょい」という舞台が、今年で9回目で、初めて
参宮橋のオリンピック記念青少年センターにやってきました。
お嬢さんの夏子さんも毎回企画制作演出を担当、そして出演。
5月1日に生まれた夏子さんのお嬢さん結華ちゃん4ヶ月も
立派に舞台を務めていました。
悩みや苦しみを抱えた多くの人達が舞台に上がり、
自分と向き合い、表現することで自己を解放し乗り越え、
それぞれが少しずつ自分の世界を切り開いていく様子を
これまで何度もみせてくれました。
純子さんが追及し訴え続けるのは「命の尊さ」
今回は結華ちゃんの誕生を軸に「人は表現するもの」
「人は皆家族である」と、全ての命の尊さを感じさせてくれた舞台でした。
雨森雅司先生、結純子さん、
表現する心に感謝です。
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