もういくつ寝るとお正月〜♪ってことで、全国のお雑煮の載っている本をご紹介。
お雑煮100選―全国から集めた伝統の味 [単行本]
文化庁が編著してる、全国から集めた伝統の味。
といいつつご家庭オリジナルアレンジレシピが載っている。
その時代時代、新たに家庭で生み出されたレシピもいつかは伝統の味になっていく……温故知新という意味もあるのかもしれない。
見た中で一番びっくりしたお雑煮が、トンカツ入り雑煮。
大みそかのご馳走残りを雑煮に入れたら美味しかったので恒例になったのだそう。
あ、揚げ物かー
その発想はなかった。
秘密のケンミンショーで雑煮特集やってたときに初見でびっくりしたのは、白味噌仕立てにあんこ餅を入れる雑煮。雑煮にあんこ餅!?って驚いた。信じられなかった。
味噌仕立てってだけで違和感があるくらいなのに、って思うすまし汁文化圏住人。
他にも甘い小豆のお汁にお餅の地域もあって、それは雑煮じゃなくてぜんざいだろうと思った。でも雑煮なんだよね。ぜんざいと何が違うのかわかんないけど。
別添えできな粉があって具材や餅を絡めて食べる地域もあるみたいで、お雑煮といっても思い浮かぶモノはだいぶ違うんだろうな。
美味しそうで食べてみたいと思ったのは白味噌に里芋と大根の京雑煮。
白味噌仕立てに里芋って合いそう。
白味噌の味、あんまり思い出せないけど。
そんなわたしは愛知県。
伝統的雑煮としては、鰹節のすまし汁にもち菜(青い菜っ葉)と切り餅というこれ以上質素に出来ないだろうというほど地味な雑煮の地域。
が、実家の雑煮は鹿児島から嫁いできた母の(こんな地味な雑煮はつまらんという気持ちからの)アレンジによりそこに花かつお、お揚げ、かまぼこが追加されていた。
すまし汁が濁らないように切り餅は別の鍋で一旦茹でて、椀に盛る時に具と汁と合わせる方式。茹でる時に餅が鍋にくっつかないように白菜を入れていたので餅に白菜がくっついて、自動的に具材の一つになった。白菜はおまけなんだけど、わたしはこの餅にくっついてへにゃへにゃに煮えた白菜が好き。
夫の出身も東海地方なので雑煮は似たり寄ったり。
違いはかまぼこやもち菜をそれぞれ小鉢に入れて、食べる時にめいめいが椀に載せる方式ということ。あとは具材のひとつに豆腐もあるくらいが違いかな。
みなさんの地域のお雑煮はどうですか?