わたしの夫はアトピーじゃないです。
アトピーの夫と暮らしています  は本のタイトル。

 

著者のblog→http://hiyoko.tv/atopi/

名古屋在住の著者の夫がアトピーなんですね。

でも、著者ははじめ、夫のアトピーに無知でした。
たまにカユそーにしてるなーってくらい。のんびり。

お付き合いしていても、相手から言われない限り持病や体質のことってよくわからないですよね。
自分が健康だったらなおわからない。
そういうもんなの?ふーん…そっか…って。頭の中にハテナ?マークが浮きつつ頷いたりして。

この本(あ、漫画です)を読んではじめて知ったのですが、アトピーって大人になってから発症することもあるんですね。他のアレルギー症といっしょで、ある日発症してしまう。

アトピーといえば小児アトピーのイメージで幼い子どものうちから発症しているものだと思っていたので衝撃でした。今アトピーじゃなくても、明日はどうかわからない。

わたしも家族もアレルギー体質です。
わたしは花粉症だし、金属アレルギーもあります。
たけのこなどのアクが強い食べ物やある種の果物は、時によって食べると体調を崩します。
最近知りましたけどヒスタミン食物っていうのがあるらしいですね。
ヒスタミン…聞いたことあるな?思ったら花粉症で処方される薬って「抗ヒスタミン薬」。ヒスタミンに対抗してくれてるってこと。
じゃあ、ヒスタミンが含まれてる食べ物ってダメなんじゃ…?
アレルギー体質の人は、避けたほうがいいんでしょうね…

ヒスタミンが多く含まれる食べ物

チョコレートココアコーヒーもち
ほうれん草なすサバマグロ
いわしサケタラサンマ
魚の缶詰アサリカニエビ
たこ豚肉サラミそば
サトイモタケノコトマトワイン
ビール卵白アンチョビイカ

ノンアトピーライフより

大好きなチョコレートやお餅、豚肉などが入っててショック!

あー…でも、カニ…たけのこ…エビ…
確かにねー
調子悪い時食べるとノドがイガイガするし、痒くなったりダルくなったりしてたわ。

アトピーに限らず、アレルギー体質なら推奨されるべき食べ物や生活っていうのはかなりの部分が重なっています。
アレルギー体質じゃなくても揚げ物ファストフードお菓子肉(アトピーに非推奨)を控え、ヨーグルトりんごニンジンなど(アトピーに推奨)のものの方が健康に良さそう。
ストレスを減らして早寝早起きするとか適度な運動とかね。

やった方がいい、とわかっていてもなかなか実行できないんですけどね。



著者の夫はストレスフルな仕事によってどんどんアトピーが悪化していきます。
ステロイドの塗り薬もどんどん成分が強いものになっていき、それすら効かなくなってしまう。

ステロイドというのは強い薬で、どんな薬でもそうですが、よく効くものほど副作用も強いものです。
毒にも薬にもなる、って言葉があるように、薬って使い方次第では毒にもなってしまう。
ステロイドは悪役にされがちですが、それだけ効能があるってことでもあるんですよね。

そこで著者の夫は自己判断でステロイドを断薬してしまいます。

これまたどの薬にもいえることですが、医療知識薬学知識のない人がシロウト判断で処方された薬を用法用量を守らず勝手に多くのんだり減らしたりしてはいけません。
わたしもシロウトなので具体的にどうダメなのか説明することすらできませんが、前述したように薬は使いようによっては毒のようにもなってしまう。食べ合わせ飲み合わせもあるし、空腹時に服用すべきとかイロイロあるわけです。

ステロイドも、医師に相談なくいきなりやめると大変なことになります。

治療方針に納得がいかなければセカンドオピニオンを利用するなり、専門家に相談しつつするべきですね。

ともあれ、著者は夫はかなり重症のアトピー患者だと気づいてからは涙ぐましい努力をします。
にがーいまず〜い漢方薬を煎じ、自分も夫とともに肉なし野菜ばっかり薄味生活をともにします。
夫は「付き合わなくていいんだよ」と言いますが、そこは愛なんですね。素晴らしい。
夫の不在時にこっそりつまみ食いするお茶目なところがリアルです。
むしろその程度で済んでいるだけ立派です。

わたしなら夫の不在時に肉を貪り食べますね…!
ケンタッキーフライドチキン食べちゃう…!!


結局夫はアトピーの最大の因子であるストレスの素、会社を退社することに。

残業しまくり超過勤務当たり前の日本の働き方が病を蔓延させているんですよね…

しかし、仕事をやめたらストレスがなくなってすっきりサッパリするかというと、そうもいかないのが複雑なところ。

無職でいること、収入がないこと、生活を妻に支えてもらうこと。
それらに不甲斐なさやるせなさを感じてしまう生真面目さが、安穏な日々を苦痛にかえて、それはまた新たなストレスになってしまうのです。

そのうえ、退職したことにより妻の実家に同居がはじまり、そこでもストレスが…
著者も自分の実家だけどもストレスを感じます。

一度別世帯を構えてしまうと自分の生活のリズムができてしまうからそれを知らなかった時代には戻れないんですよね。

アトピーの問題だけじゃなく、仕事、家族、生き方など、誰にも共感できるエピソードが飽きさせない一冊でした。





アトピーの夫と暮らしています

アトピーの夫と暮らしています [単行本(ソフトカバー)]

陽菜 ひよ子

PHP研究所

2015-10-27

 

 

 

 


blogram投票ボタン

にほんブログ村 本ブログへ  




 

 

 

 

ブログサークル
ブログにフォーカスしたコミュニティーサービス(SNS)。同じ趣味の仲間とつながろう!

読者登録してね

AD