残酷事件です。
自分の子どもの目の前で、その子どもの同い年の友達を惨殺するなんて理解の範疇を超えています。こういう異常に凄惨な事件がおきると必ず「精神判定」とかビョーキなんじゃないか、って話になります。
たしかに5歳の幼児を刺身包丁で20箇所以上もメッタ刺しにするような人間はイカレてる。精神的にオカシイ。人間の所業とは思えないこんな犯罪を犯すのはヒトではなくだ、と言いたくなります。
しかし犯人はいつだって人間で、事件を起こさなければ(逆説的ですが)ひとりのまっとうな社会人として普通に生活していたタダのヒトなのです。

ワイドショーニュース番組では恒例の「社会の歪み」「人種差別」「日本の母親たちの狭い人間関係に問題」「地域社会や幼稚園で配慮が足りなかった」・・・と、犯行の動機をさがしています。
国籍が日本じゃないので言いやすいでしょう。「犯行はヒドイが、彼女にも同情すべき点がある」と。

同情すべき点がひとつもない人間なんてなかなかいません。誰にだって事情があるし、辛いことも嫌なこともあるはずです。そういう意味では鄭永善容疑者にだって多くの怒りや不安や悲しみがあったんだろうと思います。旧オウム真理教の麻原にだって母親殺しの前科をもった姉妹殺害犯にだって、なにがしかの言い分はあるんだろうと思います。

でも、なぜそれをワイドショーニュース番組は最重要事項のように話すのでしょう?
誰にだって事情はある。
そんなことは100も承知の上で言いますが、ヤツラはのような犯罪者です。
健常者だろうが障害者だろうが、国籍が違おうが年齢が若かろうが、どうでもいいでしょう?
殺された少女や少年には関係ないでしょう?

わたしはまだ子どもを産んだことがないけれど、「もし自分の子どもがこんな事件にまきこまれたら?」て想像するだけで怖くて泣きたくなります。実際に小さな子どもがいる母親はどんなに心配か。
わたしには殺された子どもの親の気持ちは想像することすらできません。だって小説じゃないんだから。
じぶんの子どもが殺された・・・フィクションじゃなく、それが現実だなんて受け入れられるとは思えない。


わたしはエロいのやグロいのが好きです。ほのぼのする絵本、ためになる学術本、笑えるギャグ漫画・・・拷問と虐殺の本も同じように楽しめます。しかしそれと現実の事件とはまったく別。
オナニーのときにレイプ妄想をするからといって現実にレイプされたいわけじゃないのと似てます。
こういう事件はほんとに許せない。


メールやりとり見て疎外感 「仲間に入れない」と話す

 滋賀県長浜市で幼稚園児2人が刺殺された事件で、中国籍の鄭永善容疑者
(34)=殺人容疑で送検=がほかの保護者が携帯電話でメールをやりとりして
いるのを見て「仲間に入れてもらえない」と知人に話していたことが20日、長浜
署捜査本部の調べで分かった。

 鄭容疑者は約6年半前に来日。日常会話に不自由はなかったが、ときどき会話
の内容が理解できないこともあったといい、日本語でメールのやりとりはうまくでき
なかったらしい。

 長女(5)が幼稚園などで仲間外れにされていると思い込み犯行に及んだとされ
るが、捜査本部は、鄭容疑者自身が疎外感を感じていたことも事件の背景にあっ
たとみている。

 別の知人女性(34)の話では、鄭容疑者は約2年前「ほかのお母さんたちとメール
を交換したいので携帯を持ちたいがどうしたらいいか」と相談してきた。だが、最近は
「幼稚園のお母さんとなじめない」と話し悩んでいた様子だったという。


引用
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=YNS&PG=STORY&NGID=main&NWID=2006022001000098

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