国家試験対策_相談援助に関する事例問題2 | ペーパー社会福祉士のうたかた日記

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社会福祉士資格をとるまでと、とったあと+α。浮世のつれづれ、吹く風まかせの日々。

超直前の基本事項ご確認シリーズ。
面接技術の出題パターンとしては、
このセリフは分類上は何にあたるのか?
→感情の反映!→正解! だとか、

このとき適切なのは次のうちどれか?
→開かれた質問!→正解! だとか、
そういうのは確実に減って来ていて、

"即戦力の社会福祉士"としては、
セリフそのものを選択させることに、
シフトしてきているつもりだと思う。

ただ、セリフとともに用心しとくのが、
「  」が閉じたあとの末尾の部分。
--------------
「        」と問いただす
「        」と説得する。
「        」と受け止める
--------------
「  」内のセリフに説明を加えて、
ニュアンスの補足をしているんだけど、

セリフはどうでも問いただしちゃいかん、
叱責も説得もいかんだろといって、
「  」のセリフはイマイチ難ありだが、
"受け止める"→って判断する。

このセリフが回によってはセンスゼロ、
これ、社会福祉士じゃなくたって、
常識的、一般的な会話の応答でも、
こんなこと言わないだろというのがあり、
1点の獲り易さからいえば、稼ぎどころ。

1.励まし・促し
相づちを打ったり、うなずいたり、
適度に沈黙して話をさえぎらない、
相談者が話すことを促進する方法。

うんうん、そうかそうか、それで?
なるほどーわかってきた、そっかー
そしたらどうなったの?それから?
などなど、話しやすい相づちとは、
積極的に聞いてますよーの意思表示。

これは相談者にとってはencourage、
"勇気づけ"って効果が期待できる。
この人は私に興味を持っている、
このまま話していていいんだと思う。

これは面接技術の基本のキ、
"受容・共感"の具体的行動「傾聴」。

2.反復(復唱)

話した内容を変えずにくり返す。

これはやり過ぎに要注意で、面接室が
援助者の暗記暗誦の試験場と化したり、
記録魔メモ魔になったりするもんですw

初心者の援助者と話していたとき、
あんまりやられて嫌気がさしましてん。
頻度は少なめがイイと思います。

3.閉ざされた質問・開かれた質問
これは間違っちゃモグリでしょう。

閉ざされた質問Closed-question、
ハイ・イイエで答えられるもの。
情報収集や事実確認なんかに多用。

開かれた質問Open-question、
そのときあなたはどうしましたか?
どんな風に感じましたか?といった、
自由な回答ができるもの。

いろんな問いかけとの線引きが曖昧で、
明確化がついてくることもあるし、
これ自体、励ましみたいな側面もある。

だからなんだって話ですけど、
受験生ってこういうところに引っかかる。
曖昧なことは出ない、と思いたいけど、
ウチの試験の場合はわかんないからね。。

4.要約
話の内容を短縮、概要を要約する。
つまり~ということですね。って。

たくさんたくさん話したけど、
要はここが言いたいのねっていうのを、
ハッキリ取り出してみせること。

私は専門学校で習ったときに、
会話の終わりの方とか面接の最後の〆に、
確認のために使うといいと教わった。

今日のあなたの話はこういうことで、
解決課題はこれこれでしたよね、と、
念押しするような使い方が正しいと。

確かに、
要約とは概要、大雑把なまとめなので、
ある程度オチまで話してからじゃないと、
要約のしようがないって話でもある。

5.言い換え
4.要約とどう違うかってよく聞かれる。
要約は事務的なニュアンスもあって、
合間あいまにちょいちょい使うと、
相談者は急かされてる気分になるが、

言い換えは
ちょいちょい使ってそれほど問題はない。
曖昧な言葉をより分かりやすくする。

お役所に文句言いに出かけていって~
→市役所に申請しに行かれたんですね。

学校休んでいいって言われると治るの。
→お腹と頭、痛くなくなるんだね。

つい手が出てしまうんです。ハッとして…
→いけないことだと気づくんですね。

6.感情の反映(反射)
相談者の特に感情の部分に命名する。

・~とお感じになったんですね。
・私には…と感じていたと聞こえます。
(不細工な日本語だなあ)
・××といったお気持ちだったのですね。

言い換えとどう違うんだと聞かれるが、
言いかえる場合もありますってことで。

すんげーヘコんでもうだめだーって…
→とっても落ち込んじゃったんだね。

めっちゃもうー最低ーって泣いてて~
→それは傷ついちゃうよね、ひどいね。

わーって感じ。わーわーわーってなって…
→怒りと悲しみのやり場がないですよね。

7.対決(直面化)
言動の不一致や矛盾点をついて、
相談者を内面の葛藤などに直面させる。

国家試験問題で最も問われる場面、
それはインテーク。初回面談
です。
初回からいきなり直面させるって、
×に決まってます。

8.明確化
経緯や背景、人物関係、感情など、
相談者の話をより詳細に明確にする。

そこできつく言われてショックで~
→きつく言ったのはお父さん?先生?

うちにあった××を持ってって~
→そこで改めて職場に戻ったんですね。

それやりたくないねーって話してて…
→その場で話したのはAさんとBさん?

主語や目的語を補ったり、質問して、
情報を正確に把握して共有する方法。
登場人物が複数になったりすると、
普段の会話でもやってたりするよねw

9.リフレーミング
re+fram+ing,新しい+フレーム。
否定的な言葉を肯定的に言い換える。

臆病でダメです→慎重でいいことだ
ひとりで暴走しがち→意欲的
みじめで最低な状況→大きな解決課題

…と、ここまでくらいでいいかと。

他にも、フィードバックだとか、
提案 proposeとかあるんだけど、
見たことがない項目の場合は当日、
他の選択肢と比較検討して決める。

「試験に出る相談援助の面接技法」は、
このくらいがスタンダードだと思う。

さて今日1日の有効活用としては、
得意科目をさらに深めるもよし、
穴を探して埋めるもよし、自由自在。

最後まであきらめないという言葉は、
今日のこの日のためにあるんです。

最後をどこにするかって言ったら、
明日の試験会場の最後の最後の1秒、
そこまでまだ勉強できるんですぜ。

続ける限り、
勝機は掌中にある。

残りの時間、燃焼し尽くせ!



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社会福祉士、相談援助の面接技術。
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