ペーパー社会福祉士のうたかた日記

社会福祉士資格をとるまでと、とったあと+α。浮世のつれづれ、吹く風まかせの日々。


テーマ:
国家試験が出題する児童虐待は、
最近ではざっと↓↓こんな感じ。
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第22回【相談援助】問題90
("虐待加害者"相談事例)
第23回【権利擁護】問題76
第23回【児童家庭】問題138
第24回【児童家庭】問題138
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児童施設入所児童の被虐待経験、
虐待発見から通報、臨検の手続、
それと児童虐待の4種類と内容、
(身体的・性的・養育怠慢・心理的)。

が、

8/23付公表の掲題の改正手引、
全337頁をただ今解読中なのだが、
国家試験で扱う児童虐待って、
なんか手薄な気がして仕方ない。

もちろん資格試験合格≠即戦力、
特に社会福祉士国家試験の場合、
その乖離っつったら悪評の極(ry

けどそれにしたってって話で、

虐待の実情が凄惨を極めていて、
国家試験では詳細に扱えない?
選択肢で記述しづらいのかも?

児童虐待防止法第2条での定義、
これが具体的にどうなってるか、
手引と対比して書いていきます。

特に※印は法律の条文からは、
類推しづらい行為や範囲です。
(受験参考書などへの掲載率も、
低いかまったくない可能性大)

上段:法律条文(要約)
下段:行為類型
=================
1_身体的虐待
第2条1_児童の身体に外傷が生じ、又は
生じるおそれのある暴行を加えること。
----------------
ⅰ)打撲傷、あざ(内出血)、
頭蓋内出血などの頭部外傷、骨折、
内臓損傷、刺傷、たばこ等による火傷

ⅱ)首を絞める、殴る、蹴る、
叩く、投げ落とす、激しく揺さぶる、
熱湯をかける、布団蒸しにする、
溺れさせる、逆さ吊りにする、
異物をのませる※、食事を与えない、
戸外にしめだす※、縄等で拘束する※

ⅲ)意図的に子どもを病気にさせる※
=================
2_性的虐待
第2条2_児童にわいせつな行為をする、
又は児童にわいせつな行為をさせること。
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ⅰ)性交、性的行為(教唆を含む)
ⅱ)性器を触る又は子どもに
性器を触らせるなどの性的行為
ⅳ)子どもに性器や性交を見せる
ⅴ)ポルノグラフィーの被写体にする※
=================
3_ネグレクト(条文抜粋)
第2条3_児童の心身の正常な発達を
妨げるような著しい減食、
又は長時間の放置、保護者以外の
同居人による同様の行為の放置、
保護者としての監護を著しく怠ること。
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子どもの健康・安全への配慮を怠る
ⅰ)重大な病気でも病院に行かない※

ⅱ)乳幼児を家に残したまま外出する※
(買い物、パチンコ等)その結果として
熱中症による死亡、火災等焼死、事故死

ⅲ)意思に反して登校させない※
(教育を保障する努力をしない)

ⅳ)必要な情緒的欲求に対応しない

ⅴ)食事、衣服、住居などが不適切
(健康状態を損なうほどの無関心)
・適切な食事を与えない
・下着など長期間不潔なままにする
・極端に不衛生な環境で生活させる
・子供を遺棄、置き去りにする※
・家族親族、同居人、兄弟姉妹、
・その他自宅に出入りする第三者の
上記行為を見逃したり放置する
=================
4_心理的虐待(条文抜粋)
第2条4_児童に対する著しい暴言
又は著しく拒絶的な対応、
児童の同居する家庭の
配偶者※に対する生命や身体に
危害を及ぼす暴力及び言動、
その他心理的外傷を与える言動
----------------
・ことばによる脅かし、脅迫など
・無視、拒否的な態度を示すことなど
・心を傷つけることを繰り返し言う
・自尊心を傷つけるような言動など
・他の兄弟姉妹との差別的な扱い※
・配偶者やその他の家族への暴力や暴言
・兄弟姉妹に上記の行為を行う
=================
※を始めとする身体的虐待と、
ネグレクトの範囲については、
実際の虐待事例を念頭に置いて、
この改正を加えたと思われる。

読んでいると起きた事件の報道、
加害者と内容がすぐ思い出せる。

特に、

ネグレクトについての範囲の広さ、
"育児より他を優先させる行為"も、
明記されていることには注目です。

だけど国家試験での正解は、
"相談者の心に寄り添った対応"。

なぜならば、

>虐待する側だって悩んでるの!
>自責の念で傷つき葛藤してるの!
>そこをわかってあげなくちゃ!

私は社会福祉士としてでも、
個人としてでも自信はない。
申し訳ないけど資質がない。

実際のドキュメンタリーでは、
児童相談所が事実調査に基づき、
被虐待児童を保護したところ、

加害保護者は誘拐だと騒ぎ立て、
児相に乗り込んでわめき散らし、
まさに身体を張っての攻防戦。

専門職や希望配属じゃなくて、
異動で来たって公務員だったら、
心身に過重な負荷がかかる。


これが21世紀の先進国の現実で、
今日はこれで〆たいと思うのは、
虐待の判断にあたっての留意点。
以下、要約抜粋。
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虐待の定義はあくまで
子ども側の定義であり
親の意図とは無関係です

その子が嫌いだから、
憎いから、意図的にするから、
虐待と言うのではありません

親はいくら一生懸命であっても、
その子をかわいいと思っていても、
子ども側にとって有害な行為であれば
虐待なのです

我々がその行為を
親の意図で判断するのではなく
子どもにとって有害かどうかで
判断するように
視点を変えなければなりません
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明日以降も少しずつ続きます。
次回は加害保護者の心理傾向、
その対応について学んでから。


受験生は冒頭の過去問、
資料とともに要確認です。



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