美味しい中華で暑気払い ~横浜中華街 聘珍樓本店 | 澁谷耕一のおいしい生活

澁谷耕一のおいしい生活

日々の暮らしの中で出会った「おいしい」ものたちを
徒然にご紹介します。
日本各地の特色ある食べ物からお店紹介まで、
食に関するさまざまな事柄を綴っていきますので、
どうぞよろしくお願いします!

先日、神奈川県の藁科CIOにお招きいただき、横浜中華街の老舗 聘珍樓へ行ってきました。さすがは日本最古と言われる老舗中国料理店。どのお料理も本当に素晴らしかったです。


◆鳳城鮮魚滑(千葉県産天然黒鯛の広東式刺身)

鳳城鮮魚滑

◆羔蟹扒冬瓜(沖縄県産冬瓜の柔らか蒸し、マングローブ蟹肉あんかけ)

羔蟹扒冬瓜

◆滋生燉排翅(スッポン、フカヒレ、白瓜の壺蒸しスープ)

滋生燉排翅

◆金銀蛋莧菜(千葉県産ひゆ菜の塩卵、ピータン、干し貝柱の煮込み)

金銀蛋莧菜
私はこのお料理が一番好きでした。


ひゆ菜は千葉県の中国野菜農家から仕入れているそうです。火を通すとピンク色の汁が出るそうで、スープもほんのりピンク色です。

ピータンの塩気と干し貝柱から出る旨みが素晴らしく、心が緩むような優しい味わいでした。絶品です!


◆乾煎鮮鮑魚(青森県産エゾアワビの香り炒め、肝ソース添え)

乾煎鮮鮑魚

◆魚湯脆米(ジャスミン米のチョイマイ)

魚湯脆米

◆百香冰果(石垣島パッションフルーツのシャーベット)

◆五仁棗月餅(ナッツ入り月餅)
五仁棗月餅


ところで、今聘珍樓では、毎月異なる抗老テーマで「アンチエイジング薬膳」というコースを提供しているそうです。

“薬膳”とは、中医学理論に基づいて食材と中薬を組み合わせた料理のことで、栄養・効果・色・香り・味・形などすべてが揃った食養生の方法です。


広東料理の薬食同源に基づいて、体の内側からエネルギーを上げ、体機能の活性と調和を図る薬膳。8月のテーマは「五臓の“脾(ひ)”で若返る」。やる気がない、体が重いなどの症状に効く料理だそうです。


ちなみに“脾”とは、伝統中国医学における五臓のひとつで、ほぼ腹の中央にあり水穀の気(飲食物を消化吸収した栄養物)
を取り込む働きをするそうです。夏の疲れが出てくるこの時期にぴったりですね。


薬膳材料

スタッフの方が、薬膳の食材を見せてくださいました。

クコの実や松の実など、最近はスーパーなどでも手に入るようになりましたが、まだまだ知らない食材がたくさんありますね。勉強になります。


▼聘珍樓の薬膳メニューはこちらをご覧ください。

 http://www.heichin.com/yakuzen/menu.html



美味しい中国料理と楽しいお話で、夏バテ気味の身体もすっかり軽くなりました。

藁科CIO、根本知事補佐、楽しい時間をありがとうございました!!


集合
藁科CIO(中央)、根本知事補佐(右)と一緒に




横浜中華街 聘珍樓本店

神奈川県横浜市中区山下町149番地 中華街大通り
TEL:045-681-3001
http://heichin.com/shop/yokohamahonten/yokohamahonten.html