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2008-02-22 13:49:39 posted by ricardo0794

サービスと能率について

テーマ:ラテンアメリカ

 日本に戻るたびに驚くのは、日本でのいろいろな面におけるサービスの良さです。「早い」、「待たせない」、「正確」、「予定が立つ時間管理」等々、日本のサービスの良さは恐らく世界一でしょう。アメリカでも欧州でも日本ほどのサービスは提供できていないと思います。ましてや、日本のレベルから比べるとラテンアメリカにはサービスなどというものが存在するのかと思ってしまいます。そして、サービスを受ける方はありがたいが、サービスの良さを競って顧客を獲得する企業や商店は大変だろうと思います。ここまでやらんでもええのに、と思うこともしばしばです。


 日本に戻る途中のヒューストン空港でのこと。空港内のスターバックス・コーヒーの店で女性店員が店員同志はスペイン語で会話していたので、いわゆるヒスパニック系なのでしょうが、コーヒーを買う客に対しては訛りのある英語で受け答えしていましたが、これが恐ろしく動作が速く、能率が良いのです。リカルドおじさんは、コーヒーともうひとつクッキーのようなものを買って$4.96でしたが、10ドル紙幣を出して、更に片手にいっぱいのコインを出すと、即座に意図を理解し、コインの中から正確に96セントを取り出し、おつりを6ドルくれました。その素早かったこと。

 これがニカラグアのスーパーやコンビニだとどうなるか。まず店員は自分達の会話に夢中で、客は後回し。一度、マナグアのコンビニでこういうことがあった。


リカルド:カフェ・オレとクロワッサンをお願い。

店員:(それまでぺちゃくちゃ仲間と話していたが、ようやくこちらを向いて)マルボーロですか?

リカルド:あのなぁ、誰がそんなことゆうた?!何聞いてんねん!


 そしてレシートをもって隣のコーヒーを作ってくれるカウンターに移動。カウンター前にリカルドおじさんが立っているのが店員全員に見えているのに、誰もアテンドしてくれない。自分はコーヒー・カウンターの担当ではないと思っているのでしょう。誰もアテンドしてくれる気配がないので、とうとう叫んでしまいました。「このカウンターの責任者は誰や?!」 怒鳴られると店員がひとりすっ飛んで来ました。


 こういうサービスの悪さは、ラテンアメリカに住んだ日本人なら全員が経験しているはずです。しかし、前述のヒューストン空港での経験を見ると、能率が悪いとかサービスが悪いというのは、決してラテンアメリカ人のDNAにインプットされているのではなく、環境なんだと思います。ラテンアメリカ人でも、能率が必要とされる環境に置かれれば、能率よく働くのです。


 そこでやはり、経済発展の話になってしまいます。良し悪しは別にして、経済発展と能率・効率が表裏一体であることは否定できません。能率・効率とは要するに時間の管理です。ラテンアメリカ人でも企業経営のトップなどには秘書がいて、来週何日の何時頃の予定はと尋ねるとだいたいその予定が分かりますが、一般の人に来週何日の予定は?と尋ねても、日本人のように手帳を出す奴などまずいません。明日の予定も分からんのに、何で来週の予定が分かるものかという程度の時間管理、つまり管理などしていないのがほとんどです。効率・能率を突き詰めると、逆に人間の方が時間に管理されてしまうという側面は確かにあるけれど、ある一定の水準で時間管理意識がないと、あるいは時間管理の文化がないと、経済発展のための離陸は難しいであろうと思います。


 シドニー・ミンツという文化人類学者に「甘さと権力」(Sweetness and Power)という著作があります。これは主にカリブ海地域のサトウキビ産業の歴史やそれにまつわる文化、社会を扱ったものですが、それによればかつてラテンアメリカではサトウキビ産業地域に時間管理の意識が生まれる下地、従って経済発展の基盤になる意識が生まれる可能性があったと述べています。サトウキビはその糖度を高く保つために刈り取りのタイミング、また刈り取った後、糖度が落ちないうちに搾汁しなければならず、工程をかなり高度に時間管理しなければならない産業だそうで、ここに資本主義発展の芽があったようですが、いろいろな理由でサトウキビ産業自体が衰退してしまいました。


 日本ですが、最近は「そこまでやるか」というようなサービス競争です。例えば、空港のチェックイン・カウンターに置いてあるパソコン画面で乗客がピッピッと画面に触れて入力する装置がありますが(日本だけでなく、外国の空港にもありますが)、あんなのは見ていると結局、係員が乗客の代わりにやってやっている光景ばかりです。リカルドおじさんなどは、使い方が分からないので、昔のように最初から対面する係員がやってくれる方がよほどサービスがいいと思いますけどね。


 「カフェ・オレとクロワッサン」と注文して「マルボーロですか?」と問い返されるサービスも疲れるが、パソコンで本人があれこれやらないといけないサービスも疲れますなぁ。

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2008-02-21 16:15:04 posted by ricardo0794

神田川

テーマ:日本

 リカルドおじさんの東京での滞在先は、京王井の頭線の沿線で、最寄の駅は急行も止まりません(急行が止まらないから、長閑でいいのです)。すぐ近くに神田川が流れています。神田川は東京都三鷹市井の頭公園の井の頭池が水源で、杉並区、中野区、新宿区、台東区、中央区、墨田区と下り、両国橋付近で隅田川に合流する全長24.6Kmの川です。JR御茶ノ水駅あたりからも見えますが、かつてはどぶ川のように汚かったけれど、今はかなり水質が改善されて綺麗な川に戻っています。リカルドおじさんの滞在先あたりは、神田川のかなり上流で川幅も狭いが、水もまあまあ綺麗で、鯉が泳いでいます。


 ところで、リカルドおじさんの世代にとって、「神田川」といえば、まだ1970年代前半、東京の木造アパートが密集するするような下町地域を流れるこの神田川の風景に、どうしても「かぐや姫」のこのヒット曲 が重なってしまいます。確か、当時、「同棲時代」という漫画が流行っており、貧しくも同棲する若い二人を題材に取った曲です。

 「あなたはもう忘れたかしら、赤い手拭、マフラーにして、二人で行った横丁の風呂屋..」 今の若い方が聴けば、「何と貧乏くさい」と思うかも知れませんが、当時の時代背景、東京の下町の風景を知っているものにとっては、リカルドおじさんのような(幸か不幸か)同棲経験のないものでも、何とも切ない歌なのです。


 今日は滞在先のすぐ近くを流れる神田川沿いを散歩しました。そして最寄の駅まで歩くとそこには駅前商店街があります。

 世界中の国々を見て歩いたわけではないので断言はできないけれど、駅前商店街というのは日本独特の風景ではないですかね。日本に戻るたびに楽しみなのが、あちこちの駅前商店街をぶらつくことです。


神田川上流  神田川上流

京王井の頭線  京王井の頭線

コミュニティ・バス  料金100円のコミュニティ・バスで別の沿線へ
下高井戸駅前商店街  京王線下高井戸駅前商店街
鯛焼き  鯛焼きなどを買ってしまいました


 ニカラグアとは何の関係もありませんので、この記事には「中南米情報」のブログランキング用マークはつけません。

2008-02-20 22:04:53 posted by ricardo0794

携帯電話

テーマ:日本

 日本に着いたはいいが、寒さと疲労で寝ておりました。2月20日から活動を開始し、電車に乗って都心に出かけてみました。


 いつも日本に住んでいるなら何とも思わないのかもしれないけれど、1年ぶりあるいはそれ以上時間を置いて見る日本、特に電車での光景で毎回驚くこと、というより疑問に思うことがあります。それは携帯電話です。


 リカルドおじささんが最寄の駅から乗る電車は、ドアとドアの間の座席が7人掛けです。7人座っていると、だいたい3~4人くらいは片手に携帯電話を持ってじっと画面を見ています。これは外国から偶に戻った者にとっては、かなり異様な光景です。


 そこで、リカルドおじさんなどは素朴な疑問を持ってしまうのです。

疑問①:あれは一体何を眺めているのだろうか。(わざわざ画面を覗き込むわけにもいかないので、いつも不思議に思っています。)

 なかには、電車に乗り込む時、降りる時も携帯を眺めたまま乗り降りする人もいますし、ひどいのになると見るのに夢中で改札の所で立ち止まってしまう奴もいる。(後ろからどついてやりたくなります。)


 携帯画面を見ている人でも、親指を動かしている人もいますから、そういう人はメールを書いているらしきことはわかります。

疑問②:電車の中からでもメールを送らねばならないというのは、一体どんな重要メールなのだろうか。

疑問③:どうして片手だけで持って、その親指だけでボタンを操作できるんだろうか。器用やな。(リカルドおじさんは両手で持たないと文字が打てない。)


 ほとんど携帯電話中毒じゃないかと思います。


 それでも何年か前に比較すると、電車内で携帯で会話する人の姿は少なくなったように思います。あれは気になりますからね。

疑問④:それにしても、外国人は他人の携帯電話の会話は気にならないのだろうか。(リカルドおじさんの記憶では、外国の電車・地下鉄の中で携帯電話の使用を慎めという表示を見たことはないし、アナウンスも聞いたことがない。それどころか、堂々と話している。)


 だいたい携帯電話にかかって来る内容などろくでもないものが多いし、携帯電話はかけるためのもので、かかってくるためのものではないと思っているので、今回のように短期間しか日本に滞在しない時には、携帯電話は持たないことにしています。


 さて、ニカラグアの携帯電話事情です。

 ニカラグアにはMOVISTARというスペインのTELEFONICA社系の通信会社と、ニカラグア通信公社(ENITEL)とタイアップしたメキシコのTELMEX社系のCLAROという通信会社があります。ニカラグアは貧しい国ですが、携帯電話は結構普及していて、どんな田舎に行っても街や村の真ん中に携帯用の通信鉄塔が建っており、携帯電話網は一応全国をカバーしています。水道も電気も来ていないような農村にも携帯電話を持っている人が結構居て、これはこれでちょっと異様な光景です。ほとんどがプリペイド式で、チップを買って差込み、それがなくなればまたチップを買って入れ替える方式のようです。


 ニカラグアには電車も鉄道もないので、車内でじっと携帯の画面を見つめるような光景に出くわすことはありません。 

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