Welcome Back

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5年前の自分に手紙を出せたら何て書く? ブログネタ:5年前の自分に手紙を出せたら何て書く? 参加中


5年前の僕って何やっていたんだろう? それまでやってきたバンドなりライブイベントなどがすべて頓挫して失意のどん底でもがいていたと思います。かといってそんな僕に救いがなかったわけではなくて、常に協力してくれる誰かしらがいてくれて、背中を押してくれるひともいました。が、その期待に応えられる自分がいなかった。応えようとしたけれどどうも駄目でした。なんで駄目だったか? これは今の僕にとっても難しい問題です。駄目なときは何をやっても駄目なものであっという間に時間が過ぎた感はありつつも、本当にいろんな変遷があったんだなぁとも同時に思います。

5年前の僕と今の僕がそう人間的に成長できているとは思えません。が、5年前のあいつに手紙を書くとしたら「時間が解決する」「そのときはくるよ」ってことを言うんだと思います。あの頃の僕には見えなかったものが、徐々にうっすらと見えるようになってきて、そして今未来を見据えている自分がいる。といっても、その未来が決して薔薇色っていう確証はありません。どうなるかはわからない。今言えることは「そのときがきた」ってことだけ。でもそれでも僕にとっては大きな一歩なんですよ。活動再開ライブがやっとこさ決まりました。

~Welcome Back ポップミュージックの神髄お魅せします~
ひまわる http://www.himawaru.tv/
fortune tune(予定メンバー…カスミ:vo、billy:b、北村和孝:g,pf,cho、小林智也:ds)
http://www.myspace.com/fortunetune
BLANCA
ほか2バンド
2011/10/23(日)大塚ウェルカムバック 16:30/17:00(予定)
チケット代¥1,000+ドリンク代¥500
http://www.welcomeback.jp/
東京都豊島区南大塚3-44-11 フサカビルB1
Phone & Fax : 03-5957-5141


開演時間など詳細はまた改めてお伝えしますがおそらく17:00スタート。最初から観ないと損するよ~という内容になりますのでできればこの日の夜はまるまるおつきあいいただけると嬉しいです。飲食もできるハコなのでゆったりと観られますし、おそらくそのまま打ち上げも会場で行なう流れになります。

fortune tuneにとってはレコ発ライブでもあります。この5年悩みながらも録り貯めてきたものがようやくかたちとなります。進行途中のものはSOUNDCLOUDにもあがっていますので聴いてみて下さい。ま、従来通りの純度100%ポップミュージックに生命かけている姿勢には迷いはありません。
http://soundcloud.com/kazutaka-1/nightdance-demo
http://soundcloud.com/kazutaka-1/bloodylive-demo
http://soundcloud.com/kazutaka-1/hurrytosummerdvo

さらに20分くらいしか演奏しないとかそういうんではなくて(^^;)、この日はちょっぴり多く演奏します。なので曲も多めにやりますよ。まだ内容はこれから詰めていく感じにはなりますが。新しい曲ばっかりっていうんじゃなくて、カスミ・スタンダード的なものも入れこもうかとも思っています。予定ですが。

共演を快諾してくれたひまわる、BLANCAとも長い付き合いです。この数年怠惰なままで過ごしていた僕を見捨てずにいてくれたのに本当にひたすら感謝の一言です。単体ブッキングでもよかったんですが、できる限りいろんなかたにも再会できたらという想いで半イベント的なテイストが入るように準備しています。大塚ウェルカムバックは去年から個人的に足を運んでいたハコで、これからのリズマジのライブイベントなどを考えたときに、多くの面で理想的だなと思えたのが決定打でした。とはいえ、今回である程度数字的にも成果を出さないと次がありません。せいいっぱいの努力をしていきます。というのも、リズマジ関係のイベントっていうのはもとより、プロミュージシャンのライブ・オーガナイズみたいなものも今後は展開していきたいと思っていますので。 かつてのリズマジの和気あいあいなムードも久々に満喫していただけたらとも考えています。詳細は決定次第、いろんな場所でお伝えしてまいります。よろしくお願い致します。

5年前の僕よ、現在の僕はようやくここまで漕ぎ着けたぜ。
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音楽っていつ聴く? ブログネタ:音楽っていつ聴く? 参加中

音楽は常に聴ける環境です。寝ているときもラジオをつけているし、幸いなことに仕事も音楽雑誌なもので聴くことに支障がないのです。大抵は山のような音資料をこまめにチェックする日々なのでありますが、でも100%仕事関係の音楽だけを聴いているとは限りません(笑)。よく職権乱用とも言われますが、僕は自分が本当に愛している音楽だけを真摯に語りたい人間であります。最近の愛聴盤といえば4月にリリースされた高野 寛さんのニューアルバム『カメレオン・ポップ』。これが素晴らしい。前作『Rainbow Magic』も久々のソロアルバムで狂喜したけれど(このツアーのときにPlayerでライブ機材取材もしましたね)、『カメレオン・ポップ』は高野さん自身でミックスまで手掛けていて、音の肌触りが今までとちょっと変わった感じでそれも含めて凄く気に入っています。



中でも『カメレオン・ポップ』冒頭を飾る「On the Timeline」は、当時『CUE』の「I・O・N」を初めて聴いたときに通じる​アッパー感がある気がします。もうそれだけで傑作間違い無しって​思ったからね。高野さんもツイートしていたけれど、この曲の歌詞​って震災後に聴いた人間にとっては恐ろしいくらい真芯に響くメッ​セージがありました。震災のバタバタからようやく立ち直れつつあ​った4月下旬にリリースされたわけだから、当然震災前に作られたアルバ​ムのはずなのだけれど…“あの日は戻らない(クヤマナイ) 明日はまだ来ない(あせらない) 話をきかせて(泣いたり 笑ったり) 今すぐ 今すぐ あなたに会いたい!” …何気ない言葉のようで妙に胸に刻まれるような言葉だったんだよね​。この曲と「GLOW」はとりわけ何度とリピートして聴きたくな​ります。



そして『カメレオン・ポップ』はカヴァー曲も話題なんですが、「​君に、胸キュン。」を取り上げるとはね。しかもトッド・ラングレ​ン「I Saw The Light」も演っていて、高野さんのミュージシャン人生を語る​に欠かせないキーパーソンのカヴァーに挑んでいるのはやはり面白​い(そういえばGANGA ZUMBAって高野さんとtatsuさんというトッド・プロデュ​ース門下生が2人いるんだよね。そう考えると凄い)。アレ​ンジ的にはエレクトロニカテイストをほんのり混ぜたまさに今なら​ではのギターポップアレンジ。近年の作風としてアコギは絶対入る​と思っていたけれど、ドライブトーンやワウペダルを織り交ぜた音​作りは個人的に意外でした。サビをクリシェで上昇させていくさり​気ない爽快感がたまらないのであります。今日のライブでも披露さ​れるのでしょうか?

実は今日、いよいよレコ発ライブなのです! アルバムの音世界をどんな風に再現してくれるのかが観どころですね。COREDO室町内にある本橋三井ホールは観やすいし音も良いのでオススメです。

高野 寛 new album 「Kameleon pop」発売記念ライブ ~HT modern times review~
2011年7月8日(金)18:15 / 19:00 日本橋三井ホール
[メンバー] vocal&guitar 高野 寛、drums 宮川剛(GANGA ZUMBA)、bass 鈴木正人(little creatures)、guitar & chorus 田中拡邦(MAMALAID RAG)、key & mac 山本哲也

まだチケット買ってないよ~というかた、当日券(全席指定 ¥6,000)も日本橋三井ホール会場では17:15より発売される模様です。当日券の予約とお問合せは03-5436-9700(12:00~16:00)まで!
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10Years

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だいすきな渡辺美里の歌「10years」。しかも作曲は大江千里ですから、もう僕の青春そのものであります。リリースされたローティーンの頃は憧れとして聴いたテーマですが、今はそのときと違った実感を持ってこの歌を愛し続けています。そしてこの時代のEPICの音楽というのに刷り込まれてきた音楽人生というのを最近特に感じます。



さて10年前に個人的にエポックメイキングなことがありました。rhythmagicとして自主制作のアルバムを出したんです。これのお膳立てをしてくれたのはいおりんでしたし、当時のリズマジのベーシストである聖一さんでした。

$北村和孝 rhythmagic 楽興のとき

impact discという架空のレーベル名を言葉遊びで思いついて笑っていたりしたんですが(こういう言葉遊びは意味なくよくやっていました)、まさか本当にアルバムにしてくれるとは思わなかったし、何せそれに見合うような楽器も機材もお金もありませんでしたので…。このレコーディング方法って今思い出すと物凄く恥ずかしいし話したくないんですが(^^;)、不眠不休でいおりんが頑張ってくれました。レコーディングからジャケット制作まですべていおりん。僕は埼京線と川越線と八高線を乗り継いで東福生にプレス納入に行ったりとメッセンジャーみたいなことをやりましたが、実質的な作業のほとんどはいおりんだったんですね。本当によくあんなことできたと思うし、あの頃だったからできたんだと思う。僕らにとってはちょっとした奇蹟だったかもしれません。

身近なひとは勘付いているでしょうが、ここ5年は仕事で体調壊したり、いろんなトラブルがあったり、音楽以前のことであがきまくっている自分がおりました。音楽雑誌で稼ぎつつ自分の好きな音楽を世に出すお手伝いしたいという欲求のままで生きていたのがちょうど00年代半ばでしたが、それ以後は完全に挫折の一途をたどってきたわけです。楽器やら機材やらはその間もいろいろ購入してきたのですが使う暇がないというジレンマ。プラトーの日々。僕の憧れるプロミュージシャンもセールスが落ちて、メジャー契約がなくなってインディでもなかなかリリースにこぎ着けられなくなり、ライブ動員も減っていきバンド編成ではできず弾き語り主体になり…みたいなものも平行して観ていたこともあってか、僕の愛するポップミュージックのビジネスに可能性が見いだせなくなってきたというヘヴィな現実もあります。そしてこれは書きたくないが、書かないと嘘になる…そう、みんな年齢もとった。家庭ももった。音楽で生活をしていくにはあまりにリスクが大きい。

さてこの大問題をいかに切り抜けることができたかを本当ならば書きたいところですが、結局のところあがいてもあがいても何も解決しませんでした。時間だけが過ぎていったのです。本業もヘヴィですが実生活もヘヴィ。愛するミュージシャンのライブに行っても、かつてほど盛況じゃなかったりして、“これじゃ僕がイベントやっているのと数字的には変わらないなぁ”なんてことも思ったり。ただ何かをやり続ける美学とその運動力学による見返りっていうのは恐ろしく比例しないし、その現実によりお客さんもスタッフも少しずつ離れていくという姿は本当にツライ。でも現実は見ないといけない。紙媒体が以前ほどの力がなくなった分、ウェブツールは日増しに操作性の容易さを増していきます。ただみんなそこに向かってはいくけれど、必ずしもツールをこなしきれないしそれで状況を打開したというひとも周りにはいない。参考になるのは本業のほうで取材している若手ミュージシャンのやりかただよね。真似できないんだけれど。

いろいろ書いてきたけれど、結局自分にできて自分に求められていることというのは「語り部」の部分であります。誰もがレビューする今日において音楽評論家とか音楽ライターって職業も死に絶えていきつつありますが、それでも凄い特定のマニアックなことをディグるような文筆業っていうのは求められるところがある。本来はインタビュー主体で行きたいんですが、ここ数年僕がやっていることって圧倒的に楽器原稿ですしね。これからもその傾向は変わらないと思います。インタビューは若いライターさんでもできますし、これだけ活字媒体が淘汰されてくるとミュージシャンのお気に入りの方によるエクスクルーシブテキストだけで賄えてしまう。ミュージシャンにとって書かれたくないことは避けられるという意味でリスクもないしね。ロックジャーナリズムみたいなものは簡単に売上げに屈しますから。

と書くと絶望的なんですけれど、そもそもポップミュージックのうち僕が愛するようなちょっとマニアックな視点のものというのは数字的にいかほどのものか? 誰もそんな会いたいばかり連発する消費期限が極端に短い薄い流行歌で満足できると思えませんし、一過性じゃない音楽を求めるひとっていうのも限られつつもいるだろうと。でもそのひとたちにアクセスする手段が確立しないし、発信する側はまだまだ独りよがりすぎるのではないかと。理想的な演奏する場所を確立するためにもっと僕らは数字にこだわらなければいけないと思います。例えばぎゅうぎゅうではなくて観やすい余裕のある感じでライブハウスをいっぱいにするくらい…それくらいのところは最低でも狙いたい。リズマジみたいな音楽ではスタンディングより着席のほうがいいと思う。食事もできつつも某ジャズ系ハコのように高価ではなくてリーズナブルで、終演後もそれこそそこで打ち上げまでできて販促できるようなハコでやるべき。…と、これはあくまでリズマジなり僕が関連するバンドのとりあえずの理想型なんですが、昔ほど数もできない分少し長く演奏もしたいし、演る側も観る側のメリットが交差するポイントにこだわるべきだなって思います。で、僕は今その準備をしているわけです。

話を戻しますが、音楽…それも僕らが演っているのはポップミュージックですから、聴いてもらって好きに受け取ってもらえばいい。それ以上の何ものでもありません。ただ音楽を伝播するときに「語り部」はときにセールストークにもなります。僕はもう一度自分の愛する音楽に大して徹底的なまでに雄弁になりたいなと思っています。意味がなさそうなものを語るのも面白いんですが、僕の愛するポップミュージックってことごとく意味があるのです。ある場合において偶然の産物の部分も多いんですが、ただしその偶然を巻き起こしたバックボーンというのが必ずしもあって、そういうのを含めて語るとより面白さが増すなんてことありますよね。そういうのをこれまで僕らはラジオや活字媒体から学んできた。音楽に興味薄くてもビートルズの何かしらのエピソードって知っていたりするじゃないですか? プロとアマチュアの差っていうのはクォリティも勿論ありますが、圧倒的にエピソード発信の情報量の差っていうのもあります。みんながレビュワーである今日においてそんなところから生まれる奇蹟っていうのも生じていますし、もうちょいそれが生まれていいとも思うし、次世代との架け橋になったりかつて夢中にしていたひとを呼び戻すようなことをやりたい。それはごくごく当たり前なことであります。

かつていおりんや聖一さんが尽力してくれたrhythmagicの1stアルバムはもう10年前の賜物です。クォリティ的に問題も大有りだったりするんですが、幸いなことに例えばこれからバンドやるとしてもやることは大差ないなと思います(^^;)。勿論もっとクォリティアップしてて然るべきですが、これが原点なんだろうなと。ライブハウスで手売りしていたものでまったく評価されなかったし、評価されるほどのレベルに至っていなかったんでしょうが、矛盾しますが未知なるひとたちにこれを聴かせたいって気持ちも封印したい気持ちと同じくらいありました。でもプロミュージシャンのようなリイシューができる身の上でもクォリティでもありません。…が、そんな10年目にSoundcloudの存在を知りました。リスペクトする松岡英明さんがデモ音源をアップしていたという単純な理由でしたが、使い勝手がよくてほとんど音の劣化を感じずにアップできるところが気に入ったのです。Myspaceは使い勝手が僕にはよくなかったんですね。YouTubeやニコニコ動画もつい先日まで考えていたんですが、何かしらの映像なりビジュアルイメージを用意するところで地団駄を踏んでいました。余計なことはしたくなかったので。Soundcloudはシンプルだし僕にとっては理想的でした。ここにこの10年に録り貯めてきたものをアップします。

http://soundcloud.com/rhythmagic

rhythmagicの1stアルバムの楽曲も含めてすでに28曲がアップされています。ちょうど2枚組ベストアルバムを選曲したくらいの感覚でやりました。この後ゆったりペースで解説しつつ、曲によっては参加ミュージシャンやスタッフと対談しつつ、また歌詞などもアップしていきます。また楽曲も入れ替えたりします。ウェブツールは要しますが、売買という煩わしさから離れて純粋に楽曲をアピールできるのはとても嬉しいことです。ただ、懐古が僕の目的ではありませんのでちゃんと新しいものも徐々に用意していくのも約束します。これとは別に裏サイト!?として http://soundcloud.com/kazutaka-1 というのもアップしていくのですが、こちらには過去のデモでしたり現在進行形のデモなどをアップしていきます。近日中にこっちにも10数曲をアップしていきますがまずは表の28曲を聴いてくれればこの上ない幸せです。それで気になってくれたらデモも是非という感じです。また、この10年間に僕はいくつかオムニバスアルバムを作ったり、バンドのバックアップということもやってきました。そのほとんどが志半ばで頓挫したのは情けないんですが、ただその中に今でも自信もってお聴かせできる音源もあるので、そういうものもさらにアップするサイト http://soundcloud.com/crawlgirl も作ります。こちらにはかつてのV.A.盤の音源なり僕がソングライティング関わっていないものをあげていきます。

ミュージシャンの端くれであること以上に、ポップミュージックを愛する人間として「語り部」であることが僕には重要なんだと思います。残り時間は僅かだと思うんですが、もうしばらく音楽のために生きてみたいんですね。10年前のことだけ考えてみても、いろんな人と仲違いしてしまったりして、http://soundcloud.com/rhythmagic にアップしつつも音信不通のひとも正直多いです。いちいち許可をとるのは無理なので無許可でやりました(だから身近ないおりんなり智也くん、Sweep加藤さん、カスミちゃん、香織さん、MEGUちゃん辺りにも何も話していない。彼らは突然やりだしたように思うでしょうね)。彼らがかつての音源を恥じていたら単なる辱めに過ぎない行為なのですが、10年でも癒えない蟠りでもいつか笑い飛ばせる日が来るのかもしれません。こういう僕は相変わらずですね。まずは http://soundcloud.com/rhythmagic お楽しみいただければ幸いです。
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KAGERO "CLUB ROYAL KLOVER"

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「炭酸水」って好き? ブログネタ:「炭酸水」って好き? 参加中


幼少から炭酸水が大好きだ。毎日飲んでいるのではないだろうか? 特に近年はカロリーゼロの炭酸水が豊富なので嬉しい。ペプシNEX、コカコーラゼロを中心にして、7UPやジンジャーエールのカロリーゼロ系はとにかく愛飲している。正直ない生活は考えられないと思うほど。炭酸は強ければ強い方が良い。ここんところ弱炭酸系に進んでいたところがあったけれど、最近はメッツやペプシのエクストラハードもあったりする。あのパンチのある炭酸は良い。あの感じが良い。良い年齢になってもまだまだ炭酸水はやめられない。アルコール類を一切飲まないこともあり、喉越しの爽快感とかそういうを味わえるのは僕にとって炭酸飲料しかないのだ。

炭酸水のような爽快感たっぷりの音楽も好きだ。今日御紹介するのは注目のインストバンドKAGEROである。

kageroa.jpg

「ROYAL KLOVER CLUB」の冒頭白水 悠がベース弦を叩き付けた爆裂音と鈴木貴之による叩きまくりのドラムソロ…しかし、佐々木“Ruppa”瑠のテナーサキソフォンの音が鳴るとともに、エレガントな菊池智恵子のピアノプレイも加わり空気が一変する…。KAGEROのバンドサウンドは暴力的とも言えるフリージャズ/パンク的なアティチュードとジャズテイストが交錯するアグレッシブなものだ。カヴァーアルバム『SCREEN』を経て完成させられた2ndアルバム『KAGERO II』は、レッドゾーンを振り切りまくる熱いプレイが詰め込まれている。とは言え、何かしらの音楽ジャンルで彼らを囲い込むことはかなり難しい。



「CHEMICAL ONE」「STRAWBERRY SHAKE」でジャズテイストも垣間見せたかと思えば、「AIR」では菊池智恵子が現代音楽的な超絶ソロを聴かせたり、「BAMBOO 狂』ではブラジル音楽っぽいリズムメイキングを織り交ぜていたり、「WHAT'S YOUR NAME?」「REVOLVER」「THE COLD」はムーディに酔わせたり…。しかしながら最後まで聴かないと曲の全貌がつかめないようなドラマティックなアレンジが施されており、とにかく『KAGERO II』は重厚な聴き応えを擁している。ダーティでデカダンスなムードを漂わせつつ、メンバー4人のバラバラな音楽性を自由に行き来するかのような音世界だ。



メンバー全員がとにかくポテンシャルの極限でプレイしているあのような熱演ではあるが、中でも聴きこたえたっぷりなのが白水 悠のベースプレイ。フェンダー・ジャズベースをプレイしているようだが、いわゆるベースプレイの枠にもとどまらないし、ジャジーなベースを弾こうなんて気も多分ないんだろう。勿論楽曲によっては滑らかな4ビートのラインも紡いでいくのだが、先述のように弦を叩きつけるわ、ブーストさせるわ、KAGEROのバンドサウンドを何かしらの予定調和には持ってはいかせないストッパー的な役割も担っているかのよう。近年インストバンドが花盛りではあるが、攻撃的な音作りという意味ではKAGEROは相当抜きん出たスタイルを構築しつつある。

12月8日リリースの『KAGERO II』を引っさげての全国ツアーを展開してきた彼らだが、いよいよ今週末はツアーファイナル! 新宿レッドクロスでのワンマンライブを行なう。生粋のライブバンドによる何が起こるかわからないギグをぜひ体感していただきたい。



KAGEROⅡRelease Tour "CLUB ROYAL KLOVER" FINAL-ONE MAN GIG-
2011年01月22日(土)OPEN 18:30 / START 19:00 新宿紅布
http://www.sputniklab.com/redcloth/

adv 2500yen (1D別¥500)
INFO:H.I.P. / 紅布 03-3202-5320


RAGC003j.jpg
KAGERO『KAGERO II』
Ragged Jam Records / 76Records
RAGC-003 2,520円

山本達彦「夜のピアノ」

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今年のお年玉で買いたいものって何? ブログネタ:今年のお年玉で買いたいものって何? 参加中
div>プーぺガールDS2オフィシャルサイト
プーぺガール
プーぺガールDS2登場!
プーぺガールDS2登場!


http://www.youtube.com/watch?v=kmpJzA2wqTs

SONYのオーダーメイドファクトリーを以前から利用していて、リイシューCDに散在している昨今なんだけれど、自分のためのお年玉プレゼントというか、先日待ちに待った『山本達彦 1978-1981』が手元に届いた。今では入手困難な山本達彦のフィリップス時代の1st~3rd+シングル・カップリング、おまけにオレンジのシングルまで収録した初期音源網羅のボックス。これは買うしかないでしょう!と即予約していたのだけれど、随分と淡白なボックスの仕上がりでかなりがっかり。凝り性の田原春樹さん(山本達彦のプロデューサー)が全面的に手掛けていたらこんなことにならなかったのでは? 達彦さんのライナーっていうのもペラ1枚だものなぁ…。せっかくの機会なんだし、達彦さん自身が執筆することに限界があるならばインタビューをするとか、それこそ田原さん自身がテキストを書けばよかったのだ。もしくは『夜のピアノ』の書かれている1st~3rdの部分を抜粋するとかね。オーダーメイドファクトリーは完全予約制リイシューCDだから、そりゃ購入するひとはそれなりに山本達彦のファンなのだと思う。でも僕はレコードというのは記録であるとともに資料的側面も自ずと持っていると考えるから、過去のものを今一度リイシューというかたちで再リリースするならば、改めてその資料価値を現時点の視点で語ったテキストなどが付随するというのはごくごく当然だと思う。僕などはむしろそれを楽しみにしていたのだ。もっとも『突風』『メモリアルレイン』『ポーカーフェイス』をCDで聴けるというだけでも素直に喜ぶべきか…。

$北村和孝 rhythmagic 楽興のとき

僕が山本達彦を聴きだしたのは中学時代。周りに聴いているひとはいなかったけれど、FMではよく耳にしていたし典型的な“アルバムアーティスト”だった。背伸びしてFM雑誌などをチェックしてエアチェックしていると、シングルヒットはないけれど(チャート番組には登場しないけれど)アルバムは確実に売れるアーティストというのが確実にいることに気づく。安部恭弘、伊藤銀次、大貫妙子、尾崎亜美、角松敏生、濱田金吾、村田和人、ムーンライダーズ、山本達彦っていう人たちはラジオで存在を知り好きになった人たちである。その中でも山本達彦はメジャーな存在じゃなかったかな? 僕が聴きだした頃は特に東芝EMIの全盛期だったし、コーセー化粧品のCMソングをいくつも手掛けていたし、FM東京土曜13:00~のエアチェックアイテム「コーセー化粧品歌謡ベストテン」をエアチェックしていると必ず耳に入って来たし。モダンなサウンドとその声色にハマってしまった。そしてハードボイルドな大人の歌詞の世界。自分も20代になったら、沖合にクルーザー停めて背中の空いたドレスの女性とカクテルを飲みながらアバンチュールな一夜限りの愛を…みたいなものが待ち受けているのかと勘違いしていたのだが、それはあくまで歌の世界だけなのであった(笑)。バブルもはじけた僕に待ち受けていたのはそれまで夢にみていた世界が来ないってこと。と同時に、それまで聴いていた虚構の音楽がバカバカしく思え出した。そんな中、当時大江千里が書いた詩世界は僕にとって現実だったし、村上春樹や村上 龍なんかの小説と同様に大江千里の言葉に陶酔していくことになるわけだけれど、山本達彦の音楽は急激に僕の中でイミテーションになってしまい離れていくことになる。杉山清貴、カルロストシキ、オメガトライブ絡みのものもみんなそうだね。歌はメッセージソングであるべきであり、リアリティがないと駄目じゃないかと真面目に思い込んで生きて来た。でもそれじゃつまらないって思い出したのは30代に入ってから。何を持ってリアリティとするかがグラついたし、相変わらず邦楽の歌詞っていうのは洋楽の訳詞と比べると歌っている世界が狭くてパターン化しているのは感じるけれど、かといっても、洋楽の歌詞もくだらないものが多いしね。

たとえ虚構でもたしかに夢や浪漫はあった。今の視点(いや、あの頃もあったけれど)でバカバカしい描写と思える部分があっても、それでも酔える音楽は良い。山本達彦は確実に酔わせてくれる。シンセを多用した東芝EMI時代の音源は特に僕にとっての“80年代のパースペクティブ”だ。それを実感するようになって30代後半から彼の音楽がまた恋しくなって来たのである。と同時に随分と手放してしまってベスト盤しか残っていないことにも気づき、また少しずつ集めだしたのだ。そしてそのとき気づいたのは当時あれほど中古レコード屋にあふれていた山本達彦のCDなりレコードがあまりなくて、しかも値段が高くなっているという事実(とはいえ、中古市場では高騰している部類に入るひとではないけれど)。フィリップス時代は『ポーカーフェイス』はともかく、最初の2枚を探すのは今は大変になっているかも。オレンジなんていまだに現物のシングルを僕は観たことがない。当時は写真集まで発売されるほどポップス界の貴公子と言われていたときのひとだったながらも、今みたいにインターネットなんてない時代、ディスコグラフィを把握するのがもの凄く大変だった。そんなときに役立ったのが小学館から刊行された自叙伝『夜のピアノ』。現在もアンコールの最後に「夜のピアノ」を演奏しているようだけれど、『ポーカーフェイス』のラストを飾る曲でもある。

自叙伝『夜のピアノ』を読むと、加藤和彦同様に生まれたときから差がついているひとだなぁ、と思う。プロデューサーである田原春樹とは学生時代からの長い付き合いであることもわかるし、かの渡辺香津美とも同学年の同級生であり、1st『突風』で渡辺香津美がアレンジ、香津美バンドがバッキングしている曲がある謎も解ける。でもこの本がなかったら僕もまったくもって山本達彦というひとのバックボーンを伺い知れることはなかっただろう。今もコアファンを除いてはあまりよく知らないひとが多いだろうとも思うのだ。『突風』『メモリアルレイン』はいかにもニューミュージックという感じで、まだまだ黎明期の作品という感じであるが『ポーカーフェイス』は今に繋がる音ができている。その後東芝EMIに移籍して黄金期が開けるのも当然の帰結だったわけだ。でもこうした考察も長きに渡って山本達彦の音楽を聴いて知ったことばかりであり、それこそインターネットのツールがあり達彦さんや田原さんが書いているブログなどもありつつも、それでもまだ『夜のピアノ』の内容を知り得ていないファンは僕よりも若ければ若いほど確実にあるはずだ。コアファンの囲い込みっていうのは当然のこととはいえ、どうしたって新たなファンが出逢う可能性を薄めてはいけない。その意味では今回のボックスは期待以下だったなぁ…。予算がなかったのかなぁとかいろいろ邪推してしまう職業病な自分がまた自己嫌悪してしまうんだけれど。

Sea Through Communication

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SNSやってる? ブログネタ:SNSやってる? 参加中



使いこなせるかどうかは別として、この手のウェブ上のツールはすべて試すだけのことはしております。メジャーな検索サービスのフリーメールはすべて取得しているし、SNSもmixiはiorinに誘われて始めたんだけれど、それ以外はすべて自発的に登録したんだよね。Myspacefacebook、Windowslive etc...実はその手のはひと通り登録しています。他にもいろいろと登録してあって、片っ端から登録して忘れているものも多いのです。実はブログサービスもいくつか登録してあって…その中ではAmebloがいちばん続いている気がしますね。

SNSで友達を見つけようとか、見つけられたいとか、案外そういう意識は薄いのです。逆に限定された特定のひととコミュニケーションをとるためにやっています。どれくらいのひとと接点持てるかっていうのは当初いろいろ試したんだけれど、数を求めるとやりたいことが逆にできなくなる。何処か誰かしらを意識した次点で発信するものが面白くなくなる気がしてね。本業が読者層をもの凄く意識して何かしらを記すようなことだったりするので、Webでやるときって時間的にも内容的にも文字数的にもあまり気にしたくないっていう気がある。だからSNSもそれぞれで自然と使い分けているところがあるなぁ。いちばん開いているのはこのアメブロとツイッターかもしれない。

scool food punishmentの「Sea Through Communication」。メジャーデビュー後、どんどんオープンなスタンスで歌詞を書いている内村友美さんなんだけれど、その姿勢が鮮明に現れた曲だといえるよね。多くの人に出逢うため、そこに可能性を見出すためには、とにかく自分を開放しなければいけないということ。スクフーは本当にポップになったと思うけれど本来のアバンギャルドな資質も先駆性も失っていないのも凄い。アルバムリリース時には応援コメントも寄せたんだよ。http://www.sfp-sound.com/recommendation.pdf届けるよ、届けるよ。


ま、YMO「以心伝信-You've Got To Help Yourself」でもよかったのかもしれないけれどね。


松岡英明「以心伝心」も名曲。

SNSでもどんなWebツールを使うんでも構わない。大事なのは伝える手段ではなくて何を伝えるかなんだよね、結局は。
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近藤等則IMA「大変」
阿波踊りのビートを大胆に取り入れた近藤等則のIMAバンド1st。前作『空中浮遊』でも日本の土着リズムとの融合は試みていたんだけれど、『大変』では自身で歌うことを解禁したり、女性コーラス隊を起用したり、RECK(フリクション)にギターで参加させたり、ヒップホップ感を台頭させたりと、その後のIMAバンドの布石となった大転機作となりました。名作『東京薔薇』の後にCD化されて聴いた高校時代、まぁ、びっくりしました。こんな音楽のやりかたがあるのかと。世界相手に、いや地球相手にトランペット1本で向かい合う戦術は近藤さんにしか捕れないですが、いまだにもの凄く影響され続けているアートの神様みたいなひとであります。IMA作品みんな名作だけれど、やはりこのアルバムはその中でも3本の指に入るかと思いますね。

ところで「楽しい」から「大変」に変わったのは何歳くらいだったかな? 30代に入ってからです。不況で仕事もキツくなったというのもあるけれど、実はそれ以上にストレスフルで実際一度はドロップアウトしてしまったのがバンド活動です。赤字続きながらもイベントとかも精力的にやってきたのが30代に前半だったんですが大変だったけれど楽しかったからね。だから続いたんだろうし。でも大変すぎて自分の手に負えなくなってなんだかわからなくなって挫折。いろいろ理由はあるけれど僕にとって大きな挫折でした。この挫折から脱却しようと懸命になってきたのがここ数年です。ともあれ、僕は挫折した人間ですが、同志には厳しい状況ながらも独自のバンドスタンスを築いてサバイバルしている人たちがいます。ひまわるというバンドもその1つ。彼らとは90年代末に移転前の新宿ヘッドパワーで対バンしたときに知り合いましたが、打ち込みでしかもポップミュージックを追求して、しかもライブならではのステージング演出にこだわるスタンスのバンドなんていなかったものですぐ魅了されました。特に多くの曲を書いていてテクニカルなギターを弾いていた柴田茂樹という人はとんでもない天才だとそのとき思ったのです。その付き合いはいまだに続いていて、個人的に仕事もお願いしたりという関係性になっています。



ひまわるもいろいろあった。しばらく連絡とっていない時期もあったし。そんな彼らは今地元栃木で独自のバンドスタンスを構築しつつあるスタイルで注目されています。彼らはもともと闇雲にライブをするスタンスで知られていました。僕は音楽雑誌業界の人間なものでいろんなインディバンドはチェックしてきていますが、まぁ、ひまわるのようなバンドは他にいないと言えます。フットワークがとにかく軽くてそれこそ銀座のバーから競馬場のイベント、伊豆大島のライブイベントにお呼ばれされたり、都内ライブハウスもポップ系の音楽ができるハコはかなり細かくまで回ったのではないでしょうか。こなしてきた数は相当なものです。いわゆる拠点のハコを持つライブ活動ではなかったので密なハコとなると少ないのです。それでも90年代末~00年代当初の新宿ヘッドパワー時代は看板バンドになっていたし、近年だと都内では新宿ルイードとかでやっているのかな? ただし今のメインの場所はライブハウスではないのです。何処でやっているかというと、とちのきファミリーランドだったりりんどう湖ファミリー牧場など様々なアミューズメント施設での演奏活動なんですね。もともとエンタテインメント性あふれるバンドなのでそれはそれは盛り上がります。音楽性も非常に広いしロック一辺倒ではないので“NHK教育的な感じ”も向いているわけです。特に子供の反応はダイレクトだからね…。「ひまわる」って曲でみんな楽しそうにぐるぐる回るのが名物なわけですよ。勿論ポップバンドとしてメインストリームに挑む姿勢は相変わらずなんですが、こうしたライブハウスでは出逢えないオーディエンスに積極的にアピールしていくスタイルはいわば原点的なスタイルなんだけれど、意外とみんなやっていない。というか、普通のバンドではノウハウもないしできないわけです。地域密着的なスタンスがないとできないし、Webツールスタンスのやりかたとはある種真逆にも思えますが、さらにその真逆なスタンスをも組み込んでしまえばさらなる躍進が期待できるでしょう。もともとPVや動画制作も強みのバンドなだけに今年はその辺でも期待できると思うんですよね。



彼らが昨年4月に久々にリリースしたアルバムが『ハンバーグ』(HIMAWARU ENTERTAINMENT)。新生ひまわるのデビューアルバムと言っていい。このアルバムで柴田茂樹は今までになくバンド感を押し出しました。贔屓目(?)に柴田茂樹テイストを期待している僕からするとその意味では薄いアルバムです。その分、各メンバーの色が非常に強く押し出されているし、ゆうすけ(b)の作曲曲なり唯香(vo)の作詞曲も入っていたりと、ソングライティング的にも門戸を開けたアルバムです。決して口を割らないけれど柴田茂樹は耐えたんだと思うなぁ。やろうと思えばマルチにいろいろできちゃうわけだからね。そして大きかったのが絢香(pf)の加入だろうね。彼女に関してはちょっと上から目線な書き方かもしれないけれど「育てよう」という意思を感じるし、そのうち彼女も曲を書き出すでしょう。またそういう娘たちが入ることによる化学反応を欲していたところは柴田兄弟にあるでしょうし、Tスクエアが若手メンバーで再編させたみたいなサバイバル方法をひまわるも賭けたわけです。で、現時点で勝っている。これはね、今だからこう書けるけれど解散を乗り越えるくらい大変な賭けだった。特にキングのり(ag)は柴田兄弟とともにスタッフ的なものをするとともにとにかく場を盛りたてたり勇気づけたり、とにかく一貫して空気を作るひと。こういうひとがいたからこそ乗り越えられたとも思う。実際、のりくんも大変だったでしょう。その集大成が先述のアルバム『ハンバーグ』だったわけですね。楽曲的にはひまわるならではのインストパートまで徹底的にこだわったポップス、ロックが満載です。全員の声、音がちゃんと聴こえるところとか、そういうところにはもの凄くこだわっている。CMの曲を聴くだけでもポップスタンダードさがわかるでしょう?

$北村和孝 rhythmagic 楽興のとき

そしてさらなるサプライズがゆうすけ(g,b,key,cho,prog)がまりこ(vo)と新たにポップユニット march rabbitを結成したこと。昨年初めてライブを観たときに、あ、ゆうすけくんはこんな曲が書けてギターを弾けるひとだったのか!と驚きましたが、先日リリースされた『Magical Tree』(HIMAWARU ENTERTAINMENT)を聴いたら実は歌詞まで自身で書いていたのでさらに驚きましたね。打ち込みドラムは意図的にチープな音色を使っていて、ギターもトレブリーなドライブトーンで編んでいる辺り、初期ひまわるを彷彿させる感じもあって面白かった。曲は相当作り込んでいて、随所からゆうすけくんの氣が伝わってきます。「流れ星」はひまわるの「We Never Say Good-Bye」のテイストをさりげなく織り込んでいるようだし。曲はどれも粒揃い。特に面白いのは「SUPER POWER」。曲もアレンジも歌詞も面白くて唯香ちゃんのゲストコーラスも良い。「Magical Tree」「ROUND AROUND」などごっついギターリフとポップなメロディが絡んでいくあたりのスタイルがmarch rabbitのトレードマークになっていくのかもしれない。ひまわるとまるで違うアプローチをやるんじゃなくて、ゆうすけくんなりのポップミュージックをそれまでの経験値を踏まえて編んでいったところが良い。いわばゆうすけくんのこだわりが詰まったもうひとつのひまわる的な音楽と言えるかもしれない。このアプローチがまたこのアルバムが成功した理由だと思う。この後ソロアルバムを作るらしいけれど、こっちのほうが意外性という部分はより出るんじゃないだろうか。何せウサギ年なんだものね、縁起がいいね。

彼らはきっと人生を「楽しい」と形容するでしょう、どんな「大変」なことがあるんだとしてもね。僕がその域に達するにははてさてどれくらいかかるかなぁ。僕はあとどれくらい生きる時間が残されているかわからないがちょっと難しいかもしれない。しかしゆうすけくんのように前向きな歌詞が書ける自分になりたいものだ。無理かな。

初詣行く? ブログネタ:初詣行く? 参加中

あけましておめでとうございます。

僕のここ数年の年越しですが、Sweep加藤大典さんとディスクユニオンの大晦日セールに行き、新小山の居酒屋で飲食して年越しして、大滝詠一「NIAGAARA CALENDER」を聴きながら江ノ島に向かい、江ノ島神社~江ノ島大師をめぐって江ノ島一周してそのまま初日の出を迎えるというのが恒例化しています。その前から年越し~初詣は行っていたんですが、江ノ島がいちばん良いという結論にふたりとも達しました。これは恒例化に値する行為だと我ながら思っているわけですが、毎回いろいろとマイナーチェンジがあったりします。例えば今年だと、いつも行っている飲み屋さんが11月末で潰れていたというアクシデントに陥ったり…。かわいそうな加藤さん、大晦日は一食もせずに江ノ島一周させられてしまったという。そのまま江ノ島丼を創始したハルミ食堂にて江ノ島ラーメンと江ノ島丼で晩酌するという初試みもありましたね。初日の出まで時間がどうしても余るので、江ノ島大師の本堂にて不動明王ににらまれながら仮眠をとるというイベントもありました。この辺の時間をどのように有意義にさせるかが来年の課題だね。

『NIAGARA CALENDER』のトップを飾る「Rock'n'Rollお年玉」。中学時代『A LONG VACATION』で大滝詠一さんのファンになった身からすると、どうもその前のコミックソングなのかなんなのかよくわからない曲名の旧譜を聴くにはならないまま10代を過ごしました。その後CD選書シリーズで再発されてからナイアガラカタログを聴くようになったんです。『NIAGARA MOON』は最初聴いたときからハマったんですが、『NIAGARA CALENDER』はねぇ…。「青空のように」とかあの辺は死ぬほど好きなんですが。このアルバム、音楽的才能に秀でているミュージシャンはとりわけ反応する傾向があって、鈴木祥子さんもそのひとりだそうです。「青空のように」カヴァーして、カップリングに「Rock'n'Rollお年玉」ライブverを収録しちゃうんだものなぁ。この「Rock'n'Rollお年玉」のライブ、僕も渋谷AXで実際に観ていた1人なんですが大変驚きました。そして“初めてライブで聴いた!”とも思いました。当の大滝さんがライブやらないからね…。

そもそも江ノ島神社で初詣しようと思ったのはなんだっけな? たしか最初は川崎大師に行こうと思ったんだけれどたどりつけず、おまけに江ノ島まで来ちゃったんじゃなかったかな。あとエボシ岩が観たいとかいろいろ言っていた気がする。加藤さんも僕もサザンファンでもあるので。湘南音祭か何かで江ノ島に通っていた頃だったので、そういえば神社があったのを思い出した、と。たしかそんな感じだったかと思います。でも何故か引き寄せられるように江ノ島にたどりついたんだよね。それ以来毎年江ノ島にお参りに行って破魔矢を買って帰って来ています。今年で4回目なのでした。来年も行くでしょう。江ノ島神社は日本三大弁天の一つなんだよね。

$北村和孝 rhythmagic 楽興のとき

ここんところ年越しは天気に恵まれていて、今年も見事な初日の出を堪能できました。ちなみに今年のおみくじは「末吉」。僕は爆風スランプのファンでもあるので良い兆しだと思っております。

SING! SING! SING!

テーマ:

ラッツ&スター「憧れのスレンダーガール」

落ち込んだ時の復活方法 ブログネタ:落ち込んだ時の復活方法 参加中

何かに裏切られて、躓いて、どうにもこうにも袋小路で、解決策がなくて、頼れる宛もなくて、とりあえず今は時間が過ぎるのをやり過ごすしかなくて…そんな逆境なりなんなりにたまに感じられる幸福感のために誰もが我慢して生きているんだと思います。面倒くさいのでそれはもう誰だってだいたいはそういうもんだと思うことにします。

さてそんな落ち込んだときの自分を救済する方法ってみなさんなんでしょう? お酒? ショッピング? クラブに行って踊る? 車走らせる? バイク? スポーツ? 旅行? …ひとそれぞれだよね。僕の場合は音楽です。聴くのも弾くのも作るのも書くのも一通りやりますので。しかしそんな音楽に裏切られてしまったらどうすればいいんでしょう? そして救済方法にドラッグを選ぶという場合。薬物問題なんて今始まったことではありません。が、ここんところあまりにそういうニュースが多いとは思う。でもって、そういうのを社会のせいとかにするのは10代までにしておきたい。やはりどうしようもない時代の中でいかにサヴァイヴァルをしていくかが働き盛りの人間の正常なる思考だとしておきたいので。

先週からの件でとにかくショックを受けたのは田代まさしさんの再々再々逮捕でした。僕、もともとファンでしたし応援していたんです。そして今回こそ断ち切ってくれると信じていた。着々とメディア復帰の動向に動いていたしみんな基本的に応援姿勢でしたよね。一部では甘いという声もあったし、結果的にそういう発言者の危惧する結果になってしまったわけなんですけれど、僕なんかそんなアマちゃんな発想により余計にショックを受けているのです。僕、お笑いの田代まさしなんてどうでもよかった。それよかあなたにはソウルミュージック/ドゥワップがあるじゃないかと。復帰後、企画盤ではあったけれど音楽もやるようになって、その辺は興味持てなかったんだけれど。ただ去年からの動向ではラッツファンなら知っているだろうけれど、田代まさし&山崎廣明監修によるDoo-WopコンピレーションCD『DOO-WOP MANIA ORIGINAL VOL.1』がリリースされたり、しかもこれは伏線で山崎廣明&ダイナミクスを率いてのニュー・アルバム『ジャップ! ジャンプ! ジャイヴ!』に繋がっていた。この中で田代まさしは2曲リードヴォーカルをとっているんです。インディーズだから出してくれるとは思うんだけれどどうだろう? でもってラッツ&スターBOX『The Complete History of RATS&STAR Complete Black』もリリースされた。マーチンのアニヴァーサリーライブでの共演は叶わなかったけれど、そのほかではちょくちょく共演するようにもなっていたんです。僕はこのままいけばラッツ&スター再編は夢じゃないと思っていました。現にマーチンも「いつか田代を俺の横に立たせたい」と公言していたわけですから。そんな中、まさかの報道…TBSラジオ「ゆうゆうワイド」で臨時ニュースみたいに入ったのを聞いたんですが、その瞬間別に関係者でもないので頭が真っ白になりました。

しかし、正直再犯性に関しては否定的というわけではなかった。煙草でさえあんなにやめられずに困っているひとがいるというのに、一度薬物を知った身体がそう簡単に断ち切ることができるか? 実際、彼はすでに再犯者だったわけだし、同様に好きな音楽家のケースとしては岡村靖幸もいます。岡村ちゃんは裁判時、出所後はカウンセリングを受けることを公言していたので多分今そういうリハビリ期間なのかなという感じもしますが、それでも彼に次がないとはいえないと思う。これは彼らを信用する、しないというんではなくて、薬物の常習性というのは並の人間で太刀打ちできるものではないんだっていうデータがきっちりあるわけですから。やめようと思っても、たとえば睡眠時に夢でキメてる快感が蘇ったりするわけだよ? 本人のハイヤーパワーで簡単に完治できる容易いことじゃない。病気なんだもの。その上でイネイブラーの手招きなんて常にあるんだろうから。ダルクに通って特定の医師について、それこそ定期的に警察署に出向いて目の前で尿検査だとか、徹底的なケアをしてなんとかまともな生活が近づいてくるんだと思う。田代まさしの出所後の言葉で気になったものが2つある。「あんな(刑務所で)つらい想いをしたんだから二度と薬物には手を出すわけがない」「(薬物反応がないという)医者の診断書も持っている」…この手の発言は考えの浅はかなことの証明なんだよね。どんなつらい経験をしようが断てないのが薬物中毒なんだから。

報道を聞いたとき、一緒に逮捕された女性に「また薬物の道に引きづりやがって!」と一瞬逆上したんだけれど、多分彼女は田代まさしのカモフラージュとして薬物を入手していたんだろうし、彼女がどれだけ薬物に対する経験値があったのかはしらないが、得てして親密な人間関係ほどイネイブラーになりやすいっていう落とし穴もあるってこと。もちろん最大に悪いのは田代まさし本人に違いないわけだけれど、周りのスタッフなり保護観察者も甘かったと言わざるをえない。「じゃぁ、どうすればいいんだ!?」って言われても困るけれど、極端な話、薬物中毒者に人権なんてないんだっていうくらいに監視していないと。本当それくらいどうにもならないんじゃないかって気がする。手を出すときは「一回だけ」と思うんだし、そんなもん禁酒禁煙ダイエットのひとも一緒でしょう? その「一回だけ」の自分との葛藤で勝てるひとがどれだけいるか? 奇麗ごとじゃないんだよ。なかなか難しいのでは? 僕が田代まさし本人だったらやはり自信ないね。どれだけ迷惑がかかるひとの顔やら、悲しむファンの顔が脳裏によぎろうとね。快楽ってそういうもの。

別の発想もあった。快楽には快楽で打ち勝つ。クスリの快楽に打ち勝つのはひょっとしたら音楽では? 田代まさしでも岡村靖幸でも最後の望みはそこなのでは? ずーっとそう思っていた。今も思う。だからバンドやろうとしていた動向は良いと思っていたんだけれどね…そんな甘くはなかった。つまりは田代まさしは僕のそういう期待を二重の意味で裏切った。それでも僕はあまちゃんだからさっさと刑期まっとうして次こそ更生しろって思うけれどね、もしくは死ぬか。僕なら死ぬかな。それくらい今回の裏切りっていうのはとてつもなく重たい。絶望的。でも先述のように放っておいて治るものじゃないんだ、薬物中毒は。結局は誰かが手を差し伸べなければいけないんだろうし。じゃなかったら、アムステルダムにでも高飛びしたら? 最もこの犯罪歴で“コーヒーショップ”は無理だろうけれどね。

重ね重ね「お笑い」のことはわからないのだけれど、ミュージシャン/パフォーマーとしての田代まさしはどんなジャンキーにしろ魅力的だ、残念ながら。彼に見切りつけてラッツ&スターを再編しても物足りないものになるだろうしね。ラッツ再編の夢はもしかしたら、いや、もしかしなくてもこれで終わりかも。でも人間生きていれば奇蹟は起きるから。でもって真逆のことを書くけれど、僕のように『Mr.BLACK』でも『SING! SING! SING!』でも『SOUL VACATION』でも、“残りの人生であと何回聴くことができるんだろうな”とそういう覚悟で聴く人間にとっては、今回のような事件は本当に絶望的なことなんだ。音楽でもなんでも生きていればであって、実際問題僕も田代まさしも先はそう長くないかもしれない。だから一瞬の快楽に身を落ちるよりも、レコードなりライブパフォーマンスなり“田代マサシ”しての歌詞や描画…後世に残るものに生命をかけてほしい。あんたもう人一倍、しかも一般人が獲ない快楽を散々味わって来たんだ。この先は慈善事業で身を滅ぼすくらいのつもりでやってもお釣りがくるんだろうしね。

悔しいけれど僕だけはあなたを待っているよ。ひょっとしたらお互いあと何ヶ月生きられるかわからないような身体なのかもしれないけれどさ。好きになっちゃったんだから仕方がない、あなたにとってのマリファナみたいなものなんだろうね、僕にとっての音楽ってさ。

銀色の少女

テーマ:
女子、何歳まで? ブログネタ:女子、何歳まで? 参加中


森高千里「私がオバさんになっても」…この曲の破壊力は凄かった。この当時だと20代後半ですでにオバさんみたいな風潮もあったのだ。

駄菓子菓子(ロビンちゃんの真似)、

今は明らかに変わったよね。自分が年齢をとったのも大きいが、30代の女性は女子って感覚だなぁ。


飯島真理「Echo」


原田知世「くちなしの丘」


あみん「銀色の少女」

40代も女子になりつつある時代ですね。