高2の分岐点 | ポータブル・メモリーズ

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一人でも傷ついた夢を取り戻す・・・はずだったのに

なんの前触れもなく、高校生の頃の夢を見た。



文化祭の準備をしていたから、あれは高校2年の頃のこと。



放課後、私は部活を終えて帰ろうとしていた。



クラスでは、数人のクラスメイトが文化祭の準備をしていた。



私はそれを知っていたが帰ろうかなと思っていた。



そのクラスメイトたちと特に仲が良かったわけでもないし、
体力のなかった私は疲れていた。
はやく帰って横になっていたいぐらいだった。


しかし同じ部活で同じクラスの友人が言った。


「ちょっと行ってこようぜ」


あまり気乗りはしなかったが、私は付いていくことにした。
見に行ったら帰るぐらいのつもりで。



しかし、いざ行ってみたら
何もしないで突っ立っているわけにはいかず
結局夜まで手伝うことになってしまった。


なんでこんなことしてるんだろう…と思いつつ
ほとんど話したこともなかったクラスメイトといろいろと話すことができた。


そこからいろいろと繋がっていくメンバーがいたりして
高校2年の秋や冬は楽しい日々に繋がっていった。
あの頃話したクラスメイトたちとは
今でも繋がる友人だったりする。
私を誘った同じ部活の友人とは今でも年に数回会う間柄だ。


ちょっとしたきっかけで、それまでの日々は劇的に変わっていく。








あれから
20年近く経つが、
何でも行動してみなければな、と思える分岐点だったと今振り返ると思う。



もしあの時帰ってしまっていたら
どんな秋や冬を過ごしていたのだろう。



あまり想像したくないものである。




現実にあった日々より楽しくなっていたとは思いにくいからだ。