離婚工作を請け負った「別れさせ屋」の男が、離婚させた後に交際を続けた女性を殺害した事件をめぐり、被害者の五十畑里恵さん=当時(32)=の遺族が6日、男の所属していた東京都内の探偵会社や同社に依頼した元夫を相手に、約1700万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。
 遺族の代理人によると、同社が桑原武元被告(31)=殺人罪などで懲役15年が確定=を通じて行った工作により、五十畑さんは離婚に追い込まれ、遺族も精神的苦痛を被った。
 桑原元被告は名前や職業を偽って五十畑さんに接近。離婚させた後も交際を続けたが、昨年4月に口論となって殺害した。
 東京地裁は今年3月、元被告の刑事裁判の判決で、「金目当てに工作に及ぶ者や、目的のためには手段を選ばず依頼する者が存在すること自体が遺憾」と非難した。 

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