29日午後1時頃、大阪府茨木市庄2丁目のマンション1階にある歯科医院「よこはた歯科」で爆発があり、横畠啓院長(40)ら男女4人がやけどなどの重軽傷を負って病院に搬送された。現場はガラス扉が木っ端みじんになって散乱。周辺の飲食店にも被害が及ぶほどの爆風だった。大阪府警茨木署が詳しく調べているが、義歯などの作製に使うプロパンガスが爆発原因とみられる。

 閑静な住宅街の一角に、激しい爆発音がとどろいた。茨木署によると、横畠院長は診察後にガスバーナーを使って作業。院内に何らかのガスが充満し、引火したとみられるという。横畠院長は顔や体にやけどを負って重傷。命に別条はないが、熱風を吸っており、気道熱傷の可能性もある。ほか20代の女性歯科助手と治療に訪れていた70代の女性、その夫とみられる70代の男性が病院に搬送されたが、いずれも打撲などの軽傷だという。

 横畠院長は救急搬送される前、「ドアを開けた瞬間に爆発した」と説明。爆発は1回とみられ、火災は発生しなかった。茨木署によると、義歯などを作る技工室には5キロのプロパンガスボンベが置かれており、最も激しく散乱。この部屋で爆発が起きた可能性が高いが、院長は直前まで診察を続けていたとの情報もあり、原因の特定には至っていないという。

 歯科医院の玄関、窓ガラスがほぼ崩れ落ちただけでなく、幅約10メートルの道路を隔てたラーメン店のガラス戸も全壊。同じく道路を隔てた自動販売機のショーケースも割れ、衝撃の大きさを物語っていた。現場の2軒隣で喫茶店を営み、119番通報をした女性は「ガッシャーンと音がしたと思ったら、1、2分で歯科助手が飛んできて『氷をください』と。外に出てみたら、ウチの前にもガラスが散乱していて、軽トラックが荷物のガラスを落としたのかと思った」と驚きの様子だった。

 茨木署によると、この歯科医院では都市ガスを利用するだけでなく、室内にガスボンベを設置。義歯などを作る際、金属を溶かすためのガスバーナーで、プロパンガスを利用していたようだという。喫茶店の店主によると、歯科医院は2001年に開業。近所の住民は横畠院長について「腰も低いし、治療もいちいち説明を尽くしてくれる」と好印象を口にしている。

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大阪府警 プロパンガス ガスバーナー を調べる

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