銀橋Weekly

宝塚歌劇研究者、銀橋のアカデミックでミーハーな宝塚ブログ。


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【娘役部門】
 

 

5位はそれぞれ2票を獲得した純矢ちとせと桜咲彩花でした。

 

娘役トップ、ヒロインでなくとも宝塚の娘役としてきちんと役割を果たし、魅力的な舞台を務めたことは、このヅカデミー賞に限らず多くの方から支持され、愛されたと思います。

 

 

 

 


王冠第4位王冠
月組 愛希れいか 9票

 

可愛らしさや初々しさを失わなずに大人の女役としての色気と貫禄がついたこと、極めて高いレベルのダンス、歌と芝居の安定感を推すコメントが多かったです。

 

娘役トップとしてキャリアを積み、月組の、宝塚の娘役の指針の1人になっても常にフレッシュな舞台を魅せてくれるのは本当に舞台人なのだなと思います。

 

進路決断について意見は様々あると思いますが、私は彼女の気持ちを尊重します。

 

本人が考えて決め、役割を与えられ、それを上回るようなパフォーマンスで応え続けるのであれば、私は月組娘役トップスター、愛希れいかを応援します。

 

今年で娘役トップ就任6年目に入りますが、昨年の役で言えば舞音や帰蝶、ショーでは「GOLDEN JAZZ」、「Forever LOVE!!」のエネルギッシュで野性的なダンスの場面などを観ていると、彼女にはまだ新たな可能性があり、演出家も次のイメージが湧くのではないかと思います。

 

新生月組にとっても大きな存在です。

 

今年は珠城りょうと共に月組を力強くフレッシュに牽引する姿、新しい役やキャラクターとの出会いに期待します。

 

 

 

 


王冠第3位王冠
雪組 咲妃みゆ 12票

 

相手役 早霧せいなへの姿勢、人物が憑り移ったかのような演技力、総合的な実力が評価されたと思います。

 

彼女は役者としてどんな役にでもスッと入れるセンスを感じます。

その上で、常に演じる準備ができているからムラのない役作りになるのでしょう。

ナウオンなどを見ている印象では非常におっとりしていていい意味でクセ(個性)も垣間見えますが、それが舞台上で灰汁(アク)にならないのが彼女の長所の一つだと思います。

 

「るろうに剣心」の薫は原作を知らないのに勝手に納得してしまうような愛すべきキャラクターを隙なく完璧に構築。

 

「ローマの休日」、アン女王では凛とした佇まいに貴族らしいちょっとした抜け感を織り交ぜ、ジョー・ブラッドレー@早霧せいなと抜群のコンビネーションを展開しました。

 

強烈なキャラクターでなくとも自然な芝居ができることを示したのは「私立探偵ケイレブ・ハント」のイヴォンヌ。

 

現代的な女性にほぼ近い役でもその人の魅力や面白さが分かりやすく伝わってきました。

 

 

また、相手役 早霧せいなへの忠誠心、コンビとして舞台を作っていくことへの探究心と努力も人並外れているように見えます。

 

それでいて依存とは違う関係性であり、2016年は特に1人(あるいは自分が中心となる場面)で劇場空間を埋めるパフォーマンスでも確かな結果を残しました。

 

例えば薫のソロ、「Greatest HITS!!」のマテリアルガールなど、堂々としたステージにも圧倒されました。

 

 

退団を意識して役やパフォーマンスが変わるスターではないはずです。

 

中日劇場「星逢一夜/GH」の再演、きっとまたゼロからしっかり創り上げるのでしょう。

相当大変だと思いますが、その分新たなる再演に出会える期待感があります。

 

幕末太陽傳はいずれの役にしても最後にまた一花咲かせ、弾けてくれると思います。

 

 

早霧せいなとのゴールデンコンビの集大成、成就もしっかりと目に焼き付けたいです。

 

 

 

 


王冠第2位王冠
星組 妃海風 14票



北翔海莉の相手役という大役を見事に果たしたこと、宝塚娘役としての完成度、常に明るく、可愛らしく、元気な姿に感謝のこもった票が集まりました。

 


まずは北翔海莉に全力でぶつかり、組むだけの実力があったこと。

 

体当たりする力がなければ、ぶつかっても弾き飛ばされてしまうようでは。

気合と根性だけでは到底務まらなかった北翔海莉の相手役、星組娘役トップスター。

 

彼女はそんな気概と実力の両方を兼ね備え、さらに油断も臆することもなく鍛え上げ続けました。

 

娘役トップがゴールではなく、そこからの方が上り詰めたように見えました。

 

 

「可愛らしい」という評価がここまで絶大だった娘役を私は記憶していません。

宝塚が好きで、娘役であることを愛する姿勢の表れだと思います。

 

例えば「LOVE&DREAM」はプリンセスそのものでした。

 

ただ、そんな甘くとろけるような可愛らしさだけでなく、ビシッとカッコ良く決められるのも愛された理由ではないでしょうか。

 

役のあらゆる心情が外連味なく素直に、ストレートに表現されるので、観る側も自然と心を開いて受け止められました。

 

 

北翔海莉同様、彼女もまたジメジメせず、涙はあっても晴れやかな集大成であり、娘役道を極めた華やかな退団だったと思います。

 

 

 

 

愛希れいかが三連覇を果たしていた娘役部門、2016年の1位は・・・

 


 


王冠第1位王冠
宙組 実咲凜音 22票



実咲凜音がついに、娘役部門1位を獲得しました。

 

「エリザベート」の完璧かつ圧倒的な歌と芝居への評価が集まりましたが、それだけでなく「Shakespeare」や「王家に捧ぐ歌」(博多座)、「双頭の鷲」など出演した全作品が支持されており、文句のつけようのない素晴らしい年だったというコメントも多かったです。

 

まずは「エリザベート」。

 

歌だけを押し出すのではなく、役から入って、そこに歌が乗っていました。

限界を知らない歌唱力が役の可能性を大きく広げ、かつてない豊かなエリザベート像を描きました。

 

「エリザベート」の経験を活かし、さらに新たな役作りに挑んだ「双頭の鷲」はもしかするとエリザ以上の衝撃的なパフォーマンスだったのかもしれません。

 

タカラジェンヌの品格はありながら、宝塚の枠を超えたような壮絶な演技。

正直、ここまで突き抜ける実咲凜音は初めてでした。

 

当初1回の観劇計画を変更せざるを得ないほど、「もう一度」という気持ちが収まらない王妃役。

2016年は「計画通りいかない」観劇納めとなりました。

 

 

「Shakespeare」をはじめ、朝夏まなととのコンビネーションも毎公演素晴らしかったです。

 

(2人の役と心の)距離感が絶妙といいますか、至近距離から少し置いた距離までどういう関係性でも的確に作れるのは深い信頼関係がある証で、トップコンビとしても理想的だと思います。

 

寄り添うだけ、主張するだけという単純な立ち位置ではなく、相手役として(朝夏まなとに対し)作品、場面ごとにスッと自然に収まるのは技術とハートの両方があるからに違いありません。

 

彼女はこの点がダントツに上手く、見事だなと毎回感心しています。

 

 

実咲凜音の積み重ねてきた努力、磨き続けた天才性、その全てが最高の輝きを放った2016年でした。

 

退団公演ではまた新たなキャラクターを魅せてくれるでしょう。

 

そして悲しみや涙を吹き飛ばすような、伝説的な歌声が劇場一杯に響き渡ることを願っています。

 

 

 


 

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