友人

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昨日、十年来の友人が、遠方よりわざわざ訪ねてきてくれました。

彼は建築の分野で大学院まで進んだ後、紆余曲折を経た36歳の今年、

人生で初めて建築事務所へ就職したとのことでした。


人のことは言えませんが、彼もあまり辛抱のできるタイプではなく、

これまでも、仕事の話になるにつけ現状への不満を並べ立てるその姿に、

僕ですら、歯がゆい思いを持った覚えが幾度と無くありあます。


僕にとってのバイクと同じように、彼は昔から純粋芸術に傾倒しています。

それらの中には日常社会とは親和性の低い思想もあったりもするだろうし、

それが彼をこれまで迷走させたきた一因かもしれません。


でも、数年ぶりに再会した彼は違っていました。

まあ、36にもなってモラトリアム青年みたいなことを口にしてる方がありえない話ですが。

現状の課題克服に話題は集中し、表情にも凛としたものを感じます。

何より、彼自身の本分をハッキリと自覚しているようです。


僕にしてもアルバイトを抱え込み、本分は一人が食べていくことだけでは無くなってきています。

自身の責務を改めて自覚しなければと思うのでした。



36歳からのスタートは大きなハンデを伴っていますが、それは誰とて同じこと。

彼の成功を心から祈るとともに、我が身を見つめ直す良い機会となりました。




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