冬の華! | Bokuと映画  Chackn'sBlog

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おきにいり映画、 地元鹿児島のこと、 70年代、80年代のおもしろかったこと、 
趣味の話、 最近の出来事など。。

今日も




健さんの作品となりますが、、、





お付き合い下さい。






これも



20代の頃でしたか



その頃東映の実録ヤクザ映画ばっかり観ていたのですが、


実録物とは違いますが、


どっぷり健さんの魅力のハマってしまった作品でしたよ。




「冬の華」





1978年公開作品。


監督 降旗康男

主演 高倉健



つい最近また見返してしまいました。


ついでと言ったら失礼ですが


こんな作品もレンタルしてみたのです。


降旗&高倉の初タッグ作品。


「地獄の掟に明日はない」!





1966年公開作。



この年は


降旗監督はデビュー作の「非行少女ヨーコ」を撮った後、


同年にこの作品を撮っています。





非行少女ヨーコは


緑魔子さんもすばらしいのですが、


また他の若者たちも個性的でよいです。


作風的にはあまり好きな作品ではないかもです(^^;


若い役者さんたちが良いですよ。



そしてその同年に撮ったのが


「地獄の掟~」なわけですが、



これも健さんがすばらしくかっこいいのです。


最後の健さんのシーンもしびれます。




実際、




イメージとしたら


「冬の華」と似た感じもうけます。





それではその「冬の華」なのですが、



「カルマ」の映画ですねえ。




これまで



仁侠映画で斬った張ったを繰り返した健さんに



「幸福の黄色いハンカチ」なんかじゃ


あなたの罪は消せないのだよと


東映映画から告げられた作品じゃないかと。




つまりは、


幸せになんかなれないのだよというアンチテーゼの作品。





冒頭で


「なげえ付き合いじゃねぇか。」


と言われるほどの付き合いをしている池部良を殺め、


罪滅ぼしとばかりに


その娘さんを影ながら支えるという


ヤクザ版「あしながおじさん」なんて言われ方もしていましたが、



ラストにまた


同じセリフと告げられて


その彼をもまた殺めてしまう。



この健さんは


また罪滅ぼしを一生をかけてしなければならないのか。





殺めた人の数だけ。。






映画の中で



何人もの人を斬っていた健さんに



このラストは実に酷であろうと思うのです。




東映から出て、



他の製作会社から歓迎された健さんでしたが、


そんな簡単に抜けられませんよと言ってるような作品です。




でも


作風は往年のヤクザ映画とはぜんぜん違うわけで、



実にモダンな作品。



音楽は


管楽器じゃなく弦楽器!


byクロードチアリ!(°∀°)b



チアリさんは一時期アメブロガーでしたねえ(^^;



もの寂しげなギターの音色が


ハマの雰囲気に合います。



作品自体も


ずっと静かな雰囲気。



クラシックも多用されています。





ヤクザも横浜の地元の方たちは


トラディショナルないでたちなんです。



関西から来た連中は


やはりガラが身なりも悪い。





また



当時の横浜の風景が観れるのも今見ると楽しいです。



そして



健さんの取り巻きの漢たちもまた、


実に渋くかっこいい!



この作品を観返して、


ふと思ったのですが、



去年突然のリタイヤをしてしまった



田中邦衛さん。




思いたくも無いが



こうも続くと心配ですよねえ。



私の中では1、2を争う好きな役者さんですのでね。






はい。






それでは



文太さんの



ドラマ版「幸福の黄色いハンカチ」、



この前見ましたよ。




ドラマの質、うんぬんはやめときまして、



文太さんも




やっぱりかっこええなあ。。。




て、思うわけです。






もうね、





ここでも文太さんの作品は色々やっちゃいましたので、



健さんのようには続けてはしませんが、





何かしたいとは思っております。





また




整理できたらやります。





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