五十音順「ぴ」ですね。「ピン芸人」でいきます。
思うんですけど、芸人の世界でよくあるパターンで、コンビ芸人がコンビを解散した時、「次のコンビを組むまでの間ピン芸人をやる人」と「やらない人」っているじゃないですか。まあ、「そのままピン芸人になってしまう人」もいるんですが、それは今回の話では置いといて。
この「解散した後、次のコンビが見つかるまでピン芸人をやる人」と「次のコンビが見つかるまでピン芸人をやらない人」の差って、恐ろしい程大きいんですよ。
なぜそう断言できるかというと、僕はこの両方のパターンを経験しているからです。
ルサンチマンは二回解散してるんですけど、一回目の解散の後の僕は、「ピンネタから逃げ続けた」んですよね。とにかくピンになってスベるのが怖かった。結果としてネタも作らなくなって、ライブにも出なくなって、パチンコにハマッてそのまま引退寸前までいったんです。何とか再結成することができたんですけど、解散中ずっとピン芸人をやっていた相方の吉尾に比べて、腕は相当なまってましたね。
その時の嫌な思い出があるから、二回目の解散(死別)の時は、すぐピン芸人に切り替えることができたと思うんです。
とにかくね、芸人スタートからコンビ芸人だった奴が解散してピンになったって、絶対に最初はスベり続けるんですよ。ネタの作り方もコンビとピンでは全く違うし、リズム感も違いますからね。でも、スベりながらもそこで踏ん張ってピンで舞台に立てる人ってのは、確実に色んなものを得ることができるんです。そのままピン芸人になることもできるし、新たにコンビを組んだとしても、ピンの時に培ったものって絶対に無駄にはならないと思うんですよね。
多少コンビの時実績ある人が解散し、そのまま芸人の世界から消えていってしまうことは往々にしてありますが、やはりその原因の多くは「とりあえずピンで舞台に立たなかったこと」にあるのではないでしょうか。
最近解散して相方探し中の芸人さんは、 とりあえずピンでライブに出てみましょう。多分スベると思いますが、絶対にその経験は無駄にはならないと思いますよ(経験者は語る)!
そして、コンビだろうが何だろうがやはり「芸人の基本はピン」ですからね(これが苦肉祭イズム!)。個の力が強くて損することは絶対にないです。

PS…ああ、それにしても今年のR-1、何故にあんなにあっけなく終わってしまったのだろう。それだけが悔やまれる。落ちたのは僕じゃない。「ルサ二チマン浅川」なんだ。
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