被災地に必要なもの | 名古屋で精進する社長の独り言

被災地に必要なもの

名古屋で精進する社長の独り言-2011_05_21


金曜の夜に岐阜を出発、土曜に宮城県に着いて作業、日曜の朝に帰着の弾丸ボランティアツアー。


今回のメンバーは結局36名。ほとんどが初参加で初対面!
俺自身も、主催者の鎌倉さんとは3回ぐらいしか会ったことがない。
それでも、やはり現地に行って何かしたい気持ちが強く、今回一人で参加した。


同行のメンバーは、思ったよりも女性や高齢者が多く、
49才の俺よりも、明らかに年上の方が6~7名もいる!


最高齢は70才のお父さん! この方、スコップ使いがものすごい!
腰にバクダン抱えている俺なんかでは、太刀打ち出来ないほどパワフル!
また、大阪から単独参加されたお母さんもすごい!
常に 「陽気な大阪のおばちゃん」 を演じてくれていた。(素?) ヾ(^ )コレコレ


そんなスゴイ方達との、初めてのボランティア。
腰を痛めることもなく、楽しく無事に終えることが出来た。


* * * * * * * *


今回は、36名が12名と24名とに別れて2軒の民家を片づけに行った。
俺は24名のチームに入れられ、そのお家の庭に流れ着いたものの片づけ。


土砂は言うに及ばす、
木、枝、竹、丸太、ガラス戸、アルミサッシ、畳、布団、タイヤ、マットレス、
肥料、ビニールハウスのビニール、木の電柱、鉄くず、パソコン、電線…
それらを分別して固めて置く。回収出来るものは産廃業者が取りに来る。


土砂や木々は、その山を崩し、スコップですくい、一輪車に乗せて空き地へ捨てに行く。
捨てに行く途中の田んぼの中には、まだ手つかずのガレキが貯まっていた…。


24人が6時間掛けて作業をしても、

それはたった一軒の庭を掃除したに過ぎない…。


田んぼの中や周りはまだガレキだらけだし、
ボランティアが入っていない家は、家族だけで気の遠くなるような作業をされている…。


* * * * * * * *


自分の出来ることをする。

俺は今まで、そう思って募金をしたり、物資を送ったりした。
しかし、改めて現地を見て思ったことは、ただ一つ。

物資じゃなく人手が要る!それだけだった。


まだまだ手つかずのところが多すぎる。
お金や食べものが足りていても、足りていなくても、

それでもまだ、誰も何も出来ずにいる場所が多すぎる。

見渡す限り、手つかずで異臭を放つ、ガレキの山ばかり…。

それが現実だった…。



一人でも多くの人が実際に現地に行って、

スコップ一杯でもかき出せば、一抱えのゴミでも捨てれば、

たったそれだけでも、間違いなく現地の方々の助けになる…。



今本当に必要なのは、人手です!



ここをご覧の方、ぜひ周りの方にそのことだけでもお伝えいただければと思います。



来月もまた同じ主催者で同じツアーがあるとのこと。

費用は往復運賃、ボランティア保険も含めて、1万円ポッキリ。(余剰分は募金)
俺もまた、何とか予定をやりくりして参加しようと思っています。



ありがとうございます!




※TOP画像は今回のメンバー。
  数名はバスに残っていたので、これが36名全員ではないけど…。 (´・ω・`)
  知らない人たちが、知らない人を助けるために、汗水たらす。

  ホント素晴らしい仲間でした!感謝! (^人^)