今日はセカンドオピニオン外来で遠方の病院まで母と共に車で行ってきた。


当初14時からの予定だったが、正午前にいつもの市民病院から電話があり、先方の都合で本日16時からか、それがダメなら明日に変更して欲しいとのこと。
明日は延期された抗がん剤治療の開始日であるし、母も仕事なので、16時からの変更で了承した。

病院までの距離の大半を高速道路で移動したが、それでも1時間半。

ようやく到着した病院はいかにも街の総合病院らしく、とても巨大で幾つもの棟が林立している形になっていた。

開始30分前に到着して受付を済ませ、16時になったら時間通り担当医師と移植コーディネーターが現れた。

この病院の血液内科のトップであり、日本の血液内科医でも名医とされる大変ご高名 な大先生がたまたま私の担当だった。

先生は私からの簡単な聞き取りと、持参した資料に目を通しながら、淡々と見解を述べられた。

焦点はやはり移植の話で、するならどのような方法が考えられベストであるのか、それに殆どの時間が費やされた。

残念ながら実弟と4/6しか一致していないということで、骨髄バンクを介しての移植を考えるのが常識的で妥当であるらしい。

骨髄バンクで一致する型を照会してもらった事があるか尋ねられたが、主治医からは何も聞いたことがない(結果が出たのがつい最近でもある)ので「ありません」と返答したところ、コーディネーターの人がすぐに調べに行ってくれた。

しばらくして戻ってきたコーディネーターの人の手には結果の用紙が。
こんなに早く分かるものなんだなぁ、と感心していたのも束の間、なんと衝撃の結果が!

フルマッチ件数ゼロ…。

43万人のドナー登録者から検索してもHLAが完全に一致する人がいないという結果。

私ももう“悲しい知らせ”には慣れてしまっていて、正直それほど動揺もしなかったのだが、これは厳しい現実なんだという事をそのうち身をもって理解するのだろう。

先生も珍しい型であると言い、これを受けてやはり血縁からの「ハプロ移植(HLA半合致血縁者間移植)」か「臍帯血移植」に話はまとまっていった。

先生はなんとハプロ移植を開発したご本人でもあり、もちろんこの病院でもハプロ移植を行っているのだが、現在十数名の移植待ちで、骨髄バンクほど待たないにしても数カ月後にはなるとのことだった。

その選択をしても、それまでにどう繋ぐか?

私の場合、化学療法のみで治癒する可能性は2割。
8割は再発するらしい。
2割に取り敢えず賭けてみるか?

現在の寛解期に思い切って臍帯血移植に踏み切るか?

迷う要素はたくさんある。

先生は患者に「移植をしなさい」と言ったことは一度もないらしく、「あくまで私は最良と思われる選択肢を提示するだけで、考えて決定するのは患者本人である」と言われた。

まぁその通りなんだけれども…う~ん…。
さて、どうしたものかな…。

30分程で先生との面談は終了し、後半30分は移植コーディネーターの人との話。
主に移植の流れとそのリスクについて。
もう大体知っていることばかりだった。


帰りの車内では私も母も言葉少なだったが、母も白血病や移植の恐ろしさを少しは理解したらしく、その点は良かったかなと思う。

明日からまた硬いベッドの上でグルグル考える日々だな。

疲れた…。
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