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2013-01-01

謹賀新年2013

テーマ:シアワセのかたち

    ひより軒・恋愛茶漬け


今年もよろしくおねがいします。

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2011-01-28

チョコレートの味見

テーマ:シアワセのかたち

ゆっくりと

あたためて溶かした

甘い液状の

チョコレートに


生クリームと

少しだけラム酒を足すと

もう

冷えてかたまるのなんか待てない。


やっぱり行儀なんか二の次。


ベッドの上のあなたを

すぐここに呼んで


いつもの

あなたの

繊細な中指で

チョコレートの味をたしかめて欲しい。


道具なんかいらない。

遠慮もなくていい。


透明なボウルの中で

あなたの先端に

どろりとまとわりつく

カカオ色のそれを


中指だけか

人差し指と中指の2本で

そっとすくい


唇の間から暗い口腔内に入れて

柔らかな舌先で

ぬぐって欲しい。


あなたは目を閉じて

わたしは目を開けて


それからそっと

お互いの指を交換して

与え合う。


単純な答えのかわりに。







今月、小説講座で角田光代さんに

読んでいただきました。

嬉しかった。


角田さんは優しい人です。

それにとても楽しい人です。


小説を書くことにはまだ慣れないけれど

もっと書いていきたいです。


誰かの心を動かすようなものを。




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2010-09-18

金木犀・銀木犀

テーマ:シアワセのかたち

静かなわたしには

銀木犀が似合うって


そんなに白くないのに。


華やかな

お姉ちゃんは

金木犀だったって


過去形なのに

ここで

話しかけているみたいに。


ねぇ

本当に心から好きな人に

振られるのは

どんな感じ?


風の吹く

花の散る

あなたを揺らす。


まったく違う花じゃ

だめだったと

なげくあなたは


だからと

当然のように

わたしを抱いて


鎖骨を舐め

のけぞるわたしの

お姉ちゃんに似た

泣き顔の角度をさがす。


わたしなら

愛せそう?


あなたの中の

記憶をごまかし

苦しみをなだめて


金木犀に似て違う

香りを放つ。


銀木犀

それ自身のために


金木犀に似て違う

声をあげ続ける。





友人に試写会に誘ってもらい

「十三人の刺客」観ました。面白かった。


三池監督は

半端なことをしないから好き。


タランティーノとか気に入ったでしょうね。

だって

殺陣とか刀の見せ方とか礼の仕方とか

美しくて、すごくかっこよかったです。


みんな良かった。

特に伊原剛志さん、すごい。

そして久しぶりに実感したのは

松方弘樹さん、すごいすごい!!かっこいい!


昔の「十三人の刺客」も観てみたいです。

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2010-08-27

泣き上戸

テーマ:シアワセのかたち

イタイノ?

小さな子供に尋ねるように


ベッドでも

人の3倍くらいの速さで話す

その人は

初めて

声の表情を抑えた。


かみ締めていた

奥歯を緩めて

鼻にかかる

涙声で答える。


ううん。

だから

やめないで。


夜とは違う

夏の部屋の暗さに

目は慣れて


あなたも

わたしが

涙を流し続けていたことに

気づいたはずだ。


だから

やめない。


静かな部屋に

流れ出す

あえぎのような嗚咽。


わたしたちは

新しい音楽を聴くように

耳をすませ

それを聴いている。


聴きながら

奏でて。

だから

やめないで。


君がどんな人か

知らない。


泣き上戸だから

驚かないでって

言ったのは

このことか。


悲しくない

苦しくない

こうしているときだけ

本当に 

ひとりではないと

感じるから


涙は喜びに溢れ

ふたりの境界を越えて

唾液と混じり

汗と混じる。


無口だと

いぶかられたわたしの

あなたへの

ふたりへの全肯定。


嗚咽のようなあえぎ。


はなさない。





暑い日が続きますね。


わたしは

夏が好きなので

とても元気です。


ずっと夏でもいいくらい…。


最近、梨のゼリーに

はまっています。



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2010-06-04

見せたいもの

テーマ:シアワセのかたち

駅の改札は まだ

雨上がりの匂い。


出てくる人の

たくさんの人の中から

一人の顔で歩く

あなたをさがす。


突然 思い立った出迎えは

さっきベランダで見た

すばらしい

夕焼け雲のせいだ。


あなたの

車窓を流れていく

空を

思い待つ。


ほら

あなた だ。


怒った顔で

ひとより速いテンポで

階段を下り


わたしの胸の

鳴らない電話を

振るわせる。


ねえ

ここだ よ。


答えて

小さく手を振ると

驚いて それから

吹き出すように笑った。


そんなに

おかしいかな。

わたしの

ママチャリ姿。


どんなに恥ずかしがっても

今日は

スーツのあなたを

後ろに乗せて


家まで

土手の上の道で帰る。


大きなかばんは

かごの中。


だから

あなたは両手を

腰にまわして


わたしの髪に

顔を埋める。


鼻先がうなじに触れて

すごく

くすぐったいけど


西の海に続く

川の

橋の上につくまで


わたしの言うとおりに

目をつぶっていて。






自転車の二人乗りが好き。


いけない事?

違法かな?


でも 好きです。



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2010-05-02

昔の男

テーマ:シアワセのかたち


ひより軒・恋愛茶漬け-水 波紋



季節の変わり目の

ぼんやりとした風が吹き


記憶の中の

甘い香りが

わたしを嬲る。


あからさまに

ときめくのだから

みじめだ。


普段

思い出すこともない

昔の恋人は


ほんの少しだけ

幸せじゃないときに

目の前に

あらわれる。


どんな偶然か

どんな皮肉か


たとえ遠く離れていても


わたしが

わたしであるかぎり


この人の支配から

逃れてはいなかった、と

心から知る。


隣の人なんてどうだっていい。

ただ

彼の気をひきたい。


しつこすぎて

冷たく

追い払われるまで


誰かに

懲りないと笑われても

同じ過ちと

別れを繰り返す。


光り、影。

弱者と強者。


行為のときの彼の

説明のない涙が

また 見たい。








先月の小説講座は平山夢明さんでした。


基本的にホラーが好きなわたしは

平山さんの小説も映画評も大好きですが

ご本人は、というと

面白すぎ!想像以上の楽しさでした。


ご一緒にお酒もいただき

楽しさが増したところで

先に帰らなければいけなくて本当に残念でした。



ゴールデンウィークは

映画「第9地区」を見に行きました。

発想も斬新で

映像もグロく美しく面白かったです!


先が読めずに短く感じました。


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2010-02-19

踊る人

テーマ:シアワセのかたち

ようやく

性別の見分けられるほど遠く

その

男の人は立っていた。


自分にしか聞こえない音に

耳をすませ

少し歩いては立ち止まり

また歩いて。


長い手足の

ゆるく

体に沿って


重さを感じさせない

しなやかな動き。


鳥がはばたく前の

直立する

静かな佇まいで


そこに。


顔も見えない。

声も聞こえない。


ただ

踊る人なのだ、と

わたしにもわかった。


風が吹き

木々が揺れ

雲が走る。


ようやく

性別の伝わるほど遠く

ひとらしく

わたしは立ち


届かない笑顔と

拍手を送る。


美しさから

適切な距離を保ち

感じるための心を

空っぽにして。






最近、他のものを書いていて

なかなか更新できなくて

すみません。


舞踏をやっている人の

美しい佇まいは

ちょっと

人間離れしている気がします。





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2009-12-20

焼印

テーマ:シアワセのかたち

スーツの似合うことが

最低条件だった。


やわらかい生地の

しわのよる

暖かいひじにつかまって


あるく。


ジングルベルの街を

幸せに

うつむいて。


いつまでも

このひとの

顔を覚えないのは


いつも

うつむいて

まともに眼をあわせない

せいかもしれない。


ジングルベル。

ジングルベル。


覚えられてもいい。

覚えたくない。


うつむいて横に

ちらりと見えるのは

大きな靴の中の

こごえる素足。


あの日のように

きっと

このひとの


高く美しい甲が

わたしの脚の

内側に触れて


こころでなく

からだに

冷たい焼印を押す。


ジングルベル。

ジングルベル。


制服の奥で鈴が


あかるく

透き通る鈴が

鳴り続けても


たぶん もう

子どもじゃないから

しかたないけど


からだで感じるほどに

こころは動かないんだ。





メリークリスマス!!


先週は雪のある「かぐら」へ

スキーに行ってきました。


久しぶりの雪景色。

綺麗で清潔で気持ちよくて

楽しかったです。

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2009-10-30

電車通学

テーマ:シアワセのかたち

制服のリボンが

ほどける。

息切れする

駅への道。


毎朝こんなに

どきどきするのは

汗だくで

走ったからじゃない。


3両目の

1番前のドア。


走ったくせに

1本

電車を見送って


狙いだった

次の車両に

さりげなく

すっと滑り込む。


彼、だ。


名前は知らない。

年も。

どんな声かも。


それでも


無邪気な女子高生の

心を捕まえるのは

よく似合う

白いシャツだ。


ずっと

遠くから

見てた


同級生にはない

大人のまなざしが

ふいに

わたしに向けられる。


ipodで耳をふさいで

文庫本の活字を

ななめに追って

はしたない視線をそらす。


きっと

耳まで

赤くなっている。


なきたいような気持ちで

顔をあげると


人ごみごしに

想像していなかったほどの

やさしい微笑があって


もう

明日からは

ここに乗らない。








いざとなると

逃げていた。


10代で

大人のあのひとに

小悪魔的だよね、と

言われたときも。




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2009-08-08

エナメル

テーマ:シアワセのかたち

あなたから見れば

安っぽい光沢でも

人とちがっていなくちゃ

気づかれもしない。


だから覆うんだ。


慢性的な酸欠。


昨日読んだ本によると

それが特に

危険らしい。


体に良くない

なんて

どうでもいい忠告


しかも

笑えるくらい

遠い場所から。


それだけの関係でも

ほしくて


それだけの

価値が

あなたにあって


だから

そのまま

光っている。


あなたは良いよね。


うそをついて

開き直ることくらい

単純な


見破られる

美しさの


わたしに

いつの間にか

醜いしわのような

深い傷が刻まれている。





人工的な光沢が好き。


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