2006-09-28

いかり

テーマ:オ・ネ・ガ・イ

あらためて

見上げれば

いつも空は青い。

明るい光に満ちた

屋上で

涼しい風に

ふかれながら

わたしは

ただ

静かな気持ちで

待った。

いつも

わたしが

あなたの髪を切るときの

いすに座って。

目覚めたとき

あなたは言った。

きょうは

僕が

切ってあげる。

うん。

なぜ、とは

きけない。

ビニールのクロスが

肩にかけられる。

関節の目立つ

細い指が

ていねいに

わたしの髪をとかす。

ゆっくりと

上下に。

 なんか

テレビの

 コマーシャルみたいだね。

 うん。

霧吹きで

わたしの髪が

ぬらされる。

小さな水滴が

わたしの目に入り

あなたはそっと

タオルでおさえてくれる。

 大丈夫?

 うん。

じゃきっ

じゃきっ

じゃきっ

前置きもなく

あなたが

好きだった長い髪が

あなたの手で。

じゃきっ

じゃきっ

少しのためらいもない

正確なリズムを刻んで

あなたは

ふたりの間の

目に見えない何かを

すばやく

断ち切っていく。

少年のように短く。

オードリーの

ようになるまで。

足元に

黒々とした髪が

小さな山のように

積もる。

じゃきっ

こわくて

身動きできない。

ただ

罰のあとには

許しがあると

信じるだけで。

鋏の音がやみ

昨夜の

沈黙がよみがえる。

あなたが

わたしの髪を

かきあげた瞬間。

うなじに残った

あのひとのしるしに

気づいた瞬間。

訪れた沈黙。の後で。

何も

なかったかのように

あなたは

わたしを愛した。

あ、

鳥が鳴いている。

どこからか遠く

子どもたちの

歓声が聞こえてくる。

太陽の下で

むきだしになった

たよりない

わたしの肩と首。

さらされる

罪のかたち。

きっと

あなたは

その上に

あなたのしるしを

つけようとするだろう。

よろこびに

わたしは

甘えた声をだすだろう。

こらえていた涙を

いつまでも流しながら。

高校生の頃

詩人の吉原幸子さんが好きで

高校を卒業してから

教室に通って

詩を見てもらっていました。

もう亡くなってしまったけど

とても

素敵な人だった。

詩だけでなく。

いまでも

よく

吉原さんに言われたことを

思い出します。

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2006-09-22

夜気

テーマ:カナシイトキ

月のひかりが

目にしみるのは

私の

眼球が乾いているから。

うすぐらい

裏道。

しがみついてくるオトコに

されるまま


冷たい

コンクリートの

壁の感触を

背中に感じていた。

あやまるな

あやまるな

あやまるな

オトコの嫉妬

をなだめ

オトコへの恐れ

をかくし

飲食店の勝手口の

ぼんやりした

あかりを眺めながら

つい

あやまりそうになる

わたしの唇を

オトコがふさぐ。

それを

わたしに

みとめさせないよう

必死で。

細い月。

汗のにおいと

かすかな

残飯のにおい。

壁の向こうを過ぎる

くだり列車の振動が

二人をゆするとき

オトコの涙が

静かに

頬から

頬へと伝わってくる。

ごめんなさい。

せめて

心の中で。

どうしようもなく

乾いて。

映画「グエムル」見ました。

怪物も映像も展開も

なかなか上手くて面白かったです。

本も今月は何冊か読みました。

たまには前のように

本や映画の紹介も書きたいです。


まだ編集できません。

写真載せられません。

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2006-09-15

みみ

テーマ:あなたが教えてくれたこと

気がつくと

ぎゅっと

目をつぶっていた。

てっぺんの

信じられないくらい

しあわせな

そのときが

もう

ここにあることが

こわくて。

― 目を開けて

― 僕を見て。

できないよ、

せんせい。

授業みたいに

せんせいの言うとおりに

しようと

するけど

うしろから

そんなに強く

抱きしめられたら

動くことも

息をすることもできない。

くるしい。

ふたりきりで

会えなかった時間よりも

ずっと。

わたしのなかで

ちかちかする

小さな

プライド。

たとえ

お見通しだったとしても

うつむいて

熱くなっていく頬を

あなたに

のぞき見られたくない。

せんせい、

教えて。

どうしたら

そんなに

いけないことを

耳元で

囁かれても

微笑んで

静かに

受け入れられるのか。

いますぐ

ちいさな

子どもみたいに

はずかしがることを

やめて

すこしでも

あなたに

ふさわしく

大人になりたい。

夏休みは

おわったはずなのに

今日は

子どもたちの宿題が大量で

また更新遅れました…ごめんなさい。

13日は誕生日でした。

だから大人になりたい気持ちの詩をかきました。

(でも眠い!)

良い1年をおくりたいです
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2006-09-07

空に映るもの

テーマ:開かれたマド

窓を開けると

涼しい風が吹いた。

秋の。

透きとおる。

ベランダに出て

見慣れた景色の

見慣れない

やさしさを探す。

聞き流した

あなたの言葉を

もう一度

思い出しながら。

いつも

孤独ではなくて

ひとりぼっち。

時々

遠くを見て

手の中の自由の

確かさを

自分自身に

言い聞かせる。

常套句を

否定する言葉の

常套句。

ありきたりなものを

受け入れなければ

ありきたりを笑う

あなた自身が

それに

とらわれていることになるのに。

空が高い。

雲は

薄くなびいている。

電話を持たない

あなたの

心に

言葉を送る。

どんなに

平凡な

あなたでも

受け入れるよ。

こんなに

平凡な

わたしだから。

何かを否定するとき、

ヒトは

その何かに

誰よりも

とらわれていたりすることが

あるなぁ、と思います。

価値観とか

正しさとか。

なぜかずっとブログに

写真が載せられませんでした。

アメブロには

不具合のメールを出しました。

早く直って欲しいです。

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2006-09-01

在るもの

テーマ:告白

汗ばむ肌。

まだ終わってはいない。

あなたの欲しがるものを

あげなかったり

あなたが欲しがらないものを

わざと

あげたりするのは

たぶん

子どもじみた

ささやかな悪意。

それとも大きな。

あなたの匂い。

まだ終わってはいない。

答えを

期待しない

いつもの口調で

あなたが

悪意なんて存在しない

と、言うから

わたしは

あなたの前で

わたしの悪意を

並べて

あなたの何か

きれいなものを

少しだけ

汚そうとする。

好きで

嫌い。

もしも

あなたが

愛なんて存在しない

と、言えば

きっと

わたしは

あなたの前で

愛を見せようとした

はずなのに。

悪意も

愛も

好きで

嫌いで

わたしの中に

たしかに

在るもの。

冷たく

優しく

わたしの中に

いろんなあなたが

在るのと

同じように。

昨日、更新のはずだったんですが

子どもの夏休みの宿題が終わらず

ほとんど徹夜で

手伝っていたのです。

だめな親だなぁ、って思いながら。

前もって記事を

書いておけばよかったのですが

更新当日

パソコンの前に座ってから

いつも考えるので

更新できませんでした。

せっかく

見に来てくださった方々

ごめんなさい。

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