「ホリデイ(2006)」

監督・脚本 ナンシー・メイヤーズ、
出演 キャメロン・ディアス、ケイト・ウィンスレット、ジュード・ロウ 、ジャック・ブラック

「ホリデイ」は21世紀の作品の中で、
恋愛映画について多くのことを語っていると思い、
真っ先にとりあげます。

$恋愛映画を話そうよ


ぼくが主張していることを「ホリデイ」は語ってくれます。

恋愛成就したい、恋愛に悩んだら、昔の恋愛映画を観るべきだということです。

「ホリデイ」には2組のカップルが登場します。

ひとつはキャメロン・ディアス(アマンダ)とジュード・ロウ(グラハム)

ジュード・ロウって ハンサムですね。
$恋愛映画を話そうよ

コリン・ファースのような
イギリス的なハンサムはちょっと好きになれないけど
フランス的な美男もいるんですね。 
二人の話しは、よくある恋愛で、新鮮味はない。
キャメロン・ディアスの人相が悪くなりました。
「ベスト・フレンズ・ウェディング」「メリーに首ったけ」に
出演していた頃の可愛い天使のような人相は消失しましたね。

注目したのは、二つ目のカップル、 ケイト・ウィンスレットとジャック・ブラックに、
大昔の脚本家イーライ・ウォラック(アーサー)がからむ。


$恋愛映画を話そうよ

ケイトは二股をかけられ失恋したと告白します。
聞いたアーサー老人は言う。
「映画には主演女優とその親友が登場する。
君は主演女優だ。 なのに親友役を演じてる」
「言う通りね。 自分の人生だから主役のはずね」
老人は語る。
「名作映画を教えるから、それで勉強しなさい」

ぼくが恋愛映画から学んだのは、

1.両思いは恋愛として長続きしない。

 野球に例えると、ピッチャーが二人いるのと同じ、
 どちらかがキャッチャーにならないと成立しない。

 エリアカザンの「草原の輝き」がそうでしょう。

2.悪いことも良いことも重なって起こる。
  例「ウェディングプランナー」

3・好きな相手について噂や他人の言うことは信じない、自分の目で確かめること。
  「スウィーニー・トッド」は一番のいい例です。

4.電話は待っている時にはこない、かかってほしくないときに、かかってくる。

5.思い通りの順番で恋人は現れない、現れるときは、複数で選択が待っている。

6.別れるときは優しくあるべきで、納得させて別れないと、相手をストーカーにさせる。
  納得させる理由を用意準備しておくこと。
  「ブルーバレンタイン」がいい例ですね。女性は黙って別れようとする。
  上手な別れ方をしないとトラブルを起こし、人生の一大事になる。

7.たった4日間でも会わないと、別の恋人にとられれてしまうことがある。
  ましてはニ年も会わないと恋は消失してしまうことが多い。
  好きな人を、一人にしてはならない。

8.どんな恋愛も、必ず別れがやってくる。心の準備をしておくこと。
  恋愛は終わるものだ。

9.ドアの開け方、プレゼントの包装紙の開け方だけでも、
  男が優しいか、優しくないか、わかる。

  例:「マディソン郡の橋」「幸せの始まりは」

10.忘れられたおもちゃの法則
  放っておいたおもちゃを他人に取られると無性に取り戻したくなる。
  恋が冷めてしまった恋人だが、他人に取られると取り戻したくなる。
  
  例:サガンの作品「悲しみよこんにちは」

他にもいくつかありましたが、思い出したら加筆します。