Nuremberg Codeと弁護

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1944年アウシュビッツ強制収容所 ナチス・ドイツの人体実験を裁いた基準が、ニュルンベルク・コードだ。

ドイツ人で構成された弁護団は、被告弁護側の反論を試みた。


Historical Origins of the Nuremberg Code  弁護

1. 戦争と国家の危 機という状況下では、人体実験によって得られる知見によって軍および市民の生存を図ることは必要である。極端な状況は極端な行動を要求するものである。


2. 囚人を被験者として用いることは世界中で行われている。米国の刑務所で行われている人体実験もある。


3. 人体実験に利用された囚人はすでに死刑が宣告されていた。したがって、実験に用いられ処刑を免れたことは囚人の利益になっている。


4. 被験者は軍の指導者または囚人自身によって選ばれているのだから、個々の医師たちは選別の責任を負えない。


5. 戦時には国民は戦争に協力しなければならない。これは軍関係者でも、市民でも、囚人でも同じである。


6. 人体実験を行ったドイツ人医師たちはドイツの法律だけに従う(したがって米国法では裁けない)。


7. 研究の倫理に関する普遍的な基準は存在しない。基準は時と場所によって異なる。倫理的に問題のある人体実験は世界中で行われており、科学の進歩のためという理由で正当化されている。


8. 医師たちは人体実験を行わなければ生命の危険にさらされたり殺されたりしたかもしれない。さらに、彼らが実験を行わなければ、医師以外のずっと技術の劣った者が実験を行って、もっと大きな危害を被験者に加えていたかもしれない。


9. 人体実験が必要だと決定したのは国家であり、医師たちは命令に従っただけである。


10. より大きな善を生み出したり多くの生命を救ったりするためには、少々の悪や誰かを殺すことが、しばしば必要となる。米国や英国はナチスの人体実験の成果を日本に対する戦いにおいて利用しており、実験が有用であったことは明らかである。


11. 囚人たちは人体実験に参加することに暗黙の了解を与えていた。被験者の不同意を記した文書はないのだから、有効な同意があったとみなすべきである。


12. 人体実験なしには、科学と医学の進歩はありえない。


参考,引用サイト:http://www.lit.osaka-cu.ac.jp/~tsuchiya/

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