Jリーグ未満の下部リーグの問題点と改革案
テーマ:討論ネタ今まで一番の長文になりました。
図だけでも見ていってください。
動画版もできました。↓
日本の制度は、サッカークラブと日本サッカーピラミッドシステム
サッカークラブはすべて繋がっている。
でも紹介しましたが
このような制度となっています。
JリーグつまりJ2とJ1については、あまり扱いません。
今回、メインテーマとして取り上げるのは
JFL(3部)と地域リーグ(4部)ならびに都道府県リーグについてです。
↑でいう青の部分です。
現在、全国的に地域に根差しJリーグを目指すクラブが誕生しています。
今後もこの流れは加速するでしょう。その場合、現状の制度では不備が
出てくる可能性があるので、そのこととその改善策私として考える案について語ります。
まず現在JFL(3部)は、18チームですがこのチーム数も含めて話したいと思います。
18チーム自体は妥当だと思いますが今後、J2との入れ替えが頻繁になることが予想されるので
JFLの下の地域リーグをどうするかが最大のテーマとなるでしょう。
まず、JFL(3部)の下のリーグに位置する地域リーグ(4部)について説明します。
地域リーグは、全国に9つのブロックがあります。
毎年、その9ブロックから、1位地域によっては2位になることによって
全国地域リーグ決勝大会への出場権を得られます。
地域リーグについて簡単に図にしましたので↓を
そこで、上位になったクラブだけがJFLに昇格できるわけですが
地域リーグからJFLへの昇格システムはかなりきついです。
なぜ、きついのかといいますと
まず前述のように、9つのブロックでの地域リーグで1位に入らなければなりません。
そして、全国地域リーグ決勝大会に進出しても
予選リーグで1位になり決勝リーグに進んで、
なおかつ4チーム中2位以内に入らなければなりません。
しかも、この地域リーグ決勝大会は過密日程でして
予選リーグは悪くて金曜、土曜、日曜と連続試合。よくても金曜と日曜の間隔のみ。
そして、決勝リーグに進めば必ず、金、土、日で試合があります。
これは、なんとしても改善しなければなりません。
そして、ご覧のように短期決戦なので必ずしも実力だけで勝ち抜けるわけでもありません。
そして、この大会に出る人によっては一般の社会人の人もいますので
金曜日の試合は仕事で出られないと言うこともあります。
その方が主力選手であれば影響は必至です。
しかも毎年、何位まで昇格か不明です。
去年は熊本と岐阜がJ2昇格し、富山の2チームが合併し、カターレ富山が誕生したので
上位3位チームとも自動昇格となりました。
しかし、この場合JFLから地域リーグへの降格チームはなしでした。
さらに、この入れ替えチーム数も毎年変わるので、場合によっては決勝大会1位でも
入れ替え戦に回り、結果地域リーグからJFL昇格チームがなしということもありえます。
地域リーグの1部に所属するクラブ数は74~76(昇降格の関係で毎年微増減します)。
つまり、今年であっても「74分の3」という競争率です。
Jリーグ入りを目指すチームは、1年1年が勝負ですのでこの競争率で、かつ短期決戦で
決まってしまいますので、きつい状況にあるといえます。
JFLのレベルは、最近の地域リーグの強豪チームのレベルと
比べるなら中位まで差ほど違いがあるとは思えません。
現に地域リーグ上がりの熊本が2年。岐阜が1年。であがっています。
もちろん資金力や補強でチーム力が上がったにせよ。
このような短期間で、JFLの上位に入れると言うのはそこまで差がないともいえます。
ここのシステムが未発達であるといえます。
現在、全国各地でJ入りを目指すチームが
増えている中でここの改革は不可欠です。
日本の国内リーグが世界へ向けて発展する為にはここの部分の充実は重要です。
少し脱線しますが
下からの日本サッカー改革の動きが出来ていることは非常にいいことです。
今までは、日本サッカー界はトップダウン方式で発展してきたわけですが
やはりボトムアップで変革も起きなければ本当の意味での発展はありませんからね。
これは非常にいい流れです。
さて本題に戻りまして
これ以外の問題点として
いきなり地域リーグから全国リーグにあがるとなりますと
遠征費などでチーム運営が急激に変化し、大変苦労します。
前までは全国どころか9つのブロック分けで分けられていた地域のみで
試合をしていたわけで
そこから、いきなり全国に転戦となると、影響は必至です。
以上のような問題点があるわけですが
私は、その間にワンクッション入れるべきだと思います。
それはつまり、JFLと地域リーグの中間リーグを作ると言うわけですが
そのことについて書きたいと思います。
要するに
J1→J2→JFL→中間リーグ→地域リーグ→都道府県リーグ
のような形を作るのがいいかとと思いますね。
では、その中間リーグの構成について考えたいと思いますが
この改革案の概要を先に書きます。
・JFLと地域リーグの間に中間リーグを創設する。
・地域リーグ決勝大会は、発展的に解消。
・中間リーグは3ブロックあるいは4ブロックで
地域リーグより少し広範囲とし、現状の地域→全国よりは狭くなる。
・中間リーグ創設による地域リーグのレベル低下を防ぐ為、
Jサテライトチームを中間リーグあるいは地域リーグ
以降に参入させ、控えの試合出場経験の少なさと
レベル低下の双方を解決する。
となります。
まず、ドイツの例を参考に考えたいと思います。
Jリーグのモデルのドイツの場合、3部はレギオナルリーガで全国リーグではなく
南北と2つの地域ブロックリーグ構成です。
その下にオーバーリーガ(州リーグもしくは2つの州合同)があるそうです。
扱いとしては、全員選手がプロであろうと、2部までがプロクラブとして扱われているそうです。
アマもプロもあるということになるということになりますが。
レギオナルには、ブンデスのチームの2軍があったりして、
日本のJFLほど多種多様ではありませんが、似てる部分があります。
そして、来シーズンから、現在のレギオナルであるドイツ3部は
ブンデス3部となり、日本と同じく3部は全国リーグとなります。
そして4部に、レギオナルリーガが新たにできて、
これからは3つの地域リーグ構成になるそうです。地域は北部・南部・東部です。
その下にオーバーリーガがあるという構成へとなるそうです。
このドイツの方式は、日本にとって非常にいい参考となります。
日本の場合の3部と4部との昇降格システムは、先ほど述べたとおりですが
全国リーグの下にいきなり9つの地域リーグブロックを作らずに、その間にブロックが
現在の地域リーグより少し広い範囲の、新地域リーグを作ればいいと思います。
JFLと地域リーグにズームを当てた形の図となるのですが
↓をみてください。(ちょっと区切り線の間隔が変ですいません。)
例えばJFLと地域の間に
北ブロック(北海道・東北)、東ブロック(北信越・関東・東海)
西ブロック(関西・中国)、南ブロック(四国・九州)
のような感じでもう1つ中間のリーグをいれてはどうかなと思うんですよね。
ブロック別の地域は、あくまで案なので変えて構わないんですが
北海道と東北だけでも範囲が広大なので、別地域を入れると他ブロックと
あまりにも差ができますのでこれがいいかなと思います。
東と西あるいは南は、実力差やバランスが悪ければ、変えればいいと思うので
そこは、そのときの改革で地域ごとの意見を聞けばいいと思います。
図にしますと↓のような感じです。
このようにブロック数でいうならば9→4→1と
いきなり9→1へならないようになっています。
あるいは4ブロックではなく、3ブロックということもできます。
北ブロック(北海道・東北・北信越)
中ブロック(関東・東海・関西)西ブロック(中国・四国・九州)
とこういうブロック分けも出来ます。
先ほどと同じように図にしますと3ブロックはこうなります、
9→3→1ということになります。
こうすることによって、遠征費の落差はある程度解消できますし、74分の3の競争率
を是正することも出来ます。
そのためにもチーム数が重要となるわけですが
昇降格も考慮して、進めていきます。
4ブロック方式
各ブロック1位によるリーグ戦を行い、このリーグ戦で3位以上が自動昇格します。
4位は、入れ替え戦に回ると言う方式が考えられます。
降格は各ブロック下位2位までがいいと思います。
その下のリーグからの昇格は各地域1位が自動昇格です。
ですのでJFLは18~20チームがいいかなと思います。
そうなると年間最大38試合で、現在より4試合増えるのみで
負担増も最低限に抑えられます。
企業・大学チームなどは違いますが、チームによっては
試合数が多いことによって収入増も見込めます。
肝心の、中間リーグの各ブロックのチーム数ですが
基本14チームで、2回戦制の26試合がいいかと思います。
下の地域リーグは、年間14~18試合ですので余り急激に試合数を上げると
差が生じて、運営が大変になることも予想されるのでこれぐらいがいいと思います。
JFLは38試合ですので、その差もあまりつかなくてすみます。
ただ、3地域からなるブロックのところは他ブロックより競争率が高いので
16チーム制の下位3チーム自動降格がいいと思います。
地域からの昇格は各地域1位です。
(一つの地域リーグに2チームが降格してきた場合も、昇格枠は1です。
現在の地域リーグとドイツをみても、奇数編成はやむなしで実施されています。
その場合、翌年の地域から下への降格数を増やすなどして調整しています。)
他ブロックより負担は比較的に大きいですが4ブロック方式のためやむをえないですね。
つまり4ブロック方式の地域リーグのチーム数は
14チームブロック×3+16チームブロック×1=58
で58チームが中間リーグに所属するということになります。
その下の、地域リーグは現状のまま74チームですので、
いい感じにピラミッドが形成されることになります。
ただ、どうしてもこのカテゴリーでこの試合数では負担が厳しい場合には、
12チームブロックと14チームブロックの編成にすれば、問題は解決できるでしょう。
図に示しますと↓のようになります。
3ブロック方式
各ブロック1位は自動昇格としますが、
2位チームは3チーム出場となりますので、試合間隔で問題が出ます。
その場合は前年度2位同士のリーグ戦で1位になったブロックが、
3位チームにも出場権が与えられると言うことで
解決できると思います。
この2位リーグ戦は場合は、1位を入れ替え戦進出とすればいいと思います。
降格は、下部リーグの地域数を考えると各ブロック下位3チームにするのがいいとおもいます。
この下からの昇格は、各地域の上位1チームという方式で。
(一つの地域リーグに2チームが降格してきた場合も、昇格枠は1です。
現在の地域リーグとドイツをみても、奇数編成はやむなしで実施されています。
その場合、翌年の地域から下への降格数を増やすなどして調整しています。)
JFLのチーム数は4ブロック方式と同じく20チームほどがいいと思います。
そして、中間リーグの各ブロックのチーム数ですが
3ブロック方式より下のリーグが広範囲なので、もう少しチーム数を上げなければなりません。
ですから、16チームで30試合がいいと思います。
こうすれば、14チーム制よりも降格の競争率も下げれます。
ただ、どうしてもこのカテゴリーでこの試合数では負担が厳しい場合には、
12~14チームブロックの編成にするとうのも、考えるべきでしょう。
チーム数は16チームブロック×3で、48チームとなります。
図に示しますと↓のようになります。
そして、JFLとJ2の昇降格システムですが
J2が22チームもしくは18チームになったら、
昇格圏内(3位か4位まで)に準加盟チームがあればという条件付きで
J2昇降格システムは導入すべきだと思います
ちなみに私は3ブロック方式の方がいいと考えています。
サテライトとの融合
チーム数を、中間に作ると地域リーグのレベルが一気に低下する恐れがあるのですが
ここで、中間リーグ以降にJクラブのサテライトチームをおいてはどうかと思います。
サテライトチームは、理想のクラブを探して 「ジェフ千葉編」
で
取り上げましたように、事実上機能していません。
そのため、ジェフリザーブスのようなチームが
JFLにあがることによって試合経験を得るようにしているのですが
この中間リーグ以降に、サテライトチームを入れるならばレベルの維持も可能ですし、
日本サッカー全体の選手層のUPにもつながります。
当然、新たにチーム登録をしなければならないわけで
現在のサテライトのように機動的にトップに上げることはできなくなってしまう
と言う危惧もあるわけですが同法人(クラブ内)であれば、
年に何回でも移籍は自由とすると、改正すれば現状のサテライト機能のまま
数多くの試合経験がつめると言う状況が作られると思います。
欧州では、同法人間(クラブ内)での移籍は自由ですし、是非やるべきだと思います。
最大の問題は運営費ということになりますね。ドイツにならい昇格は最大JFLまでで、J2より上は昇格できない
というシステムにすれば、Jリーグ内に同クラブの2チームが入ることは防げます。また、出費の面から従来通りのサテライトリーグに参加したいクラブに対しては
希望クラブのみの従来のサテライトリーグを行なうことにより、問題を解決できると思います。
これが確立されれば、全国のJリーグを目指すチームにとってやりやすくなりますし
プロの控え問題を解消することにもつながります。
結果的に、日本サッカーの選手層の充実、
人気とレベル向上に及ぼす影響
は非常に大きいものとなることが予想されます。
以上で、下部リーグ改革私案を終えます。













1 ■無題
とてもいい改革案だと思います。
細かくは知らないのですが、レアルB、バルサBなどといったチームが下部リーグに参戦して、ユース年代の選手などが参加しているというのは、ぜひ日本も導入してほしいと思いました。
ところで、これらの提言は、このブログ内だけでなく、Jリーグや各クラブに提案していますか?
もししていないのであれば、是非提案してほしいと思います。