使いやすいが扱いづらい。だから使う。 | 零細企業の闘魂日記

【懐かしの日本語ソフト「一太郎」健在 官公庁の「排除」の動きに「頑張れ」コール】
https://www.j-cast.com/2018/01/18319038.html?p=all
『1980~90年代に日本中を席巻した日本語ワープロソフト「一太郎」(いちたろう)。とっくになくなったと思った人も少なくないのではないか――。』
 
『ところがどっこい、官公庁という意外な場所でしっかり活躍していた。その役所のひとつが「一太郎」をやめて「ワード」に統一しようという動きを見せたことから、ネットユーザーの間で「頑張れ!一太郎コール」が起こっている。』
 
『きっかけは、時事通信が2018年1月13日付で報じた「文書作成、ワードに統一 農水省、効率化で働き方改革」との記事。それによると、農林水産省は現行、文章作成ソフトをジャストシステムの「一太郎」とマイクロソフトの「ワード」を併用してきたが、ワードに統一する方針を決めたという。』
 
『これまでは一太郎の使用頻度が高かったが、一太郎の操作経験がない若手が増加。「ワードに統一して」という強い要望があった。ワードだとスマートフォンで閲覧しやすく、外出先でも仕事ができるため、業務の効率化と残業代の削減につながるとしている。』


 
私は、普段から個人や社内文書では「一太郎2012承」または「一太郎2013玄」を使っている。
 
もちろん、「ワード」で文書を起こすこともあるが、それはどちらかと言えば、社外文書の場合である。
 
日本語文書という点では、「一太郎」に軍配があがるだろう。汎用性なら絶対に「ワード」。
 
社内文書を「一太郎」で書く、もうひとつの理由は、スマホなどで一太郎ファイルを開くには「一太郎モバイルビューイング」というアプリが必要なのだが、びっくりするほど使い物にならない。
 
なんと、インストールをしても新しいバージョン(2016以降)の一太郎IDとパスワードを持っていなければ、ログイン出来ず、したがって一太郎のファイルを閲覧することが不可能なのである。先に挙げた「一太郎2012承」や「一太郎2013玄」ではダメだった。
 
つまり、メールに一太郎文書を添付した場合、万一、誤送信しても先方がうっかり開いて見る確率が低いと言える。
 
日本語ワープロソフトとしては使いやすいが、一般性、汎用性がなく、ジャスト・システム社の不親切さのため、私には役立っているという皮肉な話である。