Wed, February 17, 2010 posted by reimeikei

パナソニック3Dフルハイビジョンテレビ VIERA / プラズマが創りだす鮮やかで美しい立体映像

テーマ:IT・DIGITAL


パナソニック3Dフルハイビジョンテレビ VIERA



3D対応フルハイビジョンプラズマテレビ「VIERA VT2シリーズ 」と、3D対応Blu-ray「ブルーレイDIGA」が、パナソニックから発売(2009年4月23日発売予定)されるという発表がありました。 発表当日、都内某所で開催されたイベントでその映像を体感することができたので、その覚書です。

パナソニック VIERA  「3Dシアター」体験ブロガーイベント
日時:2010年2月9日(火) 19:30~21:00
場所:都内某所


2010年、3Dテレビ元年。
その映像は飛躍的に鮮明にで美しく高画質へと進化しているようです。




3D映像の進化...


3D映像と言えば、青と赤の色つきメガネをかけ、立体映像の世界をはじめて観た子供の頃思い出します。夢の世界への入り込むこうドキドキしながら覗きこんだものです。これは、色要素の異なる2タイプの画像を合わせて遠近法を現す方法でした。少し前に、YouTubeでも同じような方式の映像を見かけました。3D対応WEBCAMなどで録った映像をサイトにアップするというものであったかと思います。

時代は変わって...


映像(各コマ)の中に、左目用と右目用の映像を入れ込んだ3D映像が誕生しました。左右の目と同じ機能をもつ特殊なカメラで撮影。それを専用映写機で映画館のスクリーンに投影し、3D対応メガネをかけて視聴するというもの。

2009年、映画界は3D元年!ハリウッドの3D映画が本格的に始動。
3D映画館への関心も高まりました。

そして2010年3Dテレビの時代へ。



Michi-kusa-パナソニック3Dフルハイビジョンテレビ「VIERA」



3Dハイビジョンテレビを体感してみました

3Dメガネをかけて、サンプル映像を観ました...

高く遥か彼方まで広がる青い空には雲がゆっくりと流れ、
石畳の道を蹄の音を響かせながら馬車が駆け抜けていきます。

奥行きと臨場感のあるシーンが次から次に流れていきます。

そして、鮮やかな花で溢れる広場へと。
ジャグラー達があやするガラス玉、噴水の水しぶきが太陽の光を浴びながらキラキラ輝いています。

場面は変わり、目の前には緑に囲まれた静かな湖畔が広がります。 
湖に浮ぶカヌーから覗き込む水面は、底まで見渡せるくらい透明で澄んでいます。 
と、いつの間にか海へと入り込み、鮮やかなブルーの中で戯れる熱帯魚やサンゴ礁...

自然が創りだす光や影が美しく再現され、リアルな質感 からか、まるでその場に居るような気分を味わうことができます。手を伸ばせば触れられそうです。

Michi-kusa-パナソニック 3Dフルハイビジョンテレビ「VIERA」
Michi-kusa-パナソニック 3Dフルハイビジョンテレビ「VIERA」
Michi-kusa-パナソニック 3Dフルハイビジョンテレビ「VIERA」

( 写真は、3Dメガネを通さずに観たTV映像を、一眼レフカメラで撮影したものです )


実は、半年前(2009年8月)にもこのパナソニックの世界初のフルハイビジョン3Dテレビを体験させていただく機会がありました。これまで観たことのない鮮明で美しい映像に、吸い込まれそうな感覚を覚えました。そして今回のイベント。その映像はさらにキレと迫力、そして色に深みを増した映像へと進化していました。

香りや風をこの肌で感じるような感覚、これはいったいどこからやってくるのでしょうか?


3Dハイビジョンテレビの体験に合わせて、開発担当者の方から聞かせていただいたお話を書き留めておきます。


パナソニックが創り上げたかったもの、こだわりって何だろう

どこからみても美しく広い視野角。そして、画質のいいものを。
クオリティは、ぜったいにあきらめたくない。
ディファクトスタンダードとなるような、何か新しいものを生み出したい、
そして、
臨場感、没入感、リアル感のある映像を創りたい...




SOLUTION

そんな、こだわりを実現するため、
物理的なものはできる限り既存のモノを活用。新しいアプリケーション(システム)の技術の開発に力を注ぎ込み、映像製作のための「オーサリングソフト(映像制作ソフト)」とエンドユーザのための「3Dシアターシステム」の開発がはじめられたそうです。



01:「オーサリングソフト(映像制作ソフト)」
ハードウェア、システムだけが充実していても、それだけでは満足のいく3D立体映像を提供することは不可能。その効果を充分に発揮するソフトが必要でした。そして、パナソニックハリウッド研究所(PHL)開発の「オーサリングソフト」が誕生。これは高画質映画関係者から高い評価を得て、現在、映画会社へもその技術提供されているということです。

02:「3Dシアターシステム」

人は、左目と右目で異なるイメージを脳に取り込みます。このとき生じるのが「視差」。この視差が立体感や奥行きを感じさせてくれます。3D映像は、2眼カメラで左目と右目から見える2つの映像を取り込み、それを合成して視差と同じように立体感などを表現します。そして製作された映像は、現在実用化されている50GBのブルーレイディスク(BD)へ収録。3D対応ブルーレイプレイヤーで再生された映像は、HDMIというケーブルを介してフルハイビジョンテレビへと送られ表示されます。専用のメガネ(アクティブシャッターメガネ)でこの映像をみることで3D映像として人の目には認識されるようになるということです。これが「3Dシアターシステム」です。




どうやって高画質にできたのだろう...
美しくキレのある映像、本物の3D画質と劇場品位3Dを実現するために


01:高画質3D映像を実現するフレームシーケンシャル方式(フルHDx2ch)
従来の3Dでは、左右の目で見える異なる映像をひとつの画像(コマ)に入れ込んだものでした。1920x1080のドットの横一列ごとに左右の情報を交互に配置したもの(ライン・バイ・ライン)や、上下左右で交互に配置させたもの(チェッカーサンプリング)など、つまり50%の映像。これに対して、フレームシーケンシャル方式は、左右それぞれの映像を別々につくり、コマが変わるたび交互に表示。そして同期をとりながらメガネもまた左右交互にオン/オフを繰り返す。こうすることで気がつかないうちに2枚の映像から立体的な映像がつくられることになります。機器からメガネに向かって赤外線が送信され、テレビ映像とカメラが同期をとりながら1秒間に120コマ(左右各60コマ)の映像が表示されます。


Michi-kusa-パナソニック 3Dフルハイビジョンテレビ「VIERA」
Michi-kusa-パナソニック 3Dフルハイビジョンテレビ「VIERA」
( 上が裸眼、下が左目用レンズ越しの映像。 実際の映像はくっきりして色に深みがあります )

02: 圧縮技術「MPEG-4 MVC」(最高画質3D映像を1枚のブルーレイディスクへ)
3D映像を家庭でも楽しめるように、ブルーレイへの収録が選択されました。ただし、高画質にするには大量のデータが必要となり、ブルーレイへ収録するのは不可能です。そこで、MPEG-4 MVC(Multiview Video Coding)という圧縮技術が利用されました。これは、左目用、右目用のフルHD映像を収録する形式なのですが、どちらか一方をメインの映像として、もう一方の映像は重複する部分の記録を行わない。これで、かなり容量を減らすことが可能。従来の2倍の情報をもつ、臨場感のある3D映像を、50GBのブルーレイに収納することができました。


03:プラズマ
これまでは、左右の映像の切り替え時に発生していた残像「クロストーク(二重像」により、高品質の立体映像を再現することがきでませんでした。切り替えの対応が遅いと、映像の重なりが発生してしまいます。そこで、プラズマの「高速表示技術(性能)」を生かして、二重像を最小化。クリアな映像を手に入れることができました。プラズマの発光方法も「暗→明」から「明→暗」に変えることで残光をおさえることができました。

また、プラズマのもつ特性も最大限に生かされています。大画面化が容易ななので大画面で高臨場感を、黒の深さ・伸びのある輝き・高コントラスト・低クロストーク(二重の制御)で、劇場品位の奥行き感とリアルな質感を再現できるようなりました。

04:高精度アクティブシャッターメガネ(高遮断特性)

高速表示するプラズマ画面に対応し、タイミングを最適化(高精度タイミング制御方式)されたメガネも残像を解消するのに役立ちました。そのフォームは、年齢や性別を超え、使い勝手も考慮されたユニバーサルデザイン。可変ノーズパッドでメガネの位置を調整できたり、また顔にフィットしやすく、曲がりやすい構造。軽量ですので長時間かけていても以前のものに比べると疲れません。メガネの上からかけられるのも有りがたいです。



Michi-kusa-パナソニック 3Dフルハイビジョンテレビ「VIERA」
Michi-kusa-パナソニック 3Dフルハイビジョンテレビ「VIERA」


これで、劇場3Dのような臨場感とリアルなフルHDを実現することができるようになりました。




3Dフルハイビジョンテレビって、どんな映像を観れるの?


01:テレビ放送
既に3D放送も一部で開始されているそうです。BS11デジタルで、現在放送中。スカバー!HDで今年の夏から、ケーブルテレビのJ:COMでは今春4月からオンデマンド放送がスタートする予定だとか。


02:2D&3D映像

3D対応ソフトを既存の2D対応BDプレイヤーを使って再生することも。3D対応のBDプレイヤーでこれまでのブルーレイうぃ再生することも可能。放送形式に合わせてテレビ側で切り替えるなど、自動的に映像タイプを認識し再生方法が切り替わります。

03:多様なコンテンツ
YouTube、ムービー、静止画の視聴、閲覧も技術的に可能とのことです。


メニューや字幕などのナビゲーション用のインターフェースも3D対応が可能だそうです。




3Dフルハイビジョンテレビに映してみたい映像



アバター : あの鮮やかで美しい映像、そして広がりのある世界感、自然の生物の独特な質感を体験するには最適だと思います。

バンクーバ・オリンピック : 開会式の構成デザインは、まるで3D映像のために考えられたのではないかと思うくらいに立体的で彩り豊かなステージでした。氷と雪をリアル表現し、競技の臨場感を伝えてくれると思います。

THIS IS IT : 残念ながらマイケルジャクソンの遺作となってしまった映画ですが、音楽、ダンスに限らず映し出されるもの全てが素晴らしい作品でした。3Dが大スキだったマイケルが一番やりたかったのは、3Dメガネをかけた観客にステージに映した3D映像をみてもらうこと。幻想的なサプライズ映像、瀕死の危機にある地球の自然を救おうというメッセージを伝えるために準備されたアマゾンの美しい自然や映像表現を見る事ができなくなったのは大変残念です。


光や影、焦点の当て方などを含めて、3D映像での表現方法はクリエイターの世界観や感性により映し出されていくのだそうです。そのベースはできあがりました。臨場感のあるリアルで美しい映像を創ることが可能になり、様々な試みをするクリエイターも増え、素晴らしいコンテンツが私達のもとへ届けられるようになることになるのでしょうね。

今回発売されたのは50型と54型のビエラ。価格は54型で53万前後、従来の同型の製品と比べて大差はないようです。これが基準となり、小さいサイズ、大きいサイズの製品も今後登場させる予定だとか。さらに身近になりそうです。





素晴らしい映像を創るのは、ハードメーカーやソフトメーカーだけでなく、それに関わる全ての人々。もちろんその映像を観る私達エンドユーザもそのひとり。観る人が何を求め、どんな感動、衝撃、刺激を与えられるのか。クリエータ、エンジニア...創り手は、いつもその先を見つめ、求め走り続けているようです。



■参考

実際に体験してみたい、もっと知りたいという方こちらを。

展示会・イベント | 3D Experiences | FULL HD 3D Global [日本語] | Panasonic
3D VIERA ブロガーズボイス

Panasonic FULL HD 3D 公式twitterアカウント:@panosoni3d


*** この記事は編集中です ***

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