皆さん こんばんは! 不妊相談ひとすじ20年 宮崎市の漢方相談薬局・くすりの麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
道徳の月刊誌『れいろう』の中に面白い記事がありましたので、ご紹介させていただきます。
それは、「お手伝いの激減がもたらしたもの」というタイトルのお話です。
ある家庭での出来事。
お母さんが急な用事で夜遅くに帰宅すると、居間には電気も点いていなくて、大学生の息子と働き始めた娘は何も食べずに自分たちの部屋にいます。
「簡単に作って食べられそうなものはストックしてあるから、出して作ったり食べてくれていたらいいのに」
とお母さんは思いますが、子供たちは違い、
「そこまでして食べたくないもん。それよりスマホいじったり本でも読んだりする方が好きだし」
「自分がしたいなら別だけど、お母さんのためにしようとは思わないし」
と言ったそうです。
このお母さんは、子供たちが可哀そうであまり手伝いをさせずに来ましたが、これで良かったのかと考え始めたそうです。
今、子供の手伝いは量も時間も著しく減少しています。
「お手伝いすること」はたくさんあるはずなのですが、今は、子供が「やりたい」と言った時にやりたいことをさせてあげるのがお手伝い…
一昔前までは、親が忙しいから「手伝わせた」はずなのに、今は子供のためのお楽しみやレジャーのように、親が余裕のある時に「させてあげる」事になっているようです。
テレビやインターネットで食べ物や料理の情報だけは増えていますが、それを実際に作ることができる子供がどのくらいいるのでしょうか?
そして、その子供はいつになったら料理を作れるようになるのでしょうか?
きちんと手間ひま掛けて食事を作るのは、やっぱり子供の頃からの経験の積み重ねが大切なのではないでしょうか。
・何が可哀そうなのか…
・何が子供のためになるのか…
・子供たちが生きていくためには何が大切なのか…
生活が豊かな時代だからこそ、質の高いお手伝いを余裕をもってできるチャンスなのかもしれませんね。
『お手伝い』について考えさせられたお話でした。
このブログをご覧頂いて皆様のもとに、大きな大きな喜びとたくさんの幸せが訪れますように…
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