まほろ駅前狂騒曲/文藝春秋
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映画を見に行く前にとあわてて読みました。
バツイチ三十路、ダメじゃないはずなのにいろいろダメな男子二人の便利屋さん。

まほろ駅前で便利屋を営む多田啓介が、
元同級生の行天春彦をバス停で拾ってから丸2年。
「割と真面目に」ぐだぐだと毎日を過ごす二人のもとに、行天の元妻から依頼がくる。
行天の娘のはるをひと月半預かってほしいという。

すったもんだの挙句になんとかはるちゃんを預かりながら
それぞれの傷と向き合う多田と行天。

そんな頃、まほろ駅前では怪しげな野菜売り団体が現れており…。

はるちゃんがもう可愛くてww
初心者パパ二人がおたおたとしながらもちゃんと可愛がってて、ほっとしました。

(ほぼ)明らかになっていく行天の過去の辛さと
はるちゃんを傷つけず、ちゃんと守る事の出来たクライマックス。
親としての傷を持ちながら、それでもお互いを思うことを自分に許した多田。

心の変化とともに狂奏曲の名にふさわしいドタバタ劇。

も、ほんっと面白かったです!!
外じゃ読めません。泣いて笑って、感動しました。

ここで完結が一番すっきりした形…ですが、
まだ二人の続きを知りたいな、と思います。

でもこれ以上続くと多田さん結婚しないとなあ…。

明日は映画版の感想を書きますw




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